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「Liberal Arts 101」 June Week 1

Week 1前半のクラスでは、次のようなトピックを扱いました。

①ICU 2012年 4月帰国生対象 小論文 


 テーマは「疑似科学・験担ぎ・迷信」です。

設問1:
「科学的な因果関係がないように見える験担ぎや迷信の具体例をあげ、その意義について賛否を論じる」

設問2:
「人はなぜ荒唐無稽な疑似科学を<信じてしまうのか?>。その「信仰」をどう評価するかを論じる」

クラスでは、作成した解答を発表してもらい、ディスカッションを行いました。

取り上げられた事例は、例えば、

▶︎「流れ星は吉兆」、願い事が叶う
▶︎「サンタクロース」
▶︎ GABAチョコレート
▶︎「水の伝言」

★参考サイト:
 UCバークレー「Understanding Science」

「科学とは何か」を総合的に理解させることを目的にした、非常によくできたサイトです。

クラスでは、ディスカッションの延長線上で、応用問題として、次の「都市伝説」も、クリティカル・シンキングの対象にしてみました。

「井の頭恩賜公園でボートに乗ったカップルは別れる」

そこには果たしてどのような「因果関係」を読み取ることができるでしょうか?

② 「偶然性」(contingency)

小論文のテーマを受けて、クラスでは「偶然性」をどう考えるか、という問題を簡単に取り上げました。

扱ったトピックは、次のようなものです。

◉スカラベ(黄金虫)

◉アンリ・ファーブル『昆虫記』と大杉栄

◉ユングの「シンクロニシティ」(synchronicity)の概念

◉「クロノス」と「カイロス」という二つの時間概念

◉「運命の赤い糸」(The Red Thread of Fate)とは?

◉ "Love of my life”とは?

◉ QUEENの「Love of My Life」、フレディ・マーキュリーの「性自認」

フンコロガシ


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