「Liberal Arts 101」May Week 1
◉小論文 発表&ディスカッション
April Week 2に出題した小論文の課題は、「ウィングフィールド=ヘイズ氏への手紙」でした。
今週前半は、受講生がそれぞれ作成した小論文を発表してもらい、フリーディスカッションを行いました。
受講生の主な主張をまとめてみると・・・:
▶︎「自民一強の老人支配は、その基盤が崩壊しつつあり、近い将来、政権交代によって、若者を中心とするよりリベラルな社会が実現する可能性がある」
▶︎「日本は、ソフトパワーとハードパワーの両方を程良く備えた、「スマートパワー」である」
▶︎「日本は「よそもの」(外国人、移民)に対してより寛容な社会に変わっていくだろう」
◉クラスで取り上げた人物/事項
・無政府主義(アナーキズム)
・大杉栄・伊藤野枝
・ジョン・レノン「Imagine」
・「全米録音資料登録簿」(National Recording Registry)
・坂本九/日航機123便墜落事故/森永卓郎
・ジョセフ・ナイ/「スマートパワー」
・台湾有事と日本の安全保障政策の大転換
・日本は「xenophobia」(外国人嫌い)の国とのバイデン発言
・日本の「移民政策」の現状
◉クラスで使用した資料(一部)
・根橋 玲子(明治大学 情報コミュニケーション学部 教授)
・CNN「Biden calls US ally Japan ‘xenophobic’ along with India, Russia and China」
◉講師コメント
小論文には、「解答」(≒ 正解)はなく、「回答」があるのみです。
それゆえに、小論文はどこまでも「自由」です。しかし、自分の頭で考え、自分の言葉で、自分の主張を明晰に表現しなければならない。それゆえ、「自由の重荷」を担わなければなりません。
LA101では、まずは自分の「主張」を日本語の「書き言葉」で表現する練習から始めます。徐々に、「自由の重荷」の負荷を強めていくことになるでしょう。
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