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3回忌

3回忌が終わりました

家族が集まり、お墓参りに行きました

息子のゆうとは、野球の試合のため、後日のお参りです。

二年前のこと...
2月くらいから、コロナの騒ぎが起き始めていたので、
弟の施設も、面会禁止になりました。

毎日毎日家族が、付き添うことで、多少気分を紛らわせることができていたのが、ある日急に誰にも会うことができなくなったのです。

それを考えたときとても胸が痛みます。

『いつになったら、コロナは終わる?』そんなLINEがよく弟から来ました。

日本中先がわからない時期で、

『もうすぐだよ!少しの間がんばれ!』
私にはそう言うことしかできませんでした。

面会できないのなら・・・
と母も私も、施設の窓の下から、介護士の方に少し窓を開けてもらい
『さとし!!!さとし!!元気出してよ』と大声で叫びました。

スケッチブックに

『さとし!頑張れ』
マジックで書き、叫びながら窓に向かって、紙を見せました。

窓に向かってベッドがあったのでおそらく見えていたと思いますが、もちろん声は届いていたでしょう。

2日前に、施設から連絡が入り、私とゆうとは防護服を着用して、弟に面会しました。

弟は、いつものように『おー!ゆうと、元気か?』
弟は嬉しそうでした。

もしかしたら最後かもしれないとは思えなくてごく普通の会話をして帰りました。

二日後弟は静かに逝ってしまいました。

よく、その施設の前を通りますが、私もいまだに目を向けることができません。たぶん両親もそうです。

人の魂は、死ぬわけではなく、続いていると信じていますが、弟にかかわった家族友人みんな
心から『生きていてほしかった』そう思っていると思います。


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