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あなたといれば大丈夫

これは、私が何となく考えていることで、実際のことは分からないけれど。留学中の二人は、それこそMORE3月号で挙がったような「それぞれがそれぞれの頑張りたいことを頑張った結果、お互いに影響を与える」というフェーズに入るんだろうな、という気がしている。人前に姿を見せることよりも、自己研鑽を積むことが、今の彼らの仕事だから。だから、こちらの目に見える関係性も、今までとはまた変わってくるのかな、というような気がしている。
2022.4.10「ふたり紡ぐ歩みを」より

これは私が前回書いた2021年度下半期ののえしめまとめエントリの最後に書いたものの抜粋で、この予想はあながち間違いではなかったのかな、という印象を抱いている。同室になることもなく、語学学校も同じクラスになるわけではなく、ダンスレッスンも最初の1ヶ月は7人で同じクラスを取っていたようだけど、その後は各々好きなクラスを取っており、好きなジャンル、得意ジャンルが全く異なる二人のレッスンが被っている様子も無く……となると、どうしても見えづらくなってしまうんだな、と思っていた。でも、そんな中で見えるエピソードは間違いなくあり、人間関係としても存在しており、でもおそらく互いに世話を焼き合うということは無く、分かりやすく見えやすい案件はそんなに多くはなかった、というところが渡米期間中の総括。

だから、正直なところ、渡米期間中のまとめを書くかどうするか迷っていた。でも、そんな折に実に数年振りのサシメシの話題があり、確実にあった案件を辿るとここに行き着くんだ、と思うと、何だかもうこれはどうしても書かなくてはならない、と思った。突き動かされるように、って、こういうことを言うんだと思う。そして、帰国後、またたくさんの案件が出てきて、その度に尊さを感じながら「やっぱりまとめてよかった」と思ったことだった。

というわけで、これは3/28から約8ヶ月間の渡米期間と、帰国後12月末までのエピソードのまとめ。なんだかんだと"Eternal buddy"なんてパワーワードも生まれてしまったのえしめについて。

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渡米後の分かりやすい公式からのコンビ案件は、おそらく4/4のえまるから(見逃しがあったらごめんなさい)。セルフカットをしたらしめちゃんに褒められた如恵留くん。「あのしめが褒めてくれたから、上手くできてるんだと思う!!」の言葉、如恵留くんの中でのしめちゃんのヘアセット番長・美容番長っぷりが見て取れる。自分の髪型も拘ってセットして、メンバーの髪型に対しても確かに厳しくてダメ出ししてることもあるもんね、そういえば。そのことを思い返しながら、ふと如恵留くんに回ってきたヘアセットバトンの後半、自然にアイロンを手に取って仕上げに入ったしめちゃんとその空気を思い出した。

4/9、如恵留くん誕生10000日ソロインスタライブ。メンバーがかわるがわる入ってきながら如恵留くんの誕生10000日をお祝いして、おやすみの挨拶と共に去っていく。インライの終盤、「皆寝てますか?」のコメントに対して「寝てるんじゃないかな」と返した数秒後に「のえさん俺起きてるよ?」と画面外から声を掛けてくるしめちゃん。如恵留くんは「見てたな?」と訊いていたけれど、見てたんだろうね。一人部屋でインスタライブを見ながら、皆寝てるんじゃないかな、という言葉にぴょこんと飛び出してきた。お祝いのときもみんなに合わせてそっと入ってそっと出て、本当に短時間しかいられなかったから、何気に気になっていたのかもしれないし、もしかしたらもう少し居たかったのかもしれないな。その感じが何ともそわそわしていていじらしくてとっても愛しい。

4/13はのえまるもしめまるものえしめがぎっしり詰まっていて、 夢でも見ているのかな……と思った。のえまる1回目、朝が寒くて誰も起きてこない話。そこで「しめはいつも早起き」だという話が出てきて、ああ、もしかしたら他のメンバーが起きてくる前、少しの会話を交わしたりするのかもしれない、それとも、リビングで顔を合わせて挨拶を交わした後、お互いが「起きている」ということを認識しつつ自分のルーティンに入るのかもしれない、などと、ふとその朝の様子に思いを馳せるなどした。その後6月のしずまる定期でも特にのえしめが早起きだという話があったので、そのときも改めて二人の朝に想いを馳せていた。

そして同日ののえまる2回目、しめまる2回目。その日は全員でホットドッグを食べに行っていたようで、そのお店のピンクと白の壁の前で撮ったツーショットを同時に上げてくれた。ピンクと白の壁を見て自分たちのメンバーカラーだからツーショを撮ろう!同時にブログに載せよう!までが一連の流れだと思うと愛しさが溢れてしまう。過去、ツーショを撮って「一緒にあげよー!」と約束したはずが如恵留くんがその日に載せられなかった、ということがあったけれど、一緒に住んでるからお互いにリマインドもできるしせーので送ることもできる。実際のところがどうかは分からないけれど、そういうこともできるのが共同生活だなあ、と思ったりとか。そして、のえまるの「My buddy」の言葉が、何となくの一抹の寂しさを感じていた心にじんわりと染み渡ったのだった。

