カラン Stage7 Lesson106
製本版のカランテキストで言えばなんとまるまる5ページも続くレッスンになっています。修行は続く!
(A)頻度を示す副詞、(B)副詞also とeven、(C)隣人と近所に関する語彙、(D)形容詞plain のもつ幾つかの意味、(E)動詞および名詞ring とその関連用語、以上を主に学びます。
●1)頻度を示す副詞
この部分の最初の返答文はまたしても鬼ですね…。
Some examples of adverbs of frequency are "never", "rarely", "occasionally", "sometimes", "often", "usually", and "always".
「never」を起点に、だんだんと頻度が上がって行って、最後に「always」が来て終わり、という構造です。頻度がだんだん上がっていくイメージで記憶力を整理しておきましょうか。
とはいえ、私はこの文、かなりの頻度で間違えていた記憶があります。最後の3つくらいが厳しい…。
でも、通過できますので気楽に取り組んでください。もとより、この文を憶えることが英会話力の向上に意味があるわけではありませんので。
それよりも、「助動詞がある場合は最初の助動詞の直後、助動詞が無い場合には動詞の直前」という語順がスムーズに出るよう、練習してください。
この項目では、上記の「頻度を表す副詞の位置」を鍵として、(やや唐突ながら)「also(~もまた)」と「even(~でさえ)」についても学習します。ここはレベル的にも問題ないはずです。
●2)”the verb and the noun”の文
p.567ですが、文法的には微妙な文が出てきます。
What is the verb and the noun for the adjective "hot"?
--- The verb and the noun for the adjective "hot" is "heat".
ここでbe 動詞がis なのは、内容的には「動詞であるとともに名詞である語(一語)」の意味なので、形式上は複数にしそうですが、我慢して「is」を選択しないといけないのですね。実際、答えは「heat」一語ですし。
この問いかけを、納得行くように書き直せば:
What is the word which functions as both the verb and the noun for...
といった感じになるのではないかと。いずれにしてもちょっとトリッキーな返答文ですので、ご注意を。
●3)plain のもつ様々な意味。
カランテキストでは、上から順に「平地、質素な、平服・平服の(形容詞)、率直な」…と、大体4つほどの意味群が出てきていますが、辞書によるとネガティブな意味合いを醸し出すこともあるようです。
●3 限定用法の形容詞 (比較なし) まったくの,徹底した.
plain folly まったくの愚行.
●5〈女・器量など〉美しくない,不器量な.
a plain girl 器量のよくない娘.
チェックしておきましょう。
●4)その他小ネタ集。
●p.568「lack in~」~が不足している、という受験英語で頻出する奴ですね。これがWhat の文に使われているので、in が途中でぶらんと浮いた格好になっています。ご注意。
●p.568「neighbour」以前もやりましたが、英国表記では「u」が付きます。ChromeもMicrosoftも米国産なので、英国表記でu を入れるといっつも「間違ってない?」の赤波線が出てきて、俺ちゃんはかなりストレス感じてます!
●p.569「wicked [wikid]」発音に注意してください。
●p.571「ringfinger」が返答文に使われます(テキストには載ってませんが)。当然、薬指のことになります。別の言い方では「third finger」なんですよね。親指thumb は別ジャンルなので。あーややこし!
では、お疲れ様でした。楽しいカラン練習を!
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ロンドン発の英会話教授法「Callan Method」を中心に、”英語で英語を教わる”ダイレクトメソッドの攻略法を綴ります。 関係各社の著…
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