おじいちゃん、

2022/12/21

春が終わって夏になって夏が終わって毎年あるかないか分からん秋がおそらく過ぎ去って冬になった。前のノートを書いてからどうやら8ヶ月経ったらしい。数字で見るとかなりの月日が経ったように感じるけど実際はそんなことないんだよなー。それなりに季節っぽい行事はあって充実してたといえると思うけどな。怠惰な日々は脳を絶対的に悪化させてるわ。ちゃんとしよ。まあせんのやろうけどな

そんな俺にも姉がいまして,夏にその姉が結婚した。正確に言えば3月に結婚して姉の誕生日の8月に結婚式があった。もちろん同じ両親から生まれた姉の弟ことあ俺は参加した。あえてややこしく言いました。生まれてから結婚式に参加するのは2回目だった。参加っていう言い方合ってるかわからんけど。一回目は叔父ので2歳頃やったからほとんど記憶にない。母親が言うには披露宴の新郎新婦入場で暗くなったタイミングで大泣きしてたらしい。そりゃ見たことない人数の集まりでいったことない場所でいきなり暗くなったら泣くよな。そんでその20年後に姉の結婚式が行われた。コロナでできるかわからん状況やったからちゃんとできてよかったとおもう。実は姉とは仲いいかと言われたらそうでもないし、仲良くないんかといわれたら、そうでもあるくらいの関係で中学高校くらいのときはけっこうバチバチやったりした。素直になれない性格の男こと俺はそのころをずっと引きずってるのかもしれない。でもそのころの姉は無茶苦茶やったし向こうもそんなに仲良くするつもりもなかったんやと思う。やから姉と弟,とか兄と妹とかの男女の兄弟で仲いい人ほんまにすごいなーって思ったりする。あんま思ってないけど。

ほとんど初めての結婚式は結構新鮮でわくわくした。まず姉の友人もほぼ初見やし、なんか大人になった姉を見て逆に俺ももうそういう歳なんかーって気づかされた。そんなに仲良くない親戚とうわべの会話を交わしつつ、ひたすら進撃の巨人を1時間くらい読んでたらぼちぼち式の時間が迫ってきた。俺はカメラ係やったから一番後ろの列で一人で座ってた。式はたんたんとドラマみたいに進んでいった。よくある音楽によくある牧師がよくある言葉を言って。小学校の時好きやったプロポーズ大作戦を思い出してなんとも形容しがたい気持ちになった。

そんで次は披露宴やった。まず結婚式がどういうものか、披露宴と式の違いも分らんかったから全部のことに知ってますよ感を醸し出しつつ席に着いた。酒飲んでビデオ見て友人代表が手紙読んでこれまたよくある光景やななんて白けた気持ちで美味いんか自分の舌のレベルが合ってないかわからん飯を食べてた。ここで新郎新婦からの手紙のコーナーが始まった。なんか身内の人が人前でそういうことしてたらこっちも恥ずかしくなる現象が起こってしまうんやろなーとか予想してた。けどその予想は大きく外れて、素直になれい性格ことひねくれものこと俺が気づけば涙ちょちょぎれ男になってた。まぁ横でおじいちゃんが泣いとんか嗚咽なんかわからんかんじで泣いてたからすぐ涙引っ込んだけどな。おじいちゃん何してんねん。最初ちょけとんか思ったもん。

以上、人の結婚する姿をみると結婚したくなる話でした



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?