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お揃いの頬の色で明日も戦える

これは定期的に記録を取らないともう出せなくなる。そんな気持ちでこの文章を書いています。何とかどこかのタイミングで出さなきゃ、日に日に出てくる特大案件に追いつけなくなってしまう。これを書き始めたのは8月、もう既に追いつけないほどの特大案件が日々更新されて気づけば年末になってしまった(上に文字数も結構なことになってしまった)。

私は、如恵留くんとしめちゃんが共に歩んだ10年の内の、ほんの最近しか見られていない新規です。それでも彼らの関係性が大好きで、のえしめちゃんのあれが尊いこれが大好き、というエピソードを積み重ねて、そのうちまとめのエントリを出そう、と思っていたところでした。好きなエピソードがあまりにもたくさんありすぎて、書き終わらない書き終わらない、と唸りながら。それはまた後日どこかのタイミングで出せればと思うのですが(書き終わるのかは定かではありませんが)取り急ぎここ最近の毎日のように出てくる案件があまりにも尊すぎるので自分のためにまとめておきたい。以前書いたスニーカー話のまとめに続く私利私欲エントリです。2020年、のえしめバディがバディになるまで。

8/1ののえぱらでは、ラストに如恵留くんから各メンバーに対してのメッセージがありました。3公演分、どれも物凄く心に響いたのですが、私が一番印象に残っているのは、12:00公演のしめちゃんへのメッセージで。

「10年一緒にいるけれど、しめのことは全然分かりません。どこまでいっても、しめのことは分かりません。メンバーもファンの方も、しめのことは分からないと思います。でも、根拠はないけど、僕がしめのことを一番分かっているんじゃないかと思います」。自分のメモから起こしたので、一言一句正しいわけではないと思うけれど、ニュアンスはこんな感じで。これをしめちゃんに対して言うことができるのは、如恵留くんだからこそ、なんだろうな。例えば、如恵留くんがしめちゃんの目には嘘がない、目を見れば思っていることがバレバレだ、と言うことや(cf.anan2020.10.14号、ニュアンスです)実際にYouTubeのクイズ企画でしめちゃんの様子を見て解答を間違えていることを一瞬で見抜くところ(しめ「俺いつも真剣にやってるから普通に正解してると思う」のえ「じゃあ真剣に間違えてるわ、しめ!あなた!」このやり取りの即断即決っぷり、さすがすぎて感服するしかなかった)、彼らの10年以上の歴史や絆を感じるたびに、いつもこの言葉が頭に浮かぶようになりました。

15:00公演ではしめちゃんがセットした髪型でステージに上がった如恵留くん。YouTubeのサマパラ裏側映像にも残らず、お写真の上がったのえまるももうジャニウェブから消え、デジタル会報はよくよく目を凝らしたらヘアセットをしているしめちゃんの手だけが映っていた。ここまで形に残らないことがあるかね、と思いつつも、でも、確実に公演を観た、当時ののえまるを読んだファンの心の中にはある事実。そして、しめちゃんの励まし方がヘアセット、というのが、個人的にはとても素敵だな、と思っていて。というのも、しめちゃん自身がヘアセットを得意としていて、髪型にも拘りがあって、更にそれを一つのモチベーションにしているように見受けられるから。しめパラ裏側で愛用のクシを忘れてテンションだだ下がりでごろんごろんしてるところとか、まさに、ですよね。自分が得意なこと、自分のモチベーションになることを、相手を励ます方法にする。ヘアセット中のお写真をあげたり、15:00公演の最後の挨拶で言及したり、如恵留くん、きっととっても嬉しかったんだろうな。そして、しめちゃんにもきっとその気持ちは伝わっているんだろうな、と、思ったことでした。

翌日、8/2のしめまるに綴られたのえぱらの感想と「バディでよろしくね!」の言葉。18:00公演のしめちゃんに対する「僕のバディですから」の言葉を受けて書かれたであろう一言。私の記憶が正しければ、しめちゃん側から「バディ」の言葉が出るのは、おそらくこれが初めて。2019年8月14日ののえまるが初出の「バディ」。それから、幾度となく如恵留くんから「しめはバディ」だという言及があり、2019年12月21日のらじらーでは如恵留くん側から二人の関係性に対するイメージソング(wacci「Buddy」)が出てきたこともあり、ファンから「バディ」と呼称されるようになった二人。ただ、しめちゃんが似たような言葉で如恵留くんのことを言い表していたことはあれど(「最高の仲間」「如恵留がいればそこが自分の居場所だと思える」など)「バディ」の言葉を使ったのはおそらくこれが初めてで。1年前から、二人の関係性に「バディ」という名前はついていたけれど、それがしめちゃん側からの言及により、本当に本当の意味で公になった、という感覚がありました。

