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エルムS~例年傾向が通用しない?~

函館ダ1700mで8年ぶりに行われるエルムS。
6週開催なのは変わりないですが時期が変則で今週が最終週。
今年の函館ダートは昨年と違う事が一点あってそれは「大型馬有利」という点。

2020年と2021年の1勝クラス以上馬体重500㌔以上で集計すると

2020年19R中[3・6・6・32]勝率6.4%
2021年16R中[6・2・3・39]勝率12.0%

と勝率はダブルスコアで昨年を上回っている状況。要因としては昨年に比べ含水率が低下し馬場が乾燥。スピードよりも持久力が活きる流れが多く上がりもやや掛かり気味という点があります。
また変則開催により2勝クラス以上のの高額条件クラスも増えていて、特に良馬場で含水率の低かった3勝クラスでは440㌔台の小柄な馬が上位人気になりましたが軒並み崩れ、馬体重500㌔以上の馬が5頭出走で1・3着。1着は単勝12番人気単勝88倍だったので大型馬が好走しやすい状況になっているのでしょう。

また、近3年のエルムSは前走マリーンS連対馬が3連勝中。
人気もマリーンS組が上位人気になりそうですが今年のマリーンSは馬場状態やや重で湿った馬場状態。更にはMTP的には低調で、

今年勝ったスワーヴアラミスがTP「70」、2着オメガレインボーは外回すロスあってTP「71」でしたが、
昨年のマリーンS勝ったタイムフライヤーの当時の成績TPが「74」で昨年よりも今年はレベルが低く、更に馬場状態も湿った稍重→乾燥した良馬場に替わることから今年はマリーンS組は通用しないのでは?という可能性があります。

勝ったスワーヴアラミス、2着オメガレインボーは下げて考えたい所。更に言えば1番人気になりそうなアメリカンシードはスピードはあるが乾燥したダートでの持久力勝負はイマイチ。

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また、湿ったダートでもTP「71」「70」程度なので不得意状況でTPをあと5pt上げるとなると厳しくなると言わざる得ません。危険な人気馬になる存在だと思います。

夏期講習の1・2勝クラスをまとめてみると函館ダ1700m

①持久力発揮した馬
②体幹3以上
③先行出来る(主に3番手以内)

が好走パターン。

クラスが違い参考程度で良いのかもですが、小回りなので体幹強くて先行力が高ければ残る可能性が高いコースレイアウト。
エルムSでも通用する可能性は高いと思います。

更に今年の傾向から馬体重500㌔以上の馬を絞り込むと、狙いはレピアーウイット。

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体幹[5]で前走4コーナー3番手以内。
前走は時計速くHペースを先行し差し馬の餌食になる格好になり参考外。2走前、4走前でダ1800mで持久力を発揮しTP「73」「74」とこのメンバーでも勝ち負け出来る水準にあります。
また、1周競馬+良・やや重に括ると[3・0・1・1]と崩れていません。3・4歳時は気性難でムラ駆けでしたが網ブリンカー着用後は成績にまとまりが出るようになりましたし、今の函館状況にピッタリな存在で中心視しました。

逆転可能なのはソリストサンダー。

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1700mは[3・0・2・1]と崩れていない体幹[5]。3走前にダ1700mでTP「75」があるようにコース相性も良さそうです。
ただ、近走は後方から差す競馬になっているので位置取りが鍵。仕掛け一つで逆転は可能でしょう。

あとはウェスタールンド。

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この馬も後方からのレースになりますが右回り良馬場ダートは[2・1・2・0]と崩れていませんし夏期講習の好走パターン①②には該当しています。
前走は重・不良の前残り特殊馬場だったので参考外。上がりが掛かれば浮上余地はありそうです。

ヴェンジェンスやケイティブレイブは長欠明けで当日のパドック次第。前走マリーンS組からは前走飛ばし過ぎて脚売り切れたタイムフライヤーが巻き返すパターンは一考ですがどちらかといえばRが長い札幌の方が長く脚使えるタイプ。
函館なので抑えかなというのが本音です。

◎レピアーウイット
▲ソリストサンダー
▲ウェスタールンド
△タイムフライヤー

危アメリカンシード
危スワーヴアラミス


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