機械から機械へ。分散化した社会におけるエージェントベースシステムについて
分散化を志向する時におさえておきたいエージェントベースのシステム
Token2049パネルセッションにおいて、webの未来、すなわち分散化する理想郷、を考える場合に必要なエージェントベースシステムについて語られました。
Webの未来ついて考えています。その中心にAIがあることを考えないわけにはいきません。そして同様に、私たちはブロックチェーンを単独で見ることはできませんでした。歴史的にみても、すべての革新的な出来事は多くの革新的な移住者から発案された、そのことから起こる政府の規制、嫌悪、プロトコル投資と呼ばれるものに影響されて起きてきています。
ブロックチェーンはデータのコモディティ化を可能にします。そして、それを消費するのはAIになるわけですが、その方向性を考え始めると、プラットフォームという点で、monolithic (がっしりとした) で中央集権的だったweb2の世界とは違ってきます。ですから、私たちの観点からは、エージェント・ベースのシステムへとつながることを常に考えてきました。そして問題は、エージェント・ベースのシステムがどのようにコントロールされているかということです。どのように個人の主権を行使し、集団レベルでも機能させるのか?価値の創造、価値の交換、価値の所有権について多くの興味深い疑問が生じ、世界が導くよりも公平なパラダイムが生まれる可能性があります。
少なくともヨーロッパでは、理論的なコミュニティから生まれた初期の考え方の多くが、機械から機械へという経済を見据えていました。つまり、ブロックチェーンは機械から機械へということなのです。
Jamie Burke
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