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Voice of Cards できそこないの巫女

(注意1)この記事はできそこないの巫女のネタバレ記事となっております。未プレイの方はご注意ください
(注意2)今作、不満要素がそこそこあったのでちょっと辛口です。ご注意ください

さてさてやってまいりました、配信じゃ長くなりそうだったからnoteで感想
を追加で書いていく記事でございます。

で、その感想なんですが…う~~~~~~ん……正直に言いますと、前作より暗い展開が多くてちょっとしんどい気持ちが強かったですね。まあ巫女が消滅してしまうという設定の都合上どうしようもないんですが、とはいえしんどい展開の繰り返しで最終的に救いがないまま終わったのでただ最後まで苦しい展開だったなと。

あと、ちょっと短いストーリーに詰め込みすぎてるというか、ちょっと典型的なソシャゲ的ストーリーって感じで、そこがちょっとモヤっとしました。
キャラをちょっと出して捨てる感じ。心の世界で死亡したキャラクターたちも再登場するんですけど、結局それってラティの思い出の中の存在でしか無くて、本人じゃないんだよなみたいな。とにかく期間参加キャラクターとの交流が少ないんですよねぇ…。
数日いっしょにいただけなのにディティール細かく覚えてるねラティ!?みたいな気持ちになるというか。

あと配信でも言ったんですけど、優しい嘘とか優しい精霊の王とか出てくるんですけど誰かを犠牲にしている時点でどう考えても優しくないし、巫女としての力を失わせるためって言うけど東の国の巫女が放棄しようとしてたあたり、わざわざ迫害して傷つけないでもちゃんと正直に言えばよかっただけじゃんってなるし、なんか優しいって言っとけばなんでも許されると思うなよ!?と主張したい。
なんかここらへんでモヤモヤしてたせいで、最後の一つだけ選ばされる展開も思い通りにさせてくれなかった精霊の王の最後の嫌がらせにすら見えてきてすっきりしないんです! 要は人の心ひとつ救うのに対して代償デカすぎって話ですよ!
ていうか結局海の災厄は一体なんなんだと! 普通に人間の力で倒せてるじゃん!? 常に守れるものでもないんだろうけどさあ!? 主人公たちが特別強いという描写も無いし、何なら西の国で普通にモブにあしらわれてたしそんなに強いわけでもないよな!?
そしてラティも最後に精霊を心に住まわせるんだったら最後の戦い意味なかったじゃん!!! そして心ズタズタにしなくても住むことできるんだったらやっぱりラックは正直に言えばよかったじゃん!!
…という感じで、とにかく都合で進んでいる感じがあって、ストーリーに結構な不満があります!
ビターズエンドなストーリー展開が嫌なのかといえば、まあ主人公は救われてるけど救われてないから正直暗い気持ちになってあんまり好きじゃないんですが、嫌いでもないのでそれはいいんです。
そこを批判したいんじゃなくて、説明不足で納得しきれないからモヤっとするんですよね!!
なんかところどころ説明もなく凄く都合よく進むので(TRPGってそういう所あるよねって言われるとそうなんですが)なんか違和感あります。

あと前作よりもプレイ時間が伸びたんですが、これはなんでかっていうとやたらマップが広いからです。そのくせそんなにイベントがない…!!!
いや前作における宝箱に相当するであろう沈没船やら幽霊船やらあるんですが手に入るのがショボい…。わらしべ長者で手に入る防具も防御力は高いけど速さが下がるからそんなに強くない…!! つーかこれ隠しイベントのキーとかじゃないんかい!!
そして経験値もやたら低いからレベリングに時間がかかるし、そのくせ敵はやたら硬い!HPが多い!火力が高い!
でもって期間参加の巫女たちはレベリングできないから弱いキャラは弱いまま…。というか黒の巫女たちが強すぎるんですよ。ゲーム的な都合とは言えキャラ差が凄まじい…。
前作が簡単すぎたというのがあるんでしょうが、なんかバランスの取り方がすごく極端なんですよね。

なんかドラゴンの島がどちらかといえば賛否両論だったのに対し、できそこないの巫女はちょっと不評を多めに見るのはやっぱりここらへんの問題があるのかなと思います。
あと、システム面での進化が少なめなのもちょっとマイナスポイント。スピード変更しないとテンポが悪いのになぜか毎回手動でオンにしなきゃいけないのいい加減修正してほしいんですよね…。
インタビューを読むとアナログ的な表現をしたかったから意図的にゆっくりにしてたと思うのですが、ゲーマーとしてはやっぱりさっさとゲームの本質的な部分に触れていたいと思う人のほうが多いと思います。

次回作が出るなら遊びますけど、もうちょっとシステム面と戦闘バランス面での調整があることを祈ります。


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