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「Liberal Arts 101」May Week 1

◉評論文: 上野千鶴子『発情装置』(1998)から

フェミニストの観点からの「身体論」。「身体とは『他者』である」という視角から、男と女の「身体」とは何か、そのセクシュアリティの違いは何かが、論じられています。この箇所は、かなり昔ですが、「公認会計士試験」で出題されたことがあります。週後半のクラスでは、少し難解なこの文章を読み、設問を解きました。

「女性は身体へと疎外され、男性は身体から疎外されている。」


◉「ジェンダー論」

週後半には、引き続き「ジェンダー論」の一環として、関連のある事柄をいくつか取り上げました。

①「Boss B」

信州大学で教鞭をとる「異色の」宇宙物理学者「Boss B」。そのネーミングの由来、そこに込められた女性の「empowerment」へ向けたメッセージ。その背景としての、「第三波フェミニズム」、「ガール・パワー」まで。

②「ルッキズム」(外見至上主義)

ルッキズムの由来、「Fat Acceptance」運動。ルッキズムと、「エイジズム」、「セクシズム」との関連。クラスでは、宮崎県日向市の観光PR動画と、有名な「炎上CM」も参照し、ディスカッションを行いました。

▶︎日向市PR動画「Net surfer becomes Real surfer」

▶︎ 「ルミネ」

▶︎ 「資生堂 Integrate」


◉参考資料:

瀬地山角『炎上CMでよみとくジェンダー論』(光文社新書)


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