これは正確には渡米前のエピソードになるけれど、Duet2022年5月号掲載「テンパってるJ」での一コマ。スタッフさんの愛犬・りくちゃんと戯れるしめちゃんを見ていた如恵留くんが「かわいさ頂上決戦しろ!」とマイカメラを持ち出しりくちゃんを抱っこするしめちゃんを撮影していた話。2020年の夏にも見た光景。如恵留くんの「今回はしめの勝ちだな」「りく これがうちのしめだ」のお言葉、あまりにも強い。ヤマジさんの『ノエル大賞ではいつだってしめの勝ち』のキャプションが更に強い。こうやってしめちゃんのことを可愛い可愛いする如恵留くんのエピソード、やっぱり好きだなあ、と改めて思う。結局如恵留くんのマイカメラに収められた「かわいさ頂上決戦」の写真は公開されたのかされてないのかすら分からないけれど、そんな愛しいことをしながら撮られたしめりくのお写真が存在するという事実の尊さだけで生きられる気もする。

そして、当初時系列に謎が生じていた4/19「ピーマンの肉詰め事件」。同日に二人がピーマンの肉詰めを作った!とブログに書き、俄かにのえしめ界隈が「一緒に作ったの!?」とざわついたものの双方から出てきた写真が全く別物だったので「同日に別々にピーマンの肉詰めを(しかもしめちゃんに至っては60個も)作るってどういう状況……?」となってしまった話。Stage fan vol.23とBEST STAGE 2023.1月号にてようやく真相が明らかになったので、コンビ案件とはずれるかもしれないけれど、記録のために。

如恵留くんがピーマンの肉詰めを作ったのは、げんげんの誕生日祝いの夕飯として。そして、しめちゃんはその日ピーマンの肉詰めを作ると決めていたのでそれを食べずに買ってあった材料で60個のピーマンの肉詰めを作る。みんなが如恵留くんのピーマンの肉詰めを食べ終わった頃にしめちゃんのそれが完成したものの、その日には食べられなかったため翌日以降に3日間ほど掛けて全員で食べ切った……という流れだったとのことで、しめちゃんは「その日にピーマンの肉詰めを作る」と決めてしまったからどうしてもそれをやりたくなってしまった、ということらしい。なるほど、と思いつつ、当時、ウミガメのスープみたいだな……と思ったことをふと思い出した。如恵留くんが「しめは一度決めたことは絶対にやりたい」と語っていたけれど、これがしめちゃんの「マイペース」なのか、と思うと同時に、帰国後にのえしめがこの話をしているところを見ると、当時はコンビ案件ではなかったものが時を経て二人の間にあるエピソードになっているのかもしれない、などと。

5/17に更新されたInstagramには、のえしめのツーショと共に「Eternal Buddy」のキャプションが入っていた。"Eternal"は「永遠」の意。これまでも彼らは自分たちの関係性に「バディ」という名を掲げながら「ズッバディ」「のえしめフォーエバーDNA」などと「ずっと」「永遠」の意味を持つ言葉を同時に並べていたけれど、ここにきて"Eternal buddy"のキャプションを付けてツーショを掲載することに、とてつもない重みを感じた。渡米後、やっぱり分かりやすいコンビ案件は鳴りを潜めており、エピソードも4/15以降新たなものは出てきていなかったからこそ、余計に。

これは私の完全なるエゴでしかない話だけれど、私は2019年8月14日以降、「バディ」の概念のみならず「バディ」という言葉に対しても、自分が思っているより強い執着心を抱いていることに改めて気付いた。だから、渡米前の雑誌で「家事バディ制」の言葉が出たとき、これからトラジャ界隈での「バディ」はのえしめのことだけではなく、共同生活で同室の二人を須く指すことになるんだろうか、と思うと、一抹の寂しさを感じてしまっていた。本当に、本当にただのエゴだけど。だから、部屋が分かれていたとしても、それぞれお互いのバディはお互いだという言葉が出る度に救われる心地がしていた。そして「Eternal buddy」という、「バディ」よりも更に強い「永遠」の言葉を堂々と背負うこと、「永遠」の重みを痛いほど知っているであろう二人が自分たちの関係性に「永遠」と名前をつけること、どこまでも尊くて美しく感じた。

6/23、しめちゃんのお誕生日。如恵留くんがIslandTVを回してくれる。「Eternal buddy」から1ヶ月以上。ああ、何だかこういうの久しぶりだなあ、と思った。

お誕生日インスタライブでは、日付を跨ぐ前にメンバーから一人ずつ自分の好きなところを言ってもらうしめちゃん。如恵留くんからは「かっこいいところ」「生き方がかっこいいところ」という言葉を貰う。生き方、かっこいいよね。もちろんリアルにかっこいい人なんだけれど、プライドを持ちまっすぐプロアイドルとして生きる姿、どこまでも理想の自分で在ろうとストイックに生きる姿、私もとってもかっこいいと思ってる。

