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マーメイドS~4つの条件~

牝馬限定でハンデ重賞。この条件は年間4Rしか行われません。

・愛知杯
・福島牝馬S
・マーメイドS
・ターコイズS

の4Rです。

この4Rの特徴は当たり前の話ですが荒れやすいという点です。


2015年以降、牝馬限定古馬重賞は75R行われましたが、1番人気が15勝。勝率20.8%ー連対率44.4%に対し、牝馬限定のハンデ重賞は15R中3勝。勝率12%ー連対率28%しかありません。
逆に13Rで単勝5~8番人気が1着。半分がこれに当てはまります。マーメイドSも2015年以降の1着馬が⑧⑥③⑩⑦⑦人気でとにかく「荒れるレース」なんです。

マーメイドSの波乱要因は軽ハンデ馬の活躍です。

2015年以降53㌔以下が5勝。牝馬限定戦で上下関係があまり無いのにも関わらず、ハンデが付けられるので軽ハンデ馬の方が有利になるという構図なんです。
逆に言えばオープンで善戦していて人気の重ハンデを背負う馬は評価下げても良いという事になります。

レースの質としてはスタミナ合戦になりやすいという点です。
色気を持つ軽ハンデ馬が先行してペースが上がりやすく、スタミナがある馬の好走が目立つレース。
また、梅雨の時期で馬場も悪く上がりも掛かりやすく、昨年は勝ち時計2.01.1ー上がり3F36.5秒と上がりも掛かっていました。今年は前日の降雨で馬場状態は悪くスタミナ色が強いレースになりそう。馬体的には非力で小柄な馬の好走する可能性は十分でしょう。

また、牝馬限定のハンデ重賞はMTPが強いのも我々のアドバンテージになりそう。
昨年のターコイズSは○→◎、今年の愛知杯は○→注の決着でMTP上位での活躍が目立ちます。

纏めると
①53㌔以下の軽ハンデ馬
②スタミナ合戦になっても対応できる体型
③MTP◎→注の上位指数を持っている馬
④下位人気

の4つの条件を満たす馬に勝つ可能性がありそうです。

この条件にすべて満たすのはミスニューヨークです。

ハンデ53㌔でスタミナ持久力状況が得意な馬。特に稍重以下の芝は①①⑤⑤①と全て掲示板の安定株。馬券外の5着は前が詰まった紫苑SとGⅠの秋華賞。スタミナ状況になれば重賞でも好勝負になる裏付けはあると思います。
前走の福島牝馬Sではスローペースの上がり勝負でこの馬にとっては不利な展開。度返しで良いでしょう。

またMTPも▲で上位評価。なのに人気は程々で単勝10倍前後になってくれそうな存在でマーメイドSの条件すべて満たしています。

相手はMTP◎のソフトフルート。2走前は出来落ちで評価下げたが前走は仕上げが戻って勝利。元々は秋華賞3着でTP「70」とこのメンバーなら上位の存在なので昇級初戦でも壁は無いでしょう。明日は馬場も回復するし「道悪苦手」でも気にしなくてもOK。


穴馬で気になるのはキングスタイル。軽量50㌔に加え、MTPも△のカセドラルベルと同値であれば上位争いは可能な部類。また、非力で細身の馬体なので時計の掛かるスタミナ合戦は得意。「4つの条件」の内①②④を満たし
③も上位とは差が無いので最大の惑星だと思います。

アンドラステは2000mが初距離。前走マイルからの距離延長は近10年で2着1回、3着1回のみで成績落ちるので今回は評価下げてもいいタイミング

逆に2000m実績がある馬をヒモで選択しても良さそうでMTP印付きで2000m[3・2・1・4]のカセドラルベルや[1・3・1・1]のシャドウディーヴァは連下候補として扱っても良いでしょう。

トップハンデは15年以降3着内ゼロで今年はアブレイズが該当ですが、馬体的にはスタミナ合戦は得意で現状の状況は合いそう。上位評価は出来ませんが印は回した方が良さそうです。

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◎ミスニューヨーク
◎キングスタイル
○ソフトフルート
△カセドラルベル
△シャドウディーヴァ
△アブレイズ


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