圧倒的一位

中学生のころ、くるぶしが見える靴下をはいて学校に行くのが禁止だったんですよ。でも、まぁダメな理由もわからないしくるぶしソックスって足が長く見えるじゃないですか。ぼくはそう思ってるんですけど、それでなにも考えずにはいて生活してました。でもそんなに怒られることもなくだめなことも忘れかけてた頃、ちょうど運動会の練習中だったかな、いきなりくるぶしソックスをはいてる生徒、自分を含め10人くらいが先生に呼び出されて、生徒指導の強面教師に怒鳴られたんですよ。「おまえら、なんでそんな靴下はいとるんや。3年生ならダメなことくらいわかっとるやろ。」って。続けて「明日から登校したら。おれのところに靴下見せに来い。」って言われました。その次の日から少し早く登校して先生に靴下を見せにいく生活が始まったわけです。でもぼくはおかしいと思ってました。なぜダメなのかが何回考えてもわからない。わからないにもほどがある。ほんとにわからなくないですか?どんな難しい数学の証明より、くるぶしソックスがダメな理由が当時のぼくはわかりませんでした。もしもくるぶしソックスがダメな理由がわからないランキングがあったらどうかんがえても一位です。二位と圧倒的な差をつけて一位です。二位の人がどれだけ幼少期から特訓をして中学の全中で優勝を決め高校は強豪と呼ばれるところに推薦で入学し、すばらしい環境下で練習をしたとしても僕が一位です。少し脱線しましたが、そういうことです。当時の担任の先生は割と寛容でなんでも話すことができるタイプだったので、なぜくるぶしソックスがダメなのかを聞きました。すると返ってきた答えは

先生「くるぶしをまもるためじゃない?」

ぼく「なんやねんそれええぇぇ」

多分世界で19番目くらいに大きな声で言いました。
くるぶしまもるってなんやねん。あんな硬いところ体中探してもそんなないやろ。って心の中で叫びました。もし心の中で叫んだランキングがあったらどうかんがえても一位です。二位とあっとうてk、、、、、。

っていうように世の中には理不尽なことがいっぱいあるよねって話です。時間が経てば忘れることもたくさんあるけどこういう無茶苦茶なことって結構覚えてたりするんです。これからも理不尽なことはたくさんあるだろうし、たくさんいろんなランキングで1位になることもあるでしょうが、耐えるしかないんですかね。でもたまには二位の人と手を繋いでゴールするのもいいかもしれませんね。

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