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2021-22シーズン熊本ヴォルターズVS佐賀バルーナーズ観戦日記

こんちわ。
ポールです。
仕事の忙しさは佳境を迎えていて、頭部の毛根をはじけ飛んでいきました。
そんだけ忙しいのにも関わらず、ヴォルターズの試合は欠かさず拝見しております(心の拠り所)。土曜日の試合もなんとか現地観戦できて満足なのです。

それでは、VS佐賀バルーナーズ戦の試合結果からみていきましょう。

Game1 熊本76‐72佐賀
Game2 熊本69‐78佐賀

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どぉして.....なんで.....日曜仕事終わって、コーヒー片手に結果をみたらひっくり返りました(コーヒーこぼした)。
マイルズ・ヘソンが直前で怪我をして出場が難しいという情報は仕入れてたんで、正直結果だけ見た時は「え、負けたの???」ってなりました。まあ会場のブースターの方々はもっとショックを受けたと思いますが。

とりあえず、書いていきましょうか。


Game1観戦日記

Game1の感想。ずばり言いましょう。

超次元決闘であった、と(何言ってんだこいつ)

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まさにこの画像の通りです。なんか別の惑星から来られた方が2名おりました。その2人が一人は34点、1人は40点叩き出して、お互いチームの半分の得点を量産していました。うむ、わけがわらん...自分で書いてても理解ができない....
ガルシア先生の34得点はまあわかる。昨シーズンさんざんやられましたから。「キューバのジェームスハーデンやん」と初めて見た時思いましたが、プレーもハーデンそっくりなんだよなぁ。ステップバック3はあんまりしないけど。
開始早々からガルシアに点を取られ続け、ローソンと古野のP&Rはラストパス・フィニッシュどちらも精彩を欠き、気づけばあっという間に8点ビハインド。「どないすんねんこれ...」「ハミルトンいないときついのか...?」と頭によぎりました。しかし、居たんです。熊本には、彼が...

「救世主になれるひとかもしれないよ....ピーク君っていうの―」

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LJ・ピーク魂の40得点。
会場で観ながら顎外れそうになりました、凄すぎて。ピークのドライブは日本人が何人付こうが抜き去り、フィニッシュは体格が上回るパプをフィジカルで圧倒。前回試合では外しすぎて途中コート上で叫んだほどの低調ぶりだった3Pは6/9(66.7%)。そりゃあ宇都宮時代から上手いのは知っていました。しかし改めて、「ファーストオプション:LJ・ピーク」の怪物ぶりを目の当たりにしました。ほんとに会場で観れてよかった。

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写真提供 ナミ(@mieherchan)様

敵「ピーク一人で40点って大丈夫なの?日本人あんまり活躍してなくね?」

まあ待て、落ち着け(誰)。長いレギュラーシーズン、こんな試合があってもいいでしょう??1人が40点とっても、全員で10点ずつとっても、最終的に残るのは結果のみ。日本人も得点面はこの試合で活躍できなかったかもしれないけど、DFとリバウンドで貢献しました。これは1人のおかげで勝ったわけではない、全員で勝ち取った勝利なのである!(まあ次の試合で盛大にフラグ回収するんだけども)

この試合でおもしろい場面があって、コート上に
ケンタ
サンバ
ローソン
を並べるという、まさにトリプルタワーの時間帯がありました。
「まじかよ、超ビッグラインナップじゃん!夢しかねぇ!」と興奮しましたが、必然的にガルシアにサンバかケンタが付くことになり、ドライブを警戒するあまり距離を開けすぎて3P爆撃を喰らいましたとさ。流石にむりがあったか…
とはいえシーズンはまだまだ序盤、ハミルトンは怪我、外国籍のプレータイムも制限しなければならないということで、ベックも色々試そうとしたのでしょうね。前回はケンタをトランジションゲームの4番に置くことで推進力が生まれたように、序盤のうちはトライ&エラーを繰り返して、チームとして強くなっていってもらいたい。


あ、あと君たち2人は今日から兄弟で頼む(強制)。

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写真提供 ナミ(@mieherchan)様

流石にヘアバンドまで合わせてくるのは確信犯だぞ、二人よ...
ドッペルゲンガーってこのことか!と妙に納得しました。


いや、それにしてもいい1日だった!記事も長くなってきたしそろそろ終わろうか!勝って次の週を迎えるのは最高に気持ちいいなァ~~~....


「え、日曜負けたの???(2回目)」

というわけで、悲しいGame2のお話もしていきましょうか....


