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「火山の娘」ゲームプレイレビュー

ども、久しぶりに配信外でガッツリとゲーム遊んだので遊んだ感想をnoteに残しておこうと思います。
気になった方は以下のURLから買ってみよう。

さて、このゲームはどういうゲームかというと、5年前に妻を喪った男がその娘を成人するまで育てるというゲームである。
ちょっと古いゲームオタク向けに言うと、いわゆるプリンセスメーカーっぽい感じのゲームだ。

ただプリンセスメーカーと大きく異なるのは、娘視点で操作することが結構多いという点だ。
というか、むしろ父親視点でゲームを動かすことになるシーンが少ない、とすら言っていい。基本的に娘は自主的に動いていく(プレイヤーが動かしているわけではあるが)

そういう意味でいうと、このゲーム、ジャンル的には乙女ゲームと言っても過言ではないかもしれない。
娘視点でゲームの大部分が進行し、最終的にNPCと交流して友好度が一定以上になると結婚できる。女性NPCもいて、女性NPCと結婚することもできるが、それでも男性NPCのほうが多い。
父親視点でやっていると、誰と結婚させるかはプレイヤーの操作次第になってしまうのでなんか政略結婚させてしまっているような気分になってくる。ランダムで友好度が変わるなどのイベントもかなり少ないし。
なので、筆者は恋愛部分についてのみ、乙女ゲームだと思ってゲームを進行していた。

では育成部分についてはどうか、というと、ちょっと説明不足がある部分もある。
ステータスには「力量」「頭脳」「魅力」というステータス(以下、教養)とそれとは別に「体質」「知力」「感情」「想像」というステータス(以下、素質)がある。
教養はゲーム中盤から娘が入る学校の授業を完遂することで上がり、素質は街でのアクションで上がる。
そして素質が一定値以上上がると天賦スキルというものを上げることができたり、授業の進行を早く完遂することができる。
授業と街でのアクションは被らないので、ゲームとしてはまず街でのアクションを一通り行って、その後授業を受ける、ということを繰り返すことになる。
ちなみに、授業でも素質は上がるが、授業で何が上がるのか、とかのUIがわかりづらい。

また、エンディング以外においてはこれらのステータスはあまり影響がない。ある程度ステータスを上げないと交流できない、イベントが発生しないということはない。
正直な話、特定のエンディングを見る目的以外では2周目以降に引き継ぎ機能を使ってまんべんなくステータスを上げてエンディングをまとめて見るという形になる。もともと作業ゲーだが、とはいえちょっと2周目以降の作業感が強くなったのは悲しい部分だった。

さて、ここまでマイナス点ばかり挙げてしまったが、ではつまらないゲームなのかというとまったくそんなことはなく、娘がゆっくり成長していく姿を見ていくのは楽しいし、最後に娘が幸せそうな姿を見せてくれるところは感極まる部分もある。
ただ筆者個人としての感想はもうちょっと娘の行動がプレイヤーの手から離れてくれても良かったなぁ、と思うところだったりする。


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