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2023年7月活動報告

6月の初旬、川東公民館の芳賀館長より連絡があり、

「畑の堆肥の中にカブトムシの幼虫がたくさんいる。誰か欲しい人はいないだろうか」とのこと。

さっそく、保育園と小学校へ問い合わせたところ、受け入れて飼育したいというお返事をいただきました。

蛹(さなぎ)から観察できる飼育ケースとカブトムシを飼育する養土を一緒にお渡ししました。あさひ保育園ではすでに保護者の方から提供された幼虫を飼育していたので、ケースと養土だけお持ちしました。

私はカブトムシの飼育をよく知らないのですが、どうやら成長段階での扱いを間違えると、健全な個体として成長しないようです。強く逞しいイメージのカブトムシは、実は繊細な面もあるのです。

先生方も幼虫を慎重に移します

7月の下旬になり、かわひがし保育園のカブトムシが土から出てきたと情報が入りました。仕事の合間を縫って、かわひがし保育園で子供達に可愛がられているカブトムシたちに会いに行きました。

おお、立派になられて…

あさひ保育園でも成虫が出て来ていて、カブトムシは8月前に土から出てくるんだなと、私の自由研究になりました。もちろん個体差はあります。

そして私の大失敗は、蛹の様子を写真に収めなかった事です。せっかく観察できるケースを買ったのに。想像以上に早かったカブトムシの成長です。ただ園に通っている子供たちには見て貰えた、かな?

先生からは毎日子供たちがケースを覗いてると話を伺いました。土から出て来るのを楽しみに待っていてくれたのでしょうか。

またカブトムシの話題をしているとカブトムシの情報が入ってくるものです。五泉小学校でも子どもたちが飼育に夢中であるそうです。今の時代の子どもたちも、私たちがそうであったように、昆虫に夢中であることが分かりました。

カブトムシの幼虫だって地域資源です。田舎では当たり前のものも、住む場所や世代が変わればそれは立派な学びのエンターテイメント。今回もそんな地域資源が、子供たちをワクワクさせてくれました。

今年の公民館の予算編成では、保育園や学校と地域の交流を作り出すことを目的に「地域交流事業」の予算を設けました。今回の飼育ケース等はそちらから支出させていただきました。今後も少ない予算ではありますが、地域に還元できるように使っていきます。

今回ご協力いただいた芳賀館長、小学校と保育園の先生方、本当にありがとうございました。

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