Game2視聴日記(見逃し配信)

最初に話した通り、お仕事でしたので見逃し配信視聴での感想になります。実際に生で観戦したわけではないので、違う感想持つ人もいるかもしれないけど、そこんとこヨロシク(土下座)。
今回は
①決めれた佐賀と決めれない熊本
②リバウンド
③日本人選手達の奮闘

に分けて話していこうかな。

①決めれた佐賀と決めれない熊本

みてた感じ、出だしは悪くなかった。良くも悪くもGame1と似たような出だしでした。ピークの個人技と木田のGood DFから1Qのうちにガルシアに2つのファールを積み重ねることに成功。佐賀はヘソン・スタツと2枚の外国籍を欠いているため、ガルシアをベンチに引っ込めるわけには行かない。当然、ガルシアの部分を突いていきたかったはずですが、佐賀は3‐2ゾーンを展開。ガルシアをトップの位置に置き、ゴール下から遠ざけることで無駄なファールをさせず(知らんけど)、ピークのドライブを警戒できる作戦です(てか佐賀は懐事情でこうするしかなかった)。結局ガルシアのファールは1Qの2回のみで、大きなアドバンテージとなることはありませんでした。

それでも前半は熊本のDFが機能し、スティールからのファストブレイクや、本村久しぶりの3Pなので2Qのこり2分40秒で8点リード。本来ならここで離さないとダメです。正直前半の出来で言えば最低でも10点はリード取れたと思う。たしかに、「それファール??」っていうジャッジが結構ありました。ピーク、古野、本村はファールを取られて、「なんで?」って笑っていました。しかし、ベックもインタビューで話していたように、「B2の笛にアジャストする」必要があります。今まで昇格したチームは、ジャッジが厳しかろうが結局は試合に勝利しています。ファールを取られ、フリースローを決められようが、OFでキチンと2点、3点を積み重ね出来れば負けないのです(当たり前だけど)。
結局こちらはローソンのフリースロー2本しか決められず、終了間際には岸田くんにタフショットを決められ、1点リードで前半終了。勿体なさすぎる...

この試合を通じて、流れが悪いときに、決めなければいけないショットを決めれた佐賀と流れが悪いまま結局決めきれなかった熊本。ここで大きく明暗が分かれました。
ピークがファールトラブルで退いてから、どうしても得点を奪えなかった。オフェンスの大半をピークに任せていた弊害が結局得点力不足と結びついてしまった(フラグ回収)。


②リバウンドの差

この試合のリバウンドは、
熊本OTR13  DTR22  TRB35
佐賀OTR15  DTR29  TRB44

と10本近く離されることに...

3番タイプのガルシアと帰化選手のパプ2枚の佐賀相手にこれだけゴール下を制圧されたのはいただけません。

じゃあ、「ローソン1人に任せていた」とか、「日本人が飛び込んでいかなかった」とかそういう訳ではなく、純粋にパプと駒水が上手かったっていうのもあるけど、運が悪かったと思います。
ボックスアウトをしっかりして、相手より前の位置どりをしていてもリングに当たったボールが大きく弾かれてしまったり、佐賀のとこにボールが舞い戻ったり、ちょっと不運な所はあったと思います。

しかし、運だけで片付けていてはチームとして強くなることは出来ません。去年より良くなってきているリバウンドですから、「熊本のストロングポイントはリバウンド」と言えるように、更なる改善を求めたい所ですね。

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写真提供 masami(@masha_motto)様


③日本人選手達の奮闘

3Q途中、ローソンが負傷退場してからは日本籍だけでの戦いを強いられることになりました。「点差が離れたから日本人の奮闘が足りなかった」という訳ではなく、「奮闘はしたが力及ばす」という方がしっくりきます(disってる訳じゃナイヨ)。
というのも、on0で試合に勝てるチームなんてB1でもなかなかいないと思うし、ましてやB2ではそんなチームは存在しません。そんなある意味絶望的な状況で、ハイエナジーで最後まで戦い抜いたと思います。まあ、頑張ったからと言って最後に残るのは勝ちか負けの2択なんですけどね.....頑張ったでしょうで0.5勝下さい.....(懇願)。

特にこの試合で目覚ましい活躍をしたのは
磯野カッッツオォォーです。

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写真提供 Frankie(@frankie_622)様

みよ!!!この眼!!!この腰の低さ!!!
正に武人、いや、サムライというべきか...?(誰)

カッッツオォォーGame2スタッツ
MIN 24:11(多分キャリアハイ)
PTS 12(これまた多分キャリアハイ)
AST 4(おそらくキャリアハイ)
3PM 2(キャリアハイ、知らんけど)

おい....みてるか谷沢...お前を超える逸材がここにいるのだ....!!

