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エモ文字フィルターは規約違反。SparkARの審査が通らない君に

皆さんこんにちは、私DINAMICA COOの辰巳です。

【1.4.a. テキストはエフェクトのシーンに統合する必要があります。】
こんな表示が出てしまった君の悩みを解決しようと思う。

ご挨拶※本題をみたい方は、飛ばしてしてください。

SparkARを始めて早1年余り、もともとUnityを使用していたこともあり、キャッチアップはかなり早かったですが、やはり思うように開発できない日々が続き、容易な道のりではありませんでした。

現在、SparkARを専門で教える講座MediARを開校しており、10名ほどの生徒さんを試験的にに教育しております。

私自身企業からの案件をこなしクリエイターとして飛躍途中ですが、SparkARをより身近なものにし、ARが当たり前の世界を作りたいと考えております。
半年前まで、日本のクリエイターがほとんど存在しませんでしたが、フィルター検索画面を見ると以前にも増して日本人クリエイターが増えていることを感じます。ベータ版から、一般公開されて毎日同行を探っておりましたが、近年そのスピードは加速するばかり、私もうかうかしていられないなというのが正直なところです(笑)

日本人クリエイターが、増えていることは非常にうれしいことですが、近日UPされるフィルターは、エモ文字が多く、なんだか日本は独特な流行り方をしているなと感じています。
エモ文字は爆発的に流行しており、数千万回のビューがつくこともあるみたいです。しかし、このエモ文字、申請が通らないこともしばしば、アップロードしようとした方は幾度となくこの壁にぶち当たっているのではないでしょうか?

原因はずばり、このエフェクトはSpark ARの規約に反しているからです。

エモ文字フィルターは規約違反?


「ふぇええ?」「じゃあ、申請通っているフィルターはなんなんだ?」私もなんやねんと思いました。

実際私も通るエフェクト、通らないエフェクトそのときどきで、友人のクリエイターと実験を重ねる日々を経て、そして導きだした答えは・・・

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運である。

ただ語弊があってはいけないのでちゃんと説明すると、これは【ポリシーに反しているにも関わらず】申請が通るエフェクト、と通らないエフェクトがあるのはなぜか?という実験である。

そもそも、ポリシーってどんなんもんじゃいって方は、こちら

<SparkARの審査基準fromバチャナビ>

そのなかでも多くの方が躓くのが、こちらの規約
【1.4.a. テキストはエフェクトのシーンに統合する必要があります。】

正直これだけ見てもよくわからない。XRメディアバチャナビではSparkARの規約を日本語でわかりやすく解説している。詳しいことを知りたい方はこちらをを参考にしてください。

最も、皆が引っかかる審査基準がこちら。

【1.4.a. テキストはエフェクトのシーンに統合する必要があります。】

と表示されて、「なるほどね、意味わからないことがわかったよ。」そんな方は、日本に大勢いるだろう。
わかりやすく言うと、「文字を画面に固定するのはNG、顔に追尾させたり動きのあるものにしないとだめだよね。」
つまり画面に固定している、ほとんどのエモ文字フィルターは規約違反なのだ。

ただこれだけのこと。原文翻訳は下記の通り。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
以下のカテゴリの少なくとも1つに分類する必要がある
1.4.aiテキストは、フェイストラッキング機能によって顔の動きに反応するようになっている。
→テキスト(文字の画像/背景切り抜き)をエフェクトで使用する際は、固定せずに顔を追尾するようになっているか?固定で文字を配置するのはのはだめですよ。

1.4.a.ii. テキストは、ワールドトラッキングを使用する場合は3Dオブジェクトに統合されている必要がある。

1.4.a.iii。テキストはタイムスタンプです。つまり、カムコーダーやフィルムカメラをシミュレートするエフェクトとなる。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

私の場合はこちら、画面キャプチャで撮影したフィルターですが、右は審査落ちで、左は審査通過

何が違うかわかるだろうか?

※厳密には、規定で、画面キャプチャ、編集したものはダメとあります。
極端な話、AIの審査を通ればばれないわけだ。そこは今回の割愛

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左が申請通ったデモ動画のスクショ、右は申請通らなかったデモ動画のスクショ。

右のフィルターが審査落ちした理由は、これだ。

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インスタのフィルターを使用したストーリーの編集画面に出てくるこの「Aa」これが諸悪の根源だったのだ。実際にエフェクトに含まれていない文字であるが、でも動画を見てSparkARのAIがテキストを張り付けていると判断したものと考えられる。
※こちらのマークや、テキストはエフェクト自体には含まれていない記号群。

右の動画で審査通らなかったので、トリミングして、左のデモ動画を上げたら審査クリア。

お分かりいただけたであろうか?

審査においてデモ動画の見え方が非常に大事ということ。

SparkARの審査は、当然ですが、AIで自動審査です。そのため、通常ポリシーに反していないフィルターを審査で落とすこともありますし、反しているものを通してしまうこともあります。

私のポリシーに反しまくっているにも関わらず通ってしまったフィルターを紹介しよう。

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お分かりいただけたであろうか?端から端まで規約違反。恐ろしい時限爆弾を抱えているわけだ。
facebookの公式クリエイターたちのコミュニティで、右のハリーポッター風フィルターを投稿し、なぜ、審査に通ってしまったのか?勇気を振り絞って聞いてみた。

その答えがこちら、

「君、英語の綴りを間違えているよ。ここも、ここもww」

ちがう、そうじゃない、そこじゃない、確かに間違えている、しかし、大事なのはそこではないのだ。

そして親切な外国人が答えてくれた、

「君は運のいい人だ、たまたまさ、ここに投稿したことで、今に運営にBANされるだろう。」

私は、いま、世界の洗礼を受けている。きみたちも、手遅れになる前に規約を守るころをお勧めする。

エモ文字フィルターをためしてダメだったそこの君、それはfacebookからの挑戦状だ。確かにいま、絵文字フィルターははやっている。
作りたい気持ちはよくわかる。私も作ってみた。だがしかし、考え直してほしい、基準に違反していて、いつBANされるかもわからない時限爆弾をきみは抱えているということなのだ。単純に張り付けるだけでは技術の向上はない。※デザインセンスは磨かれれるかもしれません。

3Dモデルを使用して開発する技術がない状態では、2Dに頼らなければいけないのはしかたないことであるだがしかし、踏ん張ってともに世界と戦おうじゃないか。

2割の有用な情報と8割のユーモアでお送りした今回の記事だが楽しんでいただけたであろうか?

今後もnote更新していくので、ぜひぜひ、よろしくお願いします。

今後開発するにあたって、疑問点質問事項出てくるかと思います。SparkARに関する質問も含め皆さんにお伝えもできればなと考えております。

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皆さんのフィルターをぜひ、#mediar @mediarでメンションをしてください。そしたら、私が、質問に答えよう。


弊社DINAMICAのホームページはこちら、SparkARの勉強がしたい、自社のPRでARを使ってみたい。そんな方は、気軽の門をたたいていただきたい。
あと、話だけ聞きたいそんな感じで気軽に声をかけてほしい。


こちら現在144名の仲間がいるコミュニティイベント情報しかりXRの情報を流したり質問を投げ合っている。気軽に参加してほしい。


@yusuke.wild

こちら私のインスタグラムなのでぜひフォローしてほしい。
SparkARを学びたい方はこちらから問い合わせをくれれば、私がご案内をしようと思う。


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