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2023年に書いた詩群。 音楽ジャンルで言えばグラインドコアか? 「入会」 「公園」 …
2022年に書いた詩群。 「子らしき音」 「出発」 「月」 「口裏」 「残響炎」…
鉢 金魚を監禁していることが 人生の楽しみのすべてのような 顔を晒して路上を歩く 通り…
塩を揉み込んだ夏の日差しが 勃起しながら遍在するのを 黙って見過ごそう 干から…
廃屋 盛大に発表されていく廃屋の数を水増しするための年月が まるで歴史的な日々のよう…
日向 灰色のカーテンの向こう側には窓などないと誰もが薄々気づいている密室で 通気口が …
気候 よしんば人々を粉々にしていたからといって 俺が善良であることに変わりはない わ行をうつむきながら復唱している釣り人から せしめとった金で買ったゴム底の郵便船を 画鋲で穴だらけにしてから水に浮かべて客を呼んだからといって 少しも傷つかないことの最たるものこそが この俺の善良さ 砂を弾いていく蜘蛛の踏みにじってきたむき出しのアスファルトを 思いながら踏みにじっていく俺の靴底の蜘蛛たちが 殺されながら感謝しているほどの良さ 「久々に、思い出してしまいましたよ 良い人々
1 汗水たらして働いたかいがあって立派な棺桶を買えたらしく 隣人が 良い気分で死んでいる …
破水 知らない乞食が垂らした洟を すくいあげまいと拒んでみろよ 少女の群れが巣に戻れず…
牛 おう 放火魔が漏らした小便 破水に似ている 液漏れした乾電池に降り注げば どこ…
小説投稿サイト『破滅派』に掌編小説を投稿しました。 https://hametuha.com/novel/86386/…
小説投稿サイト『破滅派』に掌編小説を投稿しました。 https://hametuha.com/novel/86365/…
小説投稿サイト『破滅派』に短編小説を投稿しました。 https://hametuha.com/novel/86332/…
小説投稿サイト『破滅派』に短編小説を投稿しました。 https://hametuha.com/novel/86285/ 題名:「希虹の望」あらすじ 捨てられた傘の切れ端が、元の持ち主を探しながら雨の中をさまよい、ある雨宿り場所にたどり着く。主人公「俺」は、そこで傘の切れ端をいじめる。 執筆年 2020 冒頭 雨宿りするにはもってこいの天気さ、おかげで地面の下から這い出してきたものを踏みにじる感触も味わいやすいさ……忘れられた傘の切れ端やら、長靴の紐やら、雨