そして、しめちゃんのプロアイドルとしての仕事ぶりを語る上で伝説になると思っている、インライ中にメンバーを一人ずつピックアップしていく場面。如恵留くんには口についたクリームを拭ってもらうしめちゃん。口を拭うときの空気感が物凄くて(物凄くて)驚く。耽美ってこういうことを言うんだな、と思うぐらいに美しすぎるビジュアル。アーカイブを見返すたびに「すごいな……」と呟いてしまう。

「ギネス記録」を聞き取れず「ギネスブックログ?」と訊くしめちゃんに対して、「そのままでいて」と言った後に「一緒にそのままでいよう」と言い直す如恵留くん。まるで噛み締めるかのように。ずっと一緒にいた「これまで」を思いながら、「これから」も一緒にいる未来を見ているように感じられて、ああ、これがEternal buddyだ、と思った。

同日更新のとらちゅーぶはピクニックvlog。これにもよきのえしめがたくさん詰まっていた。年下組が走り回って遊ぶ様子を離れた木陰で見守るのえしめは確かにグループの最年長と上から二番目の大人同士で、しめちゃんの口にポテトチップスを「あーん」して詰め込む如恵留くんとされるがままになるしめちゃんを見ると、二人のその1歳の年齢差に思いを馳せたくもなる。そして、木陰で休む二人がサングラスをかけている様子を見て松倉くんが「サングラスバディ」と言ってくれたこと、「バディ」といえばのえしめのことを指す、という認識がメンバーにも浸透していることが嬉しかった。

7/28しめまる。如恵留くんから借りて読んだ小説が映画化されるから観たい、という話。おそらくこれは辻村深月さんの「かがみの孤城」ではないかな、と思われるんだけれど、これに関してはいくらかエピソードがあるので、それについての記録も合わせてしておこうと思う。

発端は如恵留くんが「かがみの孤城」をKis-My-Ft2・藤ヶ谷くんから借りたこと。時期的にはフリハグの頃のことなのかな。それをしめちゃんに「藤ヶ谷くんがオススメしてくれた本だよ、読む?」と訊いたら、あまり読書をするタイプではなかったしめちゃんが「読む!」と食いついた、という話が出たのがMyojo2019年10月号。そして、POTATO2020年4月号では、如恵留くんから借りた「かがみの孤城」が面白かったから辻村さんの他の作品を買って読んでいる、という話をしていたしめちゃん。それに対して「読み終わったら貸してね!」と言っていた如恵留くん。実際に貸し借りがされたのかは分からないけれど、されてたらいいな。この読書体験はしめちゃんにとって物凄く大きなものだったようで、しめちゃんが「読書」に対する心のハードルを越える、好きな作家さんができる、というきっかけとなったんだな、ということが折々に伝わってくる。そして、この映画化の話を知ったとき、しめちゃんの中で「のえるから貸してもらって読んだ本」ということも合わせて思い起こされていたことが何とも尊く感じた。映画の公開は12月23日、きっと忙しい日々を過ごしているかと思うけれど、観に行く時間が取れるといいな、と思ってる。これは私の願望だけど、何なら二人一緒に、とか。

8/7、WODお疲れ様インスタライブ。私はこのインスタライブを見たときにひとつ悟りを開いた。中盤、席替えをする、となったときに、するすると自然に隣に寄っていき、過去よく見たようなゼロ距離で一緒にスマホを覗き込む様子を見たときに、突然光が見えた、というか。そもそも人間関係は見える見えないに関わらずそこに存在している、ということが前提だけど、付き合いも長くてお互いが近くにいるものだという認識のもとにいると、本人たちが意識せず特筆もしないようなところにこういう案件が確実に存在していて、それが大人の方々の手によって可視化されてたんだな、と感じたというか。他のタイミングでも、少しオフっぽくなった瞬間にすうっと近くに寄っていく二人の姿を見るごとに、TVガイド2019.12.6号の「信頼関係の強い2人は、撮影合間でも寄り添っていることが多いです」というテキストをふと思い出し、ああ、こういうことだったんだ、と思うなどした。そして、推しコンビだからこそその関わり合いが目に見えると嬉しいけれど、それが見え辛い状況だったとしても過度に寂しがる必要はないんだな、と改めて理解したことだった。

そして、同インスタライブからもう一つ。AGTセミファイナルでの演目の振付をしめちゃんが担当した、ということを発表する流れを作る如恵留くん。そして、そこから出てきた、WODが終わった直後からAGTセミファイナルのために満身創痍の中早朝から深夜まで睡眠時間を削って振付を作っていた話。これを聞いたとき、しめちゃん本人がこのことを自主的に話すことはおそらく無いだろうな、と思った。言うとしても「振付を担当した」ということだけで。本当のことはもちろん分からないけれど、如恵留くんもそう思って話を出したのかな、とふと思った。こういう場で振られなければ、メンバーから語られなければ、恐らく知ることが無かった話なのではないかな、と思っている。

直接的な働きかけが見えづらくても、そもそも直接的な働きかけをせずとも、分かりやすい仲良しアピールがなくても、自分が自分の頑張りたいことややるべきことについてきちんと努力を続けることが、周り回ってお互いに良い影響を与えることに繋がっている。自立した関係性。コンビとしてののえしめの魅力はいろいろあるけれど、私はこれがのえしめの真髄だと思っている。
2022.4.10「ふたり紡ぐ歩みを」より

人知れぬ頑張りを認識していること、だからこそそれを言葉にして私たちに伝えてくれるところ。それぞれがそれぞれにやるべきことや頑張りたいことを自身の持ち場で懸命に全うすること、そしてそれを互いに認識していること。のえしめの真髄だなあ、と思う。無意識下での特記されないやり取りも含め、その、二人の関係性の在り方の本質的なところに触れたような心地がするインスタライブだった。

8/11とらちゅーぶ、Anime Expoの舞台裏。これも以前少しだけ言及したけれど、のえしめの相互理解を実感すると共に、二人のやり取りからその関係性の円熟やお互いに対する今の理解度に関する認識を目の当たりにした感があった。

インタビューを受けている際、自身の好きなアニメと推しキャラを訊かれ、しめちゃんがド忘れしてしまったキャラクターの名前を言い当てる如恵留くん、というくだりを経ての舞台裏。しめちゃんの如恵留くんに対する「すごいね何でもやっぱ俺のこと分かるんだ!」の言葉に対し、如恵留くんは「そりゃそうだよ何年一緒にいると思ってんだ」と返した。Travis Japanになる前からずっと一緒に活動をしていて、お互いの芸能人生で一番長く一緒にいる存在。Eternal buddy。

ここで思い出すのは2020年8月ののえぱら12時公演での挨拶で、「10年一緒にいるけれど、しめのことは全然分かりません」「でも、根拠はないけど、僕がしめのことを一番分かっているんじゃないかと思います」と語っていた如恵留くんが、その2年後にしめちゃんから「すごいね何でもやっぱ俺のこと分かるんだ!」と言われ「そりゃそうだよ何年一緒にいると思ってんだ」と返す。「誰も分からない」ことが前提での相対評価的な「一番分かる」から、「当然理解している」と言い切れる絶対評価的な認識へ。ハイタッチをして強く強く手を握り合う二人。お互いに一番付き合いの長い存在が自分であり、だからこそ「理解している」と言い切れる「今」があることを尊く思っている。

8/30しめまる、「のえるとチャーハン食べた!」と言うしめちゃん。渡米後、メンバー全員でご飯を食べているとき以外で「一緒に」「二人で」ご飯を食べていることは無さそうに見えたのえしめの突然のチャーハン。そもそも最後のサシメシは数年前、鍋パの約束も延び延びになっているから単純に驚いたのもある。しめちゃんも如恵留くんも誰かとご飯を食べたときは「誰と」を明記する印象が強いのでおそらく2人なんじゃないかな。如恵留くんから追加情報は出ず、誰が作ったのかもどんな状況かも分からないけど、でもこの日一緒にチャーハンを食べたんだなあ、これはサシメシかなあ、と思うなどしていた。

10/1のインスタライブで明かされた、デビュー告知を受けた際の話。嬉しさのあまり極限状態で号泣するしめちゃんにハンカチを貸した如恵留くん。そのハンカチはしめちゃんから松松に渡り再度しめちゃんに戻り、3人の涙でひたひたになっていたという。そして、その3日後、しめちゃんはそのハンカチを綺麗に洗って如恵留くんに返した、という話が明かされた。ここで思い出すのは8.8のステージ上でのことで、残酷なエンタメの俎上に上げられ、ステージで涙する如恵留くんを極上のアイドルスマイルで支えたしめちゃん。そして、デビューが決まったときは嬉しさのあまり号泣するしめちゃんに如恵留くんがハンカチを貸した。他にも、虎者2019の千穐楽、AGT予選でのステージ上、嬉しいとき、悔しいとき、感極まったとき、どちらかが涙する日にはどちらかがそばにいて、ときには肩を抱き、ときには隣で微笑み、共に支え合いながら歩んできた。そしてそれはきっとこれからも変わることなく、共に未来を迎えていくんだろうな、と思うと、胸に熱いものが込み上げてくる心地がした。

10/22の20:00に更新されたしめまるの「のえるとご飯行ってきました!」「素敵な時間を過ごしました。」の言葉とツーショットのお写真にのえしめ界隈が大騒ぎになったこと、今でも鮮明に覚えている。そして、それと同時に19:00更新ののえまるの「とっても良いことがあった」「まじForever」「大人の会話、してきちゃった」が全てしめちゃんとのサシメシのことを指していることを悟り頭を抱えた。ふんわり匂わせる如恵留くんと直球のしめちゃん。デビュー日直前に数年振りにサシメシに行ったんだ、と思うと、どうにも尊くて仕方なかった。翌日ののえまるで如恵留くんは私たちにくれる用のトラジャハウスで撮ったメイク後の自撮りを載せ、「メイクする前にお店の前で撮った写真は2人の思い出用」だと綴った。表に出す用の写真の他に、二人の間にだけ存在する思い出の写真がある。その後のインライもサシメシ直後だと思うと、二人の楽しそうな様子やテンションの高さに、本当に良い時間を過ごせていたんだな、と改めて思うなどして。そもそも、こうして「デビュー」というお仕事で大切な節目を迎えるに際して二人でじっくりと話す機会を持てたこと自体にもぐっときている。そして、「大人の会話」というワード、二人がトラジャの年長者同士、兄組、二人が対等である様が現れているようで凄く好きだと思った。

そして、このサシメシの話についての詳細がTVガイド2022.12.2号、ザテレビジョン2022.12.2号、TVstation2022年24号、月刊ザテレビジョン2023.1月号で語られていたので、軽くまとめてみようと思う。まず、今回のサシメシは、デビューが決まったから、というよりも、二人きりでご飯に行けるタイミングを探していたらデビュー前のタイミングになった、とのことで留学期間中にどこかでサシメシをしよう、ということだったんだな、と思い、少し驚いた。しめちゃんのおすすめのイタリアンレストランに行き、二つのサラダとパスタをシェアして食べた。そして、そのときはしめちゃんがご馳走したので、今度は如恵留くんが連れて行く約束をしている……という話だった。まだ実現できていない鍋パの話もあるし、これからまたどこかのタイミングでサシメシをしたよ、という話が出てくるのかもしれない。Dance SQUARE vol.53のメンバーへの「プチダメ出しorお願いしたいこと」のプライベート面、如恵留くんはしめちゃんに「もっとご飯誘って!」と言っていたけれど、案外誘われ待ちをしていたり、何となくもどかしい状態が続く内に数年経ってしまっていたのかな。鍋パのとき、しめちゃんに「いちばん最初に誘ってね」と言っていた如恵留くん。その言葉通りしめちゃんにいちばん最初に誘ってもらえてめちゃくちゃ喜んでブログを書いたり雑誌で話したい!と言ってたことを思い出しながら、案外どちらかが声を掛ければすんなりとサシメシできたりするのかな、なんて思いつつ、二人の間に「次」や「これから」の約束があることが何よりも嬉しい、と感じた。

デビュー日のSNS生配信リレーでの特記事項はYouTube LIVEでしめちゃんのヘソ出し衣装を「しめちゃんおへそ出てない?」と弄る如恵留くんとそっとおへそを隠すしめちゃん。ここめちゃ可愛かった。あとTikTok LIVEの開始直後、何を話していたかはよくわからないけれどオフ感のある状態でお互い自然にすっと近くに寄って何やら楽しそうにしていたのも。ふとしたときの空気感が好きで、ああ、いいなあ、としみじみ思う。

デビュー日を迎えた翌日、10/29ののえまると10/30のしめまるには、それぞれSNS生配信リレー時に二人で撮ったと思しきツーショットが載せられていた。如恵留くんもしめちゃんも、とらまるに載せるJr.時代最後のツーショット、デビューしてから最初のツーショット、両方とものえしめで、意識しているのか無意識なのかは全く分からないけれど、何とも言えないエモを噛み締めるなどしていた。

JUST DANCE!のリリースに際し、各メンバーが年齢の若い順にSNSジャックを行う中、それに連動するような形で公式Instagramで松松のリールが上がったのが11/2のこと。これは今後ペアないしトリオのリールが掲載されていくのかな、という空気になるトラジャ担界隈。松松の後、11/5に弟組のリールが上がったとき、のえしめが来る……!?とどぎまぎしてしまった。(のえしめ界隈の皆さんも似たような感じだったのではないかな、と勝手に思う)そうだ、年齢順に並べると兄組/弟組/松松の括りになるんだ、ということを改めて実感しつつ、来る11/7をそわそわと心待ちにしていた。

そして、11/7に掲載されたのえしめリール。手の角度からジャンプの高さ、踊り方までばっちりと揃う二人。元々の得意ジャンルや踊り方の癖が違っても、角度から踊り方まできっちりと綺麗に揃っている。ずっとずっと「揃える」ことを意識して共に育ってきた環境が背景に見える感覚。白一色の如恵留くんとと黒一色のしめちゃん、ダンプラの衣装の色合いが正反対なところも、如恵留くんのソロパートから始まるから、しめちゃんが屈んでおててをきらきらさせながらソロパートのアピールをしているところも、元々の振付と同じように一瞬のジャンプで立ち位置が入れ替わるところも、笑顔のアイコンタクトも、ラストに二人で肩を組んでカメラをアーチ状に潜らせていくところも、全部好き。尊い「兄組」の姿だった。

そして、同日11/7。しめちゃん誕生10000日のお祝いをするのえまる。それを読んで自身の誕生10000日を知り、しめまるで喜ぶしめちゃん。誕生日当日をカウントするかどうかで誕生10000日の日付は変わるのだけれど(そして私は(社)10000日記念日のカウントを基準にして誕生日当日をカウントしない11/8を目処に結構な長文のお祝いnoteを書いていたので)あまりにも盛大で清々し過ぎる敗北に天を仰いでいた。知ってる。知ってた。Eternal buddyに敵わないことなんて知ってた!嫉妬とか悔しいとかではなく「ですよね〜!!」的な感覚で、もはや如恵留くんに大敗を喫してこそ、みたいなところもある。Eternal buddyの尊さにぶちのめされて多幸感にくらくらとしながら、でも11/8も10000日の記念日だから……と終わらないnoteを必死で書いていたこと、今でもつぶさに思い出せる。

