【EDH】打ち砕かれた者、ジョン・イレニカス【デスゲーム主催者マニュアル】
はじめに
はじめまして!いかと申します。
ご覧いただきありがとうございます。
当記事では、私が実際に使用している《打ち砕かれた者、ジョン・イレニカス》の統率者デッキを紹介します。
卓のレベルは5~8くらいの構築をイメージして頂けると幸いです。
それではさっそく統率者の紹介から!
打ち砕かれた者、ジョン・イレニカス
なんだか効果が長いですね。つまり、
自分のエンドに誰かに他のクリーチャー1体あげていいですよ
あげたクリーチャーはタップ状態で+1/+1カウンター2個と使嗾と「生贄に捧げられない」がつきますよ
自分がオーナーのクリーチャーが他所で殴ってたら1ドロー!
あれ、結局そのまま読んだだけ・・・
通常、クリーチャーを相手に渡すことはアドバンテージを失うに等しいですが、ジョンは生きている限りそのアドを取り戻してくれます。
また、使嗾は特殊な状況でない限り自分を殴っては来ないので実質の戦力になるのも面白いですね。
今回はそんなジョンをどのように使っていくかを自分なりに解説していきたいと思います!
デッキリスト
以下は普段自分が使用しているデッキリストです。
予算の都合上、強くて高いカードが色々入っていませんがご容赦ください。
デッキの方針
殴り(?)統率者
殴「らせて」勝つを目標にしています。
場もちの良いクリーチャーを送り付け、ジョンの効果でリソースを補充しつつライフを削っていき、得たリソースで相手を妨害&ジョンを守るのが理想パターンです。
良くも悪くもジョン依存のデッキなので、護身のため打ち消しに加えて《とんずら》なども採用してみたり。
手札が増えてきてもマナの加速力に欠けるので、重めのカードは避けて採用しています。それぞれの採用理由などは後述。
寿司を握らない
青黒デッキの基本戦略は《タッサの信託者》と《Demonic Consultation》or《汚れた契約》などのいわゆる「デモコンタッサ」コンボでの勝利ですが、採用していません。
不採用の理由は頼らずに勝ちたいというエゴなので、抵抗のない方は入れましょう。メリットは《法務官の掌握》や《敵対工作員》で逆に利用されなくなるくらいです。
仲間たちは呼び戻す
方針というか、作戦になります。
普段1対1での対戦が多い人はあまり慣れない2つのルールとして
使嗾と多人数戦における敗北の処理があります。これらの性質から、
送り付けたプレイヤーのことは、自分で倒せるよう準備を進めてください。
・使嗾
使嗾の効果は「あなたの次のターンまで、そのクリーチャーは、可能なら各戦闘で攻撃し、可能ならあなたでないプレイヤーを攻撃する。」ですが、
1対1の状況下では「各戦闘で攻撃」のみが適用され自分を攻撃できるようになります。
1対1になったとき相手の場に送ったクリーチャーだらけ、ということがないようにしたいですね。
・多人数戦における敗北の処理
少しややこしいです。
対戦相手が敗北。送り付けたクリーチャーを持っていたら
→自分のもとに帰ってくる。
対戦相手が敗北。《袖の下》などで戦場以外から出たクリーチャーがいたら
→追放される。
自分が敗北。送っていた、出されたクリーチャーは
→追放(いなくなる)。
ジョンの場合だと最初に該当するので、送りつけた対戦相手が敗北した場合、強化されたクリーチャーたちは自分の場に戻ってきます。
殴ってもよし、再送してもよし。
これを意識すると最後の詰めがグッと楽になるはずです。
ジョンを支える3種のクリーチャーたち
お待たせしました。
クリーチャーたちについて解説していきます。
ジョンで送るクリーチャーは大きく3種類に分けて(あるいは一部重複して)紹介します。
ETB持ち
文字通り強力なETBを持ったクリーチャー達です。ジョンで送り出す場合はチャンプアタックさせられがちですが、それでも1ドローになるのでシナジーがないわけではありません。
使い捨てと考えるとETB能力はなるべく強力なものだけにしたいです。
一方で《豪華の王、ゴンティ》は少し重いですが、クリーチャーが自分の場にいなくなるこのデッキでブロック要因にもなってくれるので利便性を取って採用しました。接死というだけでかなり殴られない。
回避能力ドロー重視
ブロックされない効果を活かして継続的にドローさせてくれるようになるカードたちです。
もし除去を打たれるならこいつらではなくジョンに飛んでくるのでジョン亡き後も殴り続けるシーンが多かったです。
打点も2増えてるのでチリツモで結構稼いでくれます。
不労所得。私の好きな言葉です。
変なカード
一番書きたかった変なカード集です。
なんかすごいデメリットを持ってて普通じゃ使えなかったりなんとなく鬱陶しいカードを相手に送り付けることで相手の進行を大幅に遅延させます。
いくつか紹介します。
《ファイレクシアの抹殺者》
