【No.1186】上達したいならこれですね。

「何かに習熟したいなら一点集中」


これしかありません。


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僕は塾講師として働いています。今年は例年以上に、古文の授業の需要があり、さらに受験直前ということもあって、僕の勤務時間は古文の授業で埋め尽くされます。


だから「せっかくなので」古文の習熟にさらに集中することにしました。


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何かを極めるには「一点集中」が不可欠です。僕たちは日々、多くの課題に直面します。家庭、仕事、趣味…。しかし、全てに時間を割くことは不可能です。そこで大切なのが、何に焦点を当てるかという選択です。


起きている時間は限られていますから、あれもこれも分割していては大した時間量を投下できません。


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僕の場合、授業をする先生業だけが仕事じゃありません。授業以外にも、営業、マーケティング、売上管理、IT周りの総務など多岐にわたります。


ただ、いろいろなものに手を出しすぎていて、先生としての能力の向上率は、傾斜が緩やかなんですよね。ベテラン講師たちが僕の授業をみれば、まだ付け焼き刃感があります。


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この時期、あれもこれも手を出している時間はありません。勤務時間は古文の授業でいっぱい。じゃあ、せっかくなので、勤務時間中も、勤務時間外も古文一色の一点集中で、走り切ってみようと思います。


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なにかを習熟したいなら一点集中


今回のように最初は受け身で集中せざるを得ない状況でも、「せっかくやるなら能動的に」と解釈を変えて、やってみます。


一旦ある程度のレベルまで上がれば、今後もその視座で物事を見れるようになりますから、「一を聞いて十を知る」ように、効率的に学べるようにもなるでしょう。


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これから年末年始休暇の方も多いはず。数日の休暇があっても、いつも思うのですが、あっという間に終わりますよね。あれもこれも手を出している暇はありません。


皆さんも、何かに習熟したいと思ったら、まずはその一点に集中してみてください。


それが仕事であれ、趣味であれ、集中することで得られる成果は計り知れません。そして、その過程で自分自身の成長も感じることができるでしょう。


2024年の抱負を掲げるのもいいかもですが、僕は1年のスパンでの一点集中には不慣れですから、まずは1週間とか1ヶ月とか短期集中をやってみようと思います。


最後に、このアプローチは決して簡単な道ではありません。集中するためには、他の誘惑を断ち切る決断が必要です。しかし、その努力は必ずや成果となって現れます。


というわけで、「優柔不断は誤った決定よりなお悪い」という言葉を胸に、今日も1日頑張っていきましょう!

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