更に11/7ののえしめ供給は続き、その日公式YouTubeチャンネルにアップされたリレーダンス動画には信じられないほどのゼロ距離でスキンシップを取るのえしめがいた。私は、基本的に人間関係がそこに存在している以上、目も合うし肩も組むしスキンシップも取るものだと思っているので、それ自体を取り沙汰してコンビ案件とすることは殆ど無いものの、それでも「何……???」となるような感じのひっつきっぷりで。しめちゃんのターンが来るたびに後ろからがっつりしめちゃんにスキンシップを取る如恵留くん、この撮影時は如恵留くんの「しめちゃん期」だったのかもしれない。

11/11に更新されたしめまるには、シンガポールでマーライオンと共に撮影されたのえしめのツーショットのお写真が載っていた。その後、11/25に更新されたInstagramでも夜景とマーライオンをバックにしたツーショットが上がったので、シンガポールでこんなにツーショットが上がるなんて!とほくほくしていた。そして、その11/25更新のInstagramの別写真の肩にはしめちゃんが如恵留くんのお誕生日にプレゼントしたバーバリーのショルダーバッグがあった。その前に何度か上がったお写真でロゴの入ったベルトは見えていたから、多分そうなんだろうな……とふんわり思っていたけれど、やっぱりそうだった。12/17更新のYTFF裏側のとらちゅーぶにもしっかりと映っていて、その都度心が踊る私。思えば、しめちゃんがそのバッグをプレゼントしてから、インスタ連動企画の冬デートコーデに使ったり、ポポロ2021年4月号でそのバッグについて「週6で使ってる」「毎日しめと一緒にいる感じ」と語ったり、全国ツアーの裏側や仙台→東京のドライブ旅の動画にもちょこんと映り込んでいたり。如恵留くんの長旅のお供にしめちゃんからのバーバリーがあることが、どうにも嬉しくて仕方なかった。

11/14、のえまる定期更新での質問返しにて。しめちゃんとはどんなに夜遅くなっても「おはよう」と挨拶を交わす、という話があった。その後、CanCam2023年1月号で如恵留くんが、メンバー同士家の中ですれ違ったら挨拶をするけれど、しめちゃんだけは夜10時にすれ違っても「おはよう」と言ってくる、という話をしていて、これがのえまるで書いていた話かな、と思うなどした。挨拶を交わすことを大切にしてるんだな、と思いつつ、家の中で夜中にすれ違っても「おはよう」と言うしめちゃんからは業界人マインドも感じつつ、如恵留くんはそれをしめちゃんの「らしさ」のように捉えてるのかもしれないな、とも思ったことだった。

そして、11/22。如恵留くんのお誕生日。しめちゃんは例年通りしめまるでお祝いをして、ツーショットのお写真を上げる。そして、恒例となったお誕生日のインスタライブ、あまりにも凄かった。怒涛ののえしめだった。

インライ冒頭から如恵留くんのお隣をしっかりキープし、抱負を聞いたりスクショタイムで前に促したり如恵留くんのコートを預かったり、にこにこ元気に盛り上げて仕切るしめちゃん。「如恵留のファンは如恵留が主役なんだよ」の言葉が優しく響く。お誕生日のお祝いのメッセージもしめちゃんが一番乗りだったとのことで(2位はまちゅでしめちゃんとは2秒ほどの僅差だったらしい)大喜びするしめちゃん。「個人でやるのやめない!?」「グループじゃん!」とメンバーからやいやい言われるしめちゃん。「しかもその後グループチャットに参加してこないの!」と言われたとき、如恵留くんが「それまちゅもだよ」と続けたのは、何となく庇ってくれたのかな、なんて思ってる。これは去年サブチャンネルの存在がメンバーにバレたときのあの感じにも似ている。しめちゃんはメッセージを送るために23:40頃から携帯の前で待機していたとのことで、閑也くんから「愛が凄い……」と言われていた。

メンバーからのお祝いメッセージを聞くターンでは、当初自分の頭に着けていたケーキのカチューシャをそっとしめちゃんに着ける如恵留くん。されるがままになるしめちゃん。まちゅから始まり、しめちゃんからのメッセージはラストに。「ずっと昔から一緒で、Jr.の活動の中でいろんなことを経験してきたからこそ今の関係性がある」「一緒にデビューできたことは自分にとってかけがえのないこと」。言葉の端々から二人の約13年の歩みを感じる、まっすぐにアツいメッセージだった。

そして、お誕生日インライの恒例行事となっていたその日の主役へのケーキの「あーん」。如恵留くんはそれを固辞していたけれど、閑也くんの「逆に「あーん」してもいいよ」の言葉に「じゃああーんしようかな」とケーキをフォークで掬い始める。メンバーが見守る中、しめちゃんの口にそのケーキを運ぶ如恵留くん。大口を開けてそのケーキを頬張り「うまー♡♡」と満面の笑みを浮かべるしめちゃん。如恵留くんの「選ばれたのは七五三掛でした」の言葉に「のえしめだ……」と呟くまちゅ。突然のことに呆気に取られる私。その後始まった「愛してるよゲーム」でもしめちゃんの本気(しかも至近距離で迫るバージョンと大声で伝えるバージョンと2種類も!)が見られて、何というか、最初から最後までのえしめのEternal buddy力に圧倒され続けたインスタライブだった。