そして、そのしめまるを読んだ直後、「バディ」の響きの尊さに震えながら迎えたうみパラ18:00公演。MCにメンバーがゲスト出演する流れになっていたから、こっそりしめちゃんがゲスト出演することを期待していたら、のえしめちゃん二人で出てきて変な声が出た。「バディでよろしくね!」の一文を読んだばかりだったから頭が混乱して、予想外すぎたがあまり、夢なんじゃないかな?と思った。でも夢じゃなかった。うみちゃんに締めの一言を振られて、耳打ちしながら相談したり真面目に曲振りしたり、それに対してうみちゃんから微妙な反応を返されて「ここ!兄組!」と反論するのも、カーニバルをしながら捌けていく様子も、サマパラ裏側のYouTubeで公開された、ふにゃんふにゃんで満身創痍のうみちゃんと話す優しいお兄さんっぷりも、まるっと愛しい二人の姿でした。

それから3日後、8/5のしめパラ当日に更新されたのえまるには、しめちゃんへのメッセージが英語で書かれていました。スラング混じりの英文。意訳すると「僕のバディ、君はひとりじゃない。みんなに愛し愛されている。突き進むのみ、頑張って。僕はいつも傍にいるよ」みたいな感じかな。15:00公演が始まる前にそれを読み、あまりの絆の美しさにぐずぐずになっていたら、MCに如恵留くん御本人が登壇したので頭が吹っ飛んだ。「傍にいるよ」と言った矢先の物理的な有言実行。TLやリストで同じ感想をたくさん見た気もするけれど、このMCがあまりにも愛おしくて可愛かったので、いくらか好きだったところを書き留めておきます。

MCに組み込まれていたファンサタイム、「ものまねして」のデジわに「メンバーのノエルが夢ハリでよくやる踊り」のものまねをするしめちゃん。静かにものまねをした後「ちゃんと笑ってる?ちゃんと笑ってよね?笑うんだよ?」これは見学に来てるかな?と思い始める。

ゆったり流れるファンサタイムの時間。「(MCが)ゆるっ!て思ってるかもしれないけど、スペシャルゲストを呼んでるからゆるいMCともおさらばです!」と言いながら如恵留くんを呼び込むしめちゃん。
しめ「ノエル!カモン!」
のえ「どうもーこんにちは!しめちゃん!」
しめ「やほ♡」
のえ「やほ!」
このMC、全編通して本当に可愛いやりとりが繰り広げられていたのですが、冒頭に二人でやほやほ言い合ってたのが特に印象的で。そして、如恵留くんから出てくる感想はほぼほぼしめ担のそれだったので、私に残された語彙はもう無いのかもしれない、と思いつつしめパラ感想文を書いたことを思い出します。

Jr.SPを交えてのMCでは、何かと先輩後輩ごっこのようなやり取りをしていた二人。Jr.SPの皆はしめちゃんに先輩らしいことをしてもらったの?という話題で「実は……マックを奢ってもらいました!」というSPちゃんの言葉に「もっと(先輩らしいこと)あるだろ~!しめ~!!」と爆笑しながら突っ込む如恵留くん。しめパラが終わったあとにお食事会をセッティングしている、というしめちゃんに、声を合わせて「ありがとうございます!」と言うSPちゃん。続いて「ありがとうございます!」と後輩ぶる如恵留くん。しめちゃんの「君には奢らないよ?」のくだりから続く先輩後輩ごっこ。二人でJr.SPコーナーの曲フリをするときの、しめちゃんの「じゃあここおいで?」「こうやって、この画面の中に」「ここにいてよとりあえず」「はけるときに一緒に来てくれればいいから」に、「はい!はい!わかりました!ありがとうございます!」と可愛い後輩役になって返す如恵留くん。普段じゃ見られない光景だよね、と思いながら、その二人の愛らしいやりとりを噛み締めていました。

不安そうにMCを回していた12:00公演、如恵留くんの回しに安心して身を任せていた15:00公演。そして、18:00公演もまた一人でMCを回していたけれど、見学のちゃかうみげんを構いながら、落ち着いてお話をしていたように感じました。バディのサポートで安心できたのかな、なんて。

ところで、しめちゃんがのえまるに書かれた英文のメッセージの意味を汲み取っているのかどうか、ということも、当時話題になっていたように認識していますが、私は案外きちんと伝わっているんじゃないかな、と思っています。如恵留くんがしめちゃんへのメッセージを英語にした理由は私には分からないけれど、意図あってのことであることは間違いないはずで。自分が伝えたいことを一番まっすぐに表現できるのが英語だったからなのか、照れ隠しで英語を使ったのか、伝わること前提で書かれているのか、そうでなくてもいