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「Liberal Arts 101」April Week 2-3

◉ミニ小論文 :テーマ「変身願望」

Week1にクラス内で自己紹介を行いました。ありきたりな自己紹介では「つまらない」。そこで、自己紹介する項目そのものを受講生に決めてもらいました。

その一つとして提案されたのが、「変身するとしたなら、何になりたい?」

クラスでは、その後、「変身願望」というテーマで短文を作成。そもそも何に変身したいのか、そして、その理由について、発表してもらい、軽めのディスカッションを行いました。

受講生から出た「答え」は、例えば、「猿」(屋久島限定)、「鳥」(具体的には「白頭鷲」)、「ロブスター」、「シャチ」など。

◉講師コメント:

答えは、はからずして、なぜか人間以外の「動物」ということで一致。理由は複数ありましたが、「人間以外の感覚を味わってみたい」という点でも緩やかに一致。

さて、この現象をどう解釈するか?それもまた「クリティカル・シンキング」に最適な課題です。

しかし、そもそも、「動物に変身してみたい」という願望そのものは、人間=ホモサピエンス特有のものではないでしょうか・・・?


◉さらに学びを深めるために:

「変身」(metamorphosis)ときたら、人文系の「必読文献」は、チェコの作家フランツ・カフカの名著『変身』です。

こちらは、「変身したい」ではなく、なぜか不条理にも「変身してしまった」話。国語の教科書で一部が採用されているようですが、さらに詳しく知りたい人は、例えば次のサイトを参照しましょう。

100分で名著

2019年に映像化された『変身』の予告編です。


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