12/4にアップされたTikTokではグーチョキパーでチーム分けをしてピロブンダンスの動画を撮影する、そのチーム分けの様子が映っていた。何度かチーム分けじゃんけんを繰り返した後、グーで同じチームになるのえしめ。偶然を味方につけて運命を証明するEternal buddy!グーで決まって「いぇーい!♡」とグータッチで喜ぶ二人がとっても可愛くて可愛い。やっぽ!で始まりグータッチで終わるサブチャンネルをずっと見てきていた影響でのえしめといえばグータッチ、みたいなところがある。しめちゃんが2世ウィークの裏側で如恵留くんとグータッチができるまでずっと目の前にグーを出して待機したり、ボードゲームで以心伝心したときに如恵留くんからのハイタッチにグーで返したりしていたのを見ていると、多分しめちゃんも同じように感じてるんじゃないかな、なんて思うなどしている。そして、12/14に更新されたのえしめのTikTokは「魔法」だった。ピロブンダンスの振付説明の「ま〜ほ〜う!」のパートに合わせて本当に魔法をかけるしめちゃんと、魔法にかけられてバック転する如恵留くん、というもの。何だろうな、ちょっぴりアラジンっぽさもあり、二人で話し合ってこのストーリーを決めたんだろうか……と思うと愛しくて爆発しそうだった。

12/13、RABさんのチャンネルで更新されたコラボ動画の「50の質問」。しめちゃんの鉄板ネタであるのえしめバック転威嚇の話が出てきて微笑ましくなるなど。この話、本当にしめちゃんの中で確実にウケるネタだと踏んでいるのか、2年前に少プレに出演したときにウケてから割と頻繁に話題が出る。何年経っても隣で微笑み合いながら、俺たち尖ってたんですよ、若い頃にこんなことがあったんですよ、と語り継がれたらいいな……と願っている。

12/18、しめまる定期の質問返し。何でもない日のプレゼントの思い出話で、如恵留くんから履いていたルブタンを貰ったときの話。しめちゃんは「それいいなぁ可愛いね」って言ったら3日後ぐらいにくれた、と書いてたけど、あれ、ちょーだい♡っておねだりしたんじゃなかったっけ……??と思いながら当時ののえまるしめまるを遡ったらやっぱりおねだりしていたようだし、しめちゃんは靴を貰って嬉しくて大量にハートを飛ばしたしめまるを書いていたし(私ここまで大量にハートが飛んでいるしめまるを後にも先にも見たことがない気がするんだけどよっぽど嬉しかったんだね……)愛犬とのお散歩中の写真の足元に映り込ませた写真を見たときに「あのとげとげルブタン貰ったの!!」となったことを覚えてる。如恵留くんものえまるで可愛くおねだりされてきゅんときたからあげてしまった、履いてきてくれて嬉しかったけど自分も間違えて履いてしまった、と言っていて、これが2020年の11月17日、如恵留くんの誕生日の5日前のことで。当時も思ったけれど、如恵留くんの誕生日直前に本人の履いてる靴をおねだりして貰っていくしめちゃんがあまりにもしめちゃん過ぎて笑ってしまうし、でも如恵留くんも嬉しそうだしいいかな……いつもありがとうございます……的な気持ちになった記憶が2年越しに蘇ってきた。

12/21発売のGINGER2月号では、共同生活中に喧嘩をしていた話が出ていた。如恵留くんがしめしずと喧嘩をしていた話。実際問題、誰がどう、という話ではなく、生活リズムも価値観も違う大の大人が7人で共同生活をしていたらぶつからないわけがない、それぞれに思いがあるからこそぶつかることはある、と思っていた。実際、どのタイミングでどういう喧嘩をしたのか、その詳細は分からないけれど、きちんと話し合って解決し、帰国手前には二人で食事をして何だかんだと仲睦まじい様子が伝わってくる、それが全てなんじゃないかな、と思ってる。去年、記念日に動画を撮りたい如恵留くんとニキビができたからすっぴんで動画に映りたくないしめちゃんで一悶着した後のサブチャンネルを見た後も「雨降って地固まる」ってこういうことだな、と思ったけれど、今回の件についても同じような感覚を抱いたことだった。

12/22に配信されたデジタル会報に載っていたしめちゃんから如恵留くんへの分析グラフ、とても可愛かった。会報の内容なので詳しい話は割愛するけれど、所謂イメージ的なところというよりも、一緒に暮らしてて感じたことを詰め込んだような内容だった。可愛いイラストが円グラフの中に所狭しと描かれていて、その思いの込もった感じも凄く愛おしく感じた。

