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地方在住40代リモートエンジニアがメダップで過ごす日々

こんにちは、メダップ株式会社でエンジニアをやっている小玉です。

今年(2021)の2月に一人目の完全リモートワーク社員としてメダップにJoinさせていただきました。

本記事ではそんな地方在住の40代子持ちエンジニアがメダップで働くことについて、日々の過ごし方やプロダクト開発にどのような関わり方をしているのかを赤裸々にゆるく語ろうと思います。

基本スペック

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北海道在住
40代
4人家族(妻、子1(7)、子2(4) )
共働き
元SIer
趣味はラジコン、アコースティックギター、Netflix

完全リモートワーク社員としてJoin

首都圏から見たらほぼ外国と行ってもいいくらい遠方の北海道在住にも関わらず、完全リモート社員第1号として2021年2月にJoinさせていただきました。もうこの時点で感謝しかないですね。どこに居ても首都圏のハイレベルな開発現場に加われるのはとても良い時代になりました。

他のエンジニアについても首都圏在住ながらほとんどの時間をリモートワークされているので、ミーティング時もそれぞれ Google Meet に入ってくれています。そのおかげで「自分だけリモートで他のメンバーはオフィスにいる」というような疎外感は一切感じませんし、個々人の声もはっきり聞こえて快適にコミュニケーションが取れています。

正直みんながどこから繋いでいるのか気にしなくなっていて、実際、海外からJoinしていただいている業務委託のエンジニアも居ますし全く距離を感じなくなってますね。

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自宅作業の難点としては子供達が帰宅後に奇声や泣き声を上げたりドアをバシバシ叩いたりしてくれるのでMTG中の音声に時々入ってしまうというのがありますが、他にも小さいお子さんがいるメンバーもいるおかげでほぼ日常的な雰囲気になってて助かります。

一日の過ごし方

そんなリモートワークが中心の僕の平日の主なスケジュールは以下のような感じです。

6:30 起床・朝食・子供の身支度 (もう朝からわちゃわちゃ)
8:00 子供を送る (幼稚園のバスに乗せるまでが見送り)
8:30 散歩・家事・勉強 (ようやく静かな時を過ごせます)
9:00 業務 (大人の時間が始まります)
12:00 昼休み (Netflix みたりラジコンやったり昼寝したり)
13:00 業務 (ジャズなど聴きながらひたすら進捗を上げます)
18:00 子供の迎え (だいたい 1/2 くらいの確率で子供を迎えに行きます)
19:00 食事・団らん・風呂・寝かしつけ・家事 (夜のわちゃわちゃ)
22:00 夜な夜な作業 (やり残した作業があればここで回収)
23:00 趣味・勉強 (Netflix 見たりラジコンいじったり積ん読を消化したり)
24:00 〜 25:00 就寝 (おやすみなさい)

小さい子供がいるのでどうしても半強制的に規則正しい生活になってしまい勤務時間としてはほぼ 9時〜18時というまっとうなサラリーマンのような働き方をしています。

たしかコアタイムなどは特に決まっておりませんが、毎日昼頃のデイリーミーティングと毎週水曜午後のふりかえり・スプリント計画の時間は全エンジニア・デザイナがオンラインでほぼ集まります。一日に一回でも完全同期できる時間があるとチーム感が出てだいぶいいですね。

それ以外の時間は割と自由なので、子供が幼稚園バスに乗り遅れてタクシーで送る羽目になったり発熱等で迎えにいくことになったりなど突発的な対応が必要な場合に臨機応変に勤務時間を融通できるのは子育て世代のエンジニアとしては非常にありがたいです。ほんとこれにはだいぶ助けられていますね、実際。

あと、独身時代や子無し時代と大きく違うのは、休日も含めて自由に使えるまとまった時間がほぼ取れないので、かろうじて仕事に入る前と寝る前に勉強や読書をする時間を確保するのがやっとな状態です。それでつい夜ふかししがちですがあまり睡眠を削りすぎると次の日のパフォーマンスにも影響しますし、この辺は課題ですね。

