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VSSの初日の出フライトの思い出を語る

私が普段遊んでいるVRSNSであるVRChatでは、VSSさんことVirtual Sky Serviceという団体で活動されている方たちがいて、そこでは現実のような空港体験をすることができます。私も以前に、そちらでの空港体験をnoteに書いたことがありますが、今回は新年特別企画である『初日の出フライト』に参戦した時の思い出を語ろうと思います。

前回の『カピバラ航空祭・特別空港体験』に続き、有難いことに声をかけてもらった赤トラ黒トラの私たちは、プレイベントから参加していました。実は2023年版の『初日の出フライト』イベントは存在は知っていたのですが、当時参加することがなかったので今回の話をもらえて凄く嬉しかった私は、ワクワクした気持ちで参戦。人が多くて早々にビビりますが、スタッフの方たちが優しく歓迎してくれるので少しずつ人馴れしていきました。そして搭乗。

相変わらず座り心地の良い機内

VRChatで飛行機に乗ったことがある人は分かると思いますが、飛行中の機内ではsitボタンに触れて座席から離れてしまうと、身体が飛行機から放り出されてしまい落下してしまうので厳禁行為となっています。が、今回のイベントに使用される機体には、飛行中でも席を立つことができて自由に機内を歩くことができるという素敵システムが実装されているというのが一番のポイントでした。

そちらの動作確認を含めたプレイベントだったので、ワールド自体の完成度は5割程度だったみたいです。真っ暗な滑走路や空でしたが、それでも機内の雰囲気やスタッフさんたちのクオリティはいつも通り素晴らしいので快適な空の旅を味わえました。

そしてお楽しみの離席タイム。スタッフのかたが席から離れて大丈夫ですよとの声をかけてくださったので、座席の前にある離席ボタンをポチッと。機内の中を歩くことができました。窓の外を見ると上空を飛行している様子が見えるのに、機内を好きに出歩けるとワクワクが倍増します。

写り失敗してるけど、飛行中の機内で立って写真が撮れる

しかもこのシステムの凄いところは、髪の毛や服装が乱れることがないので落ち着いた機内空間を味わうことができます。機内ではワールド内を高速で移動していることなんてまるで感じません。プレイベントでは順番に操縦室にお邪魔してパイロットの方が操縦している姿を間近で見学することも出来たのですが、これも自由に機内を移動できるからこその体験だなぁと感動しました。

操縦中を間近で見学
プレイベントでも手を抜かないスタッフさんたち

着陸後、集合写真を撮って本番に向けての挨拶をもらってプレイベントは終了。あと5倍は良くなりますとワールド製作者さまが話しているのが印象的でした。この時点では日の出を見ることができなかったですが、離席できる機内の中で見る初日の出は絶対に凄いと感じさせる内容で絶対に本番も見に行きたいなと決意しました。

プレイベント集合写真


エントランスのポスター

そして年は明け、イベント開催初日に私たちは参戦しました。有難いことに先行入場という形を取らせてもらい、スタッフさんたちと一緒にjoinしてくるお客様を出迎えました。ワールドに入れるのは65人。解放後5秒くらいでいっぱいになったそうです。

事前に描画表示を減らすなどの負荷軽減処置をしていたにも関わらず、赤トラのびすこさんはワールドから離脱。戻ってこれなかったので私一人での参戦となりました。

今回のイベント、搭乗する前のエントランスでの受付も凝っており、搭乗口に金属探知機ならぬコライダー探知機のゲートが設置されているのです。私は詳しくないのでふんわりとした理解なのですが、どうやら使用アバターにコライダーというものが組み込まれていると飛行機などの乗り物に悪さをするらしく、それを事前にチェックできる仕組みとして設置した様子。

リアルな空港体験という団体の色に合わせながら、イベントを円滑に進められるように作られているのが素敵だなぁと思いました。参加している人たちも面白そうに通過していましたし、実際引っかかってスタッフさんにアバター変更を求められてる人も見かけたのでトラブルを未然に防ぐという成果も出ているようでした。

引っかかると赤く光って通過できない

そんなこんなで搭乗。65人が参加しても座席に余裕があるくらいに旅客機は広いですし、座席はゆったりしてるので一人でもゆっくりできて安心。むしろ他の参加者さんの声が聞こえるのが現実感を増してワクワクしてきました。

座席のモニターがお洒落
モニターは外の様子や操縦席を映してくれる

ライトが素敵に光る滑走路から離陸後、機体はプレイベントよりも上空を飛んでいきます。真っ暗だった空はやがて雲海を突き破り、ついに日の出を見ることができました。

御来光

雲海を越えた頃から機内も明るくなるので、より感動的でした。そして離席許可がスタッフさんから出されて、参加者は続々と席を立ちます。周囲から聞こえる歓声やシャッター音を聞きながら私もこの感動を形に残すべく色々と写真を撮ってみました。

ドローン機能も使えるので外からも撮れる
ライティングが素敵


ここぞという写真が撮れると嬉しい

日の出が見える雲海の上を周回してくれたので、機内の色んなところで日の出を見ることができ、参加していた人たちも満足が行くイベントだったと思います。

着席の案内の後、雲海を潜って再び真っ暗な空の中で空港に戻っていきますが、素敵な景色を共有した機内の空間の座席にいると、未だに瞳の中に日の出の明るい景色が残り続けているようでした。

輝く空港と滑走路
停車位置へ誘導している
これも手作業

空港の滑走路が美しく点灯する中で着陸した後も、スタッフの手作業を皆で感心しながら眺めて降りると、最後に集合写真を撮って解散となりました。

1月3日集合写真


無念の早期リタイヤだったびすこさんがリベンジをしたいとのことで、なぜか私も再度参戦することになった7日。またまたスタッフさんのご厚意によって先行入場させてもらいました。私も便乗してしまったことに平謝りをしつつ、一般のjoinが開始。必要以上にビビるびすこさんを見守りつつ、搭乗が開始されました。

機体のデザインもかっこいい
無事に乗れたぞぃ

びすこさんに先輩風を吹かせつつ、私的おすすめの席をゲット。左側の翼の近くの座席が雲海を抜けてすぐに日の出が良い感じに見える位置でした。

そして滑走路を飛び立つ
雲海を抜けた先には
御来光!

前回は一人での参戦となりましたが、誰かと一緒にイベントへ参加するのはやはりテンションがあがります。この空間を共にすげぇと言いながら見て回れるのは凄く楽しかったです。

途中、環境トラブルがありワールドを移動したりもしましたが、スタッフさんの冷静な対応のおかげで参加者さん側も特に揉めることなくイベントが進行されていきました。秩序を保ちつつ、自由に動ける機内でそれぞれが楽しく鑑賞している空間はとても居心地が良くて素敵でした。

何度見ても美しい
何度見てもかっこいい

素敵な空の旅もプロフェッショナルなスタッフさんの出迎えによって終わり、最後に集合写真を撮って解散となりました。

座席モニターの最後まで良き
1月7日21時〜の集合写真


『初日の出フライト』というイベントに複数回参加して思ったことは、同じ内容でも毎回異なる感動が存在するということでした。そしてスタッフ方たちがイベントの中でより良くしようと努力なされているのが伝わってきたのも印象的でした。そうした向上心やおもてなしの心があるからこそ、VSSさんのイベントには沢山の人が参加を希望し楽しんでいくのだなと改めて思います。これが無料だなんて本当に感謝しかないです。

以上、駆け足の日記となりましたが、この度は素敵な体験をさせていただき本当にありがとうございました!&ここまで読んでくれてあざました。


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