しかも昨シーズン途中まではただの練習生。とんだ掘り出し物ですわ。
ガルシアとの1対1で完璧にスティールした時はヴォルブス歓喜の瞬間でしたね。明らかにガルシアも嫌がっていた様子から、開幕戦の西宮の今野選手に見えました。まだまだ若いし、あとは3Pアベレージが上がってくればリーグ屈指の3&Dになれるはず。カツオ本人がインタビューで話していたように、将来的には宇都宮の遠藤選手のようになって欲しい。その為にはハンドリングの向上が大前提だけどね。 


越谷戦の観戦日記でも話したけど、負けるのは残念だし悔しいけど、その敗戦のなかで選手が成長していく姿を見れるのは、ブースターにとって楽しいことですよね。

そんな意味で言えば、佐々木も佐賀戦では踏ん張ってくれました。
佐々木隆成 Game1、Game2スタッツ
MIN 24:47 25:19
PTS 6 9
REB 4 1
AST 4 3
STL 2 2

今年は不慣れなPGでベンチからの出場ということで、色々とPGとして勉強している段階です。フリースローを2本連続で外した時ことや、思ったより3P%が上昇しないことも、PGとSGの違いに戸惑っているから、というのが容易に想像できます。佐々木自身もインタビューで「得点を取ることよりも、いかにチームの流れを変えられるか」と話しています。佐々木と古野ではタイプが違うので、十分試合の流れを変える役割は果たしていると思います。後は「点を取れるPG」となることで、パーフェクト・隆成が完成するわけです(ハナホジ)。

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写真提供:miyuki(@myk__579)様

1つ気がかりなところがあるとすると、この2戦は古野の調子があんまりよくなかった。というのも、たぶんだけど最初ベックから「ローソン使ってせめてこいや」と指示があって、ローソンとのP&Rからリターンという戦術を取ろうとしたと思うけど、ここのラストパスの精度が珍しく良くなかった。ヴォルターズがB2優勝を目指すためには、拓巳の存在は大きいのです。佐賀戦は少し反省しつつ、奈良戦からはいつもの拓巳マジックを見せてほしいものです。

本村は、ちょっと可哀そうなファール多かったかな…ファールを簡単に吹かれる弊害で、いつも通りのプレーができなかった印象です。それでも相変わらずのDF職人で、モトム―とカッッッツオォォが交互に相手外国籍にマークできるのは熊本の強みだと思います。正直、Game2はガルシアに得点の数字ほどやられたイメージはないんだよなぁ。フリースローで上手に点数稼がれてしまったけど、3Pの確立は0%だしね。もとむとカツオがだいぶ効いていた証拠でもあります。ただし4Qのガルシア、テメーは駄目だ。勝負どころの得点力ありすぎるんだよな…(泣)
そして一個人の要望なんですが、3P を決めまくる本村をもう一度見てみたい。3年前の本村が特指で入ってきたとき、本当にメンタルが強くていいシューターが入ってきた、と思いました。プレーオフの場面でスタメンに抜擢され、なんなくシュートを決める。個人的にはあのOF前回のもとむーをもう一度見てみたい。今のDFの鬼のもとむーもいいけどね!

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写真提供:ナミ(@mieherchan)様

木田は、Game2では大変悔しい思いをしたと思います。3P2/10の20%、FGでみると2/14の14.3%。お世辞にも良いスタッツとは言えません。それでも、ここまで日本人選手で一番MINが長いのはなぜか、それは木田が日本人エースだからです。点を取ってもらわないといけないわけです。そのためには、今回の試合のように、シュートが落ちたって打ち続けることが大事です。かつて三河にはカナマールという大エースがいました。彼はシュートタッチが悪い日で、5本連続外していようが構わず打ち続けていました、何食わぬ顔で(メンタルお化け)。その打ち続けることが成功へとつながります。その意味では、Game2の木田は外しても打ち続けてたからそこの点ではエースとしての意識が芽生えてきたのかな、とプラスにとらえています。試合終了後の悔しそうな表情も、明日の糧になる、そう思っておりまする。


まあ長く語ってきたわけですが、負けは負け。しかし敗戦をどう捉えていくかで、強いチームと弱いチームとの差が生まれてくると思います。

来週こそは2連勝で、最高の週末を迎えたいポールなのでした。
(あとバローンの紹介したかったけど疲れたからまた次回で....)

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