日々の開発の様子

開発チームには社員・業務委託を含め20代のインターン生から40代のおじさん(自分)まで独身や既婚者・子育て中など様々な人生のフェーズのメンバーがおります。共通して言えるのはみなさん仕事に対してめちゃくちゃプロフェッショナルかつユーモアがありさらに技術に対する向上心がエゲツない方達ばかりなので、一緒に働いてるだけで日々得るものがとても多いです。

仕事終わりに妻に「いやー、今の会社のメンバーいい人達ばっかりだわー」って言うと「あんたいっつもそれ言ってるよね。騙されてるんじゃない?」と呆れられてるほどです。

開発スタイルとしては一週間のスプリントでカンバンを使いつつ毎日のデイリーと週1のふりかえり・スプリント計画という比較的オーソドックスな感じかと思います。

現在は複数のPBI(プロダクトバックログアイテム)が走っており、それぞれにオーナーシップをもったメンバーを中心にだいたいフロントエンド・バックエンドのエンジニアがタッグまたはトリオを組んでタスクに取り組むことが多いです。

メダップ開発陣の特徴としては、フロー効率を徹底しているというところでしょうか。SIer出身の自分としては、つい個々人の稼働率を高めようと無意識のうちにリソース効率に走りがちでしたが、最優先事項をPBIのリードタイムを下げいかに素早くリリースするかに置いて、そのためにチームで出来ることは何か?を徹底的に全員で考えながら行動しています。

これは入社当初からCTOが呪文のように「フロー効率」と繰り返し唱えてくれていたのと、エンジニア陣で行った「This is Lean」の読書会を通してフロー効率への共通認識を学べたおかげでこのようなマインドセットを持てたのかと思います。この辺はCTOの策略にまんまとハマりましたね。最高です。

実際、フロー効率の効果は数字としても如実に現れていて、自分が入社時は月に1つの機能のリリースがやっとだった状況から、半年ほど経った今ではほぼ毎週何かしらの機能のリリースができるまでになりました。CSチームからも「当時には考えられないスピードで機能がリリースされている!」というお褒めのお言葉をいただいております。

今ではフロー効率を維持しつつ、さらに全体のリソース効率を上げながらより多くのPBIを短いリードタイムでリリースできることを目指しています!

このように、優秀なエンジニア達と進化していこうとする開発チームで日々働けるのはワクワクが止まりませんよね!

他チームとの連携

エンジニア以外にも、CSチームやセールスチームとの絡みも比較的多めです。

CSチームのメンバーは四六時中ユーザーのことを考えているようなCSの鏡のような方達ばかりでユーザーの業務知識や課題感そしてプロダクトの使用感などの知識量は膨大です。

そんなCSチーム自らが Slack などで発信してくれる情報はもちろんですが、CSチームのメンバーとの何気ない雑談の中で得られる情報もエンジニアにとってはプロダクトの解像度を上げる重要な情報源になっています。

その雑談をどうやっているかですが、メダップではコミュニケーションチャンネルとしてSlackや Google Meet に加えてバーチャルオフィスツールの oVice も利用しています。

フルリモートな自分にとっては、リアルオフィスに居れば発生し得る何気ない雑談のような機会が皆無なので、 オンラインで比較的ゆるい雑談がしやすい oVice のようなツールはとても貴重な場になっています。

そんなわけで自分はなるべくプログラミングなどの作業中でも oVice に常駐して他のメンバーとの雑談の機会を作るようにしています。(ただの寂しがり屋というのもありますが)

雑談の中から、ユーザーの生の声やプロダクトへの反応を共有してもらったり開発中の機能についての使い勝手などをヒアリングさせてもらったりするので、開発している機能が実際にはどのようにユーザーに役に立つのかを具体的にイメージできて、より確かな手応えを感じつつ開発できるのはとても価値のある体験です。

なかなかここまでCSチームとの距離感が近い状態で開発できるのは今まで経験して来なかったですが、SaaSのスタートアップで価値のあるプロダクトを高速でリリースし続けるには恐らく必要不可欠な要素なのではないか、と感じるようになりました。

まぁ、難しいことを考えなくても単純に「楽しい」の一言に尽きますね。

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一方、セールスチームとの絡みでいうと目玉としては「営業同業」があります。

