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カラン Stage3 Lesson27

急に涼しくなったというか、朝晩はむしろ寒いですね。カランは、最後までやりきると(よっぽど詰め込まない限りは)2年とかは平気でかかる気がします。私はいまStage10のほぼ半分あたりにいて、これまで約500レッスン(途中中断あり)。だから、毎日1レッスンやったとしても2年。春夏秋冬が2回まわると考えると、個人の人生のなかでも大型プロジェクトと言えますなぁ…。

カランの良い点、に書くのを忘れてましたが、カランをかなり進んだ人は履歴書に書けばいいと思います(個人的には、Stage8を超えたら…)。英語やっている人、人事担当者などは「ふむ。この人は少なくとも英語が大好きで、忍耐力はあるのだな」と分かってくれるはずです(笑)。ありきたりの検定試験の結果より、いい効果があると信じたいです。

さて本レッスンでは、(A)国家に関する語彙、とくにa country とthe country の違い(その1)、(B)規則変化をする1音節形容詞の比較級・最上級(-er / -est)をいくつか学び、(C)日付の言い方を憶えます。その他に語彙も出てきますが、ざっくりと言えば以上です。

残念ながら(?)このレッスンは小ネタ集積という感じです。

●小ネタ集

any のあとの可算名詞は複数形:not~ any pieces of  bread~ (p.137)の箇所ですね。平叙文はsome だから続くのがpieces になるのは分かりやすいとはいえ、疑問文や否定文でちゃんと複数形にするには、ちょっと慣れが必要ですね。

a country とthe country の違いなのですが、もちろん、話題に出ていて「その国は…」という時のthe country は当然、ここの話と違います。田舎という意味ではthe countryside の方が明確で、分かりやすいですね。(もともとこの語が省略されてcountry に「田舎」の意味が出てきたのかなと思ったのですが、それを裏付ける文献を発見できませんでしたのでスルーしておきます。)

●「an unpleasant city」の発音:太字にした箇所は「(弱形) ən / `ʌnpléznt(米国英語)/」と表記されています。

じゃあ何が違うの、と思ってしまいますが、以前も挙げた『英語の発音が正しくなる本』によると、[ə]は「唇や舌に力を入れないで、弱く短く『ァ』と言う音」(p.26)とあり、アクセントのない部分のあいまい母音であると書いています。他方、[ʌ]は「つまったような感じで、はき出すように「ア」と短く言う音」(p.23)で、口の奥の方で発音、何かを思い出した時の「アッ」に似た音としています。

最初はあいまい、次はもう少し明瞭だが詰まって短い音にする、というのを心がけ、それがリンキングで繋がりますので「(ゥ)nナnプレザンt」といった感じでしょうかね、あえて書けば。

●川にはthe が付き、山には付かない…。なのに山脈には付くという、困った事態。調べた中では以下が簡潔だったので、リンクしておきます。

あとはそれほど、困るところはないと思います。テキストではやや長いレッスンですが、この後のStageを考えたらまだまだ短いですよ(笑)。頑張ってください! お疲れさまでした!

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著者は「英会話教授法のプロ」ではありません。しかし日本の大学院+カナダUBC院修了に加え、ビジネスでの英語活用経験も豊富です。旅行雑誌編集者や再生可能エネルギー調査(ケニア他)。TOEIC(L/R)一発受験で960点(2015)。 2017年から約3年間、某オンライン英会話サービスにて営業+技術部門マネージャとして勤務し、学校でのカラン導入多数。学校での英会話教育にも問題意識を持って執筆していきます。 2021年4月、約700レッスンの後にStage12修了!

ロンドン発の英会話教授法「Callan Method」を中心に、”英語で英語を教わる”ダイレクトメソッドの攻略法を綴ります。 関係各社の著…

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