さて、今回も基本的には時系列を追ってきたけれど、最後に、Travis Japanの「兄組」「年長者」としてののえしめの話をしてこのエントリを締め括りたいと思う。

Travis Japanのデビュー後、7人を2:2:3の3組に分けるとき、兄組・弟組・松松の括りで分けられていることをよく見るようになった。Jr.時代から比べると、やっぱり多いな、と感じる。前述したSNSジャックに合わせたリールの組分け、11/12のanan Awardの授賞式でも冒頭に宮近くんソロ→しずんちゅ→のえしめ→松松の順に撮影をしているところを見ると、ここでも兄組・弟組・松松の括りが採用されているんだな、と思った。デビュー直後の雑誌の組分けについてもこの分け方が多く、また、トラジャ公式SNSでメンバー別の投稿がされる場合に採用されている並び順も所謂オフィシャルの並び順(宮近→中村→七五三掛→川島→吉澤→松田→松倉)もしくは年齢順といったオフィシャルな規則性が採用されていることを思うと、彼らを2:2:3に分けるときに兄組・弟組・松松、という元々公式に存在している括りを使うことに深く納得をしたことだった。そして、改めてこの括りは元々彼らが持っている括りだった、ということを改めて実感もした。

私がトラジャ担になったのは2019年1月なので、それ以前のことはトラジャ担の先輩方から伺った話と過去の映像でしか知らない。ただ、担当である七五三掛龍也くんの歴史はTravis Japanの歴史でもあり、コンビとしてののえしめが好きだという自覚のもとに、その括りの存在について、リアルタイムで見られたわけではなくても特別な意識を強く持つことにもなった。

そんなわけで、私もまだまだ担歴が浅いけれど、その中で、年上組は「兄組」ではないし、年下組は「弟組」ではない、そう表現したくなる気持ちは本当に分かるけれど違うの……と思うことはいくらかあった。そんな中で「デビュー」という節目に際して、オフィシャルが「兄組/弟組/松松」の括りを見せることで、過去の経緯を知るきっかけを作っている、過去のことも一緒に新たなステージに連れてきているんだな、といった感覚があった。

月刊TVガイド2023年1月号も、兄組・弟組・松松に分かれてのインタビュー。単なる2:2:3ではなく、兄組・弟組・松松で分けることに意味のあるインタビューだった、と思う。兄組には兄組、弟組には弟組、松松には松松、2人/3人にしかない思い出や歩んできた道があることを、きちんと示してくれていた。

兄組のインタビューは、二人が「先輩・後輩」の間柄からチームメイトとなり、ずっとずっと同じ括り・グループで活動を続け、お互いを「バディ」「ソウルメイト」だと称するに至るまで、グラデーションのように変化していった二人の関係性の話。最初は合わない部分があったけれど、お互いが近くにいるから頑張れた、高め合えた、と語る二人の言葉に、やっぱり芯の部分がよく似た二人なんだな、と、思ったことだった。冒頭「二人だけの秘密なので!」で始まったあたりは「ああまたのえしめがのえしめしてるな」と思ったけれど、その「コンビ感」の演出はそこだけで、それ以降の会話はどこまでも横並び対等な「大人同士」であり「戦友」の会話だった。ずっと一緒に、ずっとほど近くで仕事をしていた彼らが、年齢を重ね、徐々に個人の外での仕事を経て、違うフィールドで違う景色を見る、という経験を積んだことにより、対等な「大人同士」になったというか。これが「兄組」「年長者」としての二人の姿なんだな、と、その対談を読みながら感じていた。

そして、帰国前にのえしめが数年振りのサシメシをしてから、二人の関係性について「大人」というワードがよく出るようになった印象がある。月刊TVガイド2023年2月号で、如恵留くんはしめちゃんに対して「しめは俺と話すとき大人の顔をする」「基本的に大人の会話をする」「みんなとふざけているときの顔じゃ無い顔をする」と言っていた。そこで「深淵をのぞくような目」というパワーワードまで出てきていたけれど深淵をのぞくような目ってどんな目なんだろう。しめちゃんの瞳の色は確かに吸い込まれそうな漆黒だけど、きっとそれだけではない。ただ、しめちゃんの漆黒の瞳を見てると、吸い込まれるような、何もかもを見透かされて取り込まれそうな感覚を覚えるときもあるけれど、直接対峙している如恵留くんにしか分からない感覚がきっとあるんだろうな。BAILA2023年2・3月号でも如恵留くんは「僕らは年長組の二人」だと語っていたけれど、この渡米期間を経て、何となくその「年長者」としてのお互いの認識が強くなったところもあるんじゃないかな、と、帰国後の二人の姿を見ながら思う。

まっすぐに自分の足で立つ「年長者」としての二人。同じ方向を見据えながらも、確実に違う種類の強さを持っている二人。しめちゃんのお誕生日インスタライブのとき、宮近くんが「ここ(如恵留くん)とここ(しめちゃん)とでバランスが取れて普通になる」と言っていたことを思い出すけれど、二人それぞれの凸凹が一緒にいることでぴったりとあって更に光を増すような、そんなところものえしめの強さだと思っている。共同生活を経て、共にデビューという節目を迎え、これからもお互いが「芸能人生で一番付き合いが長い」相手である、ということは変わらず続いていく。私は、その歩みをこれからも見ていけることがとても嬉しい。"Eternal buddy"の未来を。

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