メダップが医療機関に対して提供する foro CRM の営業の現場にエンジニアが同行して営業担当とお客様のやり取りをリモートからですがリアルタイムに立ち会わせていただくというものです。

自分にとってこれまでほとんど身を置いたことのない「営業」という世界に参加させていただくだけでも毎回緊張が止まりません。それ以上にお客様が抱える課題に対しメダップがどのようなソリューションを提供できるのか、そして自分たちが作ったプロダクトがそこにどう役立つのかを実際のお客様に提示するまさに最前線のやり取りを目の前で聞けるのは、自分には今まで味わったことのないとてもスリリングな体験でした。

その中で、お客さんからのどんな厳しい質問に対しても決して威圧的ではなく冷静かつ丁寧に、淡々とメダップができる課題解決の案を提示するセールスメンバーの姿を見て、「これがプロフェッショナルの営業なのか」と甚く感動しました。自分がお客さんなら即答で「それ、買います」と言ってしまいそうなくらいです。

そのような営業同行を時々させていただくだけでも、「自分たちはもっとよいプロダクトを開発して、彼らの援護射撃が出来るようにがんばろう!」と気合が入ります!

デイリーミーティングでの小話

そういえば、毎日エンジニアとデザイナで行うデイリーミーティングで面白い取り組みがあります。

それは、一通り個々人の進捗やスプリントの進捗を確認した後、ミーティングの最後にルーレットを回して当たった人がちょっとした小話を披露するというものです。

小話と言っても日常のちょっとした出来事とか最近ハマっていることとか他愛のないことを話す程度のものです。

これはたしかCTOが入社したての頃にどうしてもファシリテーターの自分だけが一方的に喋ってしまう場になりがちなデイリーで、「メンバーにも話してもらう機会を増やそう」と思いついた企画だったと思います。

今ではファシリテーターもメンバー持ち回りでやっていたりするので一方的な感じは少なくなりました。それでも小話コーナーはメンバーの意外な一面が垣間見れたり(アート系youtuber にハマってるとか) 日常で感じていること(庭の芝生の手入れが意外と虫が多くて大変だとか) を知る機会になったりと、仕事以外のメンバーの素性が知れることで心の距離が縮まり心理的安全性を高めることに大きく貢献しているような気がします。

特に、リモートワーク中心の働き方で直接会う機会が少ない状況だとなおさら重要かなと思います。

毎回自分が当たるのではないかとハラハラしますが、メンバーのお話を聞くのが楽しみな毎日になっています。

まとめ

まだまだ語り足りないところはありますが、地方在住40代子持ち完全リモートワークなエンジニアがメダップで働く様子のごく一部をざっくりですが語らせていただきました。

なんかここまで書いてきて、改めてすごい人達と働いてるなーと実感して感極まってきました。

少しでもメダップの雰囲気が伝わると嬉しいです。

僕が好きな言葉に Be the Worst という言葉があります。

たしかジャズギタリストの Pat Metheny さんの言葉だったと思います。

自分が成長したかったら自分が一番下手になるような仲間と一緒に働けるような環境に身を置くといい。そうすると常に学びの機会が増え、いつの間にか自分も成長できる。というような意味だったかと思います。

僕もエンジニアとしてはだいぶいい歳になってきました。

20代のような無限の伸びしろも無いし億万長者になってやるとか世界を変えてやるとか大層な夢や野望は持っていません。ですが、いちエンジニアとしてまだまだ成長したいし人の役に立つ仕事、そして子供に誇れる仕事をしたいと思っています。

幸い、メダップではそんな夢に向かっていけるやり甲斐のある仕事がゴロゴロしていて、さらにとても優秀で貪欲なメンバー達と一緒に楽しく仕事ができています。

メダップに転職してから「いやー、今までで一番楽しいわー」という僕の言葉に、妻は「前の会社の時も言ってたよね」と半ば呆れたように言っていましたが、今度も自分の勘を信じて精一杯楽しんでいこうと思います。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

もし同じような境遇で夢中になれる仕事を探しているエンジニアに届くと嬉しいです。もしよかったらメダップで一緒に働きましょう!



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