狼煙

この詩を超能力戦争の退役軍人とコガワ氏、アヴリル・ラヴィーンと顔も知らない父に捧ぐ。

『狼煙』

クソッタレ
黙って死んでてくれる
なんで邪魔ばっかすんの
これは恋なの
変態性恋愛定款
規約違反

あたしが知ってたあなたと違う
なによ人目ばかり気にして
ちっとも面白くない
ほらあたしの指噛んでみて
歯が一本もないその口で

ねえ
あたしたちどこにきたの
バツイチと初市
異常気象と史上最強
勝手に飛んでく無人ロケット
サイテーな最果て

もう長くないのよ
早く決めて
二人をどうするかは
あなた次第

ナタが振り下ろされるのが見えた
嘘がバレるのを聞いた
雑な音色で心に傷なんてつかない
打開のアイディアは腐るほどあって
ほとんど腐ってる

どうやって死ぬか決めた
どうやってやるか決めた
どいつからヤるか決めた
ドレスアップして
始めようぜ
あたしたちの戦争を

イトマキエイ千広