通ったら7点、通らなかったら地獄。この世の終わりみたいなカード。
後から同じような効果が出てきますが基本的に、ジョンの効果で送られたクリーチャーはコストだけでなく、強制効果で生贄に捧げる場合も生贄に捧げることは出来ません。
そのため自分のパーマネントの数より多いダメージを食らっても抹殺者は生贄に捧げられず彼だけ残ります。うれしいね。
《疫病の肉裂き》
エンドにこいつ以外生贄というとんでもないカード。ジョンの効果で渡そうとすると一緒に誘発してしまうので代償にジョンや他のクリーチャーを生贄に捧げる羽目になります。注意しましょう。
一方で1ターンで相手の場が壊滅する即効性を評価して採用しています。
《冒涜の精霊》
コイツがいる限り自陣にはぺんぺん草も生えません。抹消者のように自身は生贄に捧げられないので余計にタチが悪い。
さり気なく畏怖もついているのでダメージ効率も申し分なし。
しかし多人数戦、エンドまで誰も唱えないはずもなく…
送り出すタイミングが非常に難しいので採用しないという手もありますが、出たら盛り上がるのでオススメ。
《深淵の迫害者》
コンボプレイヤーに送りたい大賞1位。送ってしまえば自分が負けることもない。自分で普通に所持しておいてライフが0以下になった対戦相手に送ってあげると強くなって帰ってきます。実験済みだ。オレはこれを裏ルールと呼んでいる。
ちなみに《食物連鎖》はコストが追放で餌食にされるので頭の片隅に置くとよいかも。
《タニーワ》
名前を声に出さずにはいられない。再録禁止。
補足:採用基準について
様々なクリーチャーを紹介させていただきましたが、「ダメージを効率よく出せているか」と「除去やブロックがされにくいか」を意識しました。
使嗾は相手の選択肢を狭めますが、最後は対戦相手2人のどちらを殴るかという選択権が相手にあります。
そしてブロックする側もまた、「ブロックするか」「除去するか」を選択することが出来ます。この場合どのような選択を取られてもある程度の被害を与える必要があるので飛行やトランプルでチャンプブロックを防止したり、「強力なデメリット持ちなら維持させたほうが強いから戦闘ダメージは受けちゃおう」と考えさせるような効果を選択すると良いでしょう。
以下の2体は、シナジーはあるものの今回は採用を見送ったクリーチャーです。
《大いなる収穫者》、《卑劣なアヌーリッド》
彼(彼女)らのデメリットはハマったら強力ですが一方で選択によっては簡単にリスクを抑えられてしまいます。
特にチャンプの許容や被害量を意図的に操作できる政治が介入する要素は少しでも削ったほうがよいです。
非クリーチャーについて
非クリーチャーは打ち消しの量さえある程度あれば自由構築です。普段の卓に合わせるのが良いと思います。
以下は少し変わったカードの紹介。
《場違い》
使嗾されたクリーチャーを次のターンプレイヤーに回してあげることでキャントリップ化。さんざん妨害したクリーチャーを別のプレイヤーに回して弱らせてあげましょう。
特殊なシステム持ちの敵統率者なら他のプレイヤーに渡すと機能しなくなるのでインスタント版《月への封印》って言える可能性がある。
暇な時も茶々を入れることが可能。
《圧倒的な波》
強力なリセット呪文。軽いしアド損もしない。
書かれているクリーチャータイプはそうそういないので全除去になることが多い。このデッキにも入っていな…い………????
《狡猾な弁論》、《プロパガンダ》
使嗾だから殴られないは自分だけの話です。
ジョンで上手く押し付けられると自陣はがら空きになります。
他にも殴ってくるクリーチャーはいるので対策しましょう。
《突撃鎧》
どことなくジョンみを感じる1枚。合わせても強い!
装備させたクリーチャーを送り付けても装備品のコントロールを有してるから他のプレイヤーにコントロールを回せるって解釈はあってますかね?
教えていただけると大変助かります。
まとめ
以上がデッキ解説となります。
アドバンテージはジョン依存なので状況を整えるのはなかなか遅く、対面の統率者によって動きも変わるので難しいデッキですが、勝利した時の達成感は大きいです。
必要スロットが少なく好きなカードを入れられるのも魅力的で構築、プレイの両方を楽しめる統率者なので、興味がわいたら是非組んでみて下さい!
こんなカードあるといいよ。なども反応いただけると幸いです。
こういう書き物は初めてで拙い文だったとは思いますが、ここまで読んで下さり誠にありがとうございました!
先駆者兄貴
記事を書くにあたり調べていたところ、なんとジョン構築の先駆者様が記事を書いていらっしゃったのでこちらで紹介させていただきます。
強力な構築となっており、面白いカードも多々あるので読んでみて下さい。
↓伊集院さんの記事↓
それでは!
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