![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/82707564/rectangle_large_type_2_22d2c7ad9860006cf850306e54ff8446.png?width=1200)
【展開分析】西部日刊スポーツ杯
展開予想のためのデータ分析を行いました。
先行争いから中盤以降のレースの展開を読み解くための材料として、以下の各指数を算出しています。
・先行指数
・追込指数
・前傾傾向指数
・ペース指数(ペースイメージ)
■ 先行指数
今回の距離と同距離もしくは、前後200mに出走時のスタートから3Fの平均速度を基に各レースの速度偏差値を求め、その平均をとることで「先行指数」としています。
※以下全ての分析について、該当条件のデータ不足のため異なる条件で集計を行っているケースがあるのでご注意ください。
・ヴィクターバローズ:芝1800m
・アルメイダミノル :ダ1400m
![](https://assets.st-note.com/img/1657875508604-wamheiTMqy.png)
「先行指数」は先行するための能力(ある意味スタートダッシュ)を表しますが、実際にレースでの位置取りを予想するには、後述の「前傾傾向指数」と組み合わせて考える必要があります。
■ 追込指数
同じく今回の距離と同距離もしくは、前後200mに出走時のゴールまでラスト3Fの平均速度を基に各レースの速度偏差値を求め、その平均をとることで「追込指数」としています。
![](https://assets.st-note.com/img/1657875529684-lhjHAsfUGH.png)
「追込指数」を縦軸、「先行指数」と横軸とした散布図を描くと以下のようになります。簡単な見方としては、右寄りに位置するのが先行馬、左寄りに位置するのが追込馬となり、右上に位置する馬は万能で能力が高く、左下に位置する馬は「そういうこと」になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1657875556846-fmR1W2evdN.png?width=1200)
■ 前傾傾向
スタートから3Fのタイムと、ゴールまでのラスト3Fのタイムを合計し、その合計タイムに占めるスタートから3Fのタイムの割合を出すことで前傾傾向を表しています。「先行指数」が高くてもこの「前傾傾向指数」が高くない場合は、先行馬ではなく能力が高い馬ということになります。上記の展開分析データ分布図で右上のエリアに位置する馬がこれに当たります。
![](https://assets.st-note.com/img/1657875855134-Kk1y2aDfNU.png)
「先行指数」と「追込指数」ではそれぞれの能力を表しているのに対して、「前傾傾向指数」では「前半型」か「後半型」か(もしくはイープンペースか)を判断するための指標となります。したがって、どうしても前に行きたい馬は「先行指数」がそれほど高くなくても「前傾傾向指数」は高くなります。
■ ペースイメージ
![](https://assets.st-note.com/img/1657875893336-npEOhD9QUd.png?width=1200)
・小倉・ダート1700m レースペースイメージ
対象:2020.1.1以降(新馬・未勝利を除く)
![](https://assets.st-note.com/img/1657875258785-Rlm60RHvtw.png)
・小倉・ダート1700m 勝ち馬ペースイメージ
対象:2020.1.1以降(新馬・未勝利を除く)
![](https://assets.st-note.com/img/1657875287785-RMrqOFwxnh.png)
・ペースイメージ該当馬
上記の勝ち馬ペースイメージに該当するのは以下の通り。
Type6
・ミステリオーソ
・セイクリッドゲイズ
・ヴァーチャリティ
Type1
・モダスオペランディ
・ハンディーズピーク
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事が気に入っていただけたり、何かお役に立てたら、スキ、コメント、フォローをお願いします。
何かお役に立てる情報があれば、サポートいただけると嬉しいです。 いただいたサポートは、今後の分析と研究に使わせていただきます。