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カラン Stage7 Lesson103

少なくとも日中は蒸し暑いのに、コロナの第二波が来そうな勢いで怖いです。温度と湿度に弱いんじゃなかったのか!?

不安を抱えつつも前向きに行きましょう。この課では:

(A)いわゆる「虚辞のit」Preparatory "it"、(B)動詞determine およびその派生語、等を主に学びます。

●1)「虚辞のit」Preparatory "it"

虚辞って難しい言葉ですが、「本質的に意味があるという訳ではない、仮置きの語」みたいな感じですね。ちなみに、フランス語には虚辞のne(ヌ)という面倒くさいものがありましたな。

英語ではpreparatory "it" と呼ぶらしい。「準備するようなit」で、つまり前置されるダミー主語と言えば、そちらの方が分かりやすいかもです。

構文としては中学英語で学んだはずの:

It is 形容詞 + (for 人) + to不定詞~

の形式なので問題ないはずです。返答文例も含めて難しいものはありません。

●2)determine および派生語

分解すると「de+termine」であることから想像がつくように、「ターミナル」と同じ語根で、

(ラテン語)
equivalent to dē- de- + termināre to bound, limit; see terminate

よって、「境界を区切る、決定を行う」といった意味をもっています。後者から「判決する」意も出てきます。

be determined to do」は受験英語の頻出熟語で、「決意している、専心している」、という意味であるのはご存知の通り。

で、ここの質問&返答文がまたやたらと長い!! Yesの例だけ分かりやすく書き下しておくと、

Yes, when I start to do something like learning a language,
 I am usually determined to continue to the end
  even though what I have started is extremely difficult.

このようにstart/have started の間に「be determined to continue」がある、といったように2,3の標識を立てて記憶しておくしかないですね。

(つくづくマゾなメソッドだぜ、カランさんよぉ~。)

●3)ニンジャ語「quantity」

p.554の「barrel」の項目で:

...keeping large quantities of wine or beer in?

とあり、アレッと思いました。不可算名詞じゃないの、と。調べてみると:

「量」と一般的に言う場合には、確かに不可算名詞扱い。しかし「ある量の」だとa quantity、「大量の」だと(例えば)large quantities と複数形になる。

「ニンジャのように姿を変えられる単語quantity ...恐ろしい子…」として記憶しておきましょう。


この課は以上です。ディスカッションを誘うような問答文が続きますが、たまに気分を変えて、お得意の返答とは違う方(本心とは異なっていても)を選択して、引き出しを多くしておきましょう。

お疲れ様でした!

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著者は「英会話教授法のプロ」ではありません。しかし日本の大学院+カナダUBC院修了に加え、ビジネスでの英語活用経験も豊富です。旅行雑誌編集者や再生可能エネルギー調査(ケニア他)。TOEIC(L/R)一発受験で960点(2015)。 2017年から約3年間、某オンライン英会話サービスにて営業+技術部門マネージャとして勤務し、学校でのカラン導入多数。学校での英会話教育にも問題意識を持って執筆していきます。 2021年4月、約700レッスンの後にStage12修了!

ロンドン発の英会話教授法「Callan Method」を中心に、”英語で英語を教わる”ダイレクトメソッドの攻略法を綴ります。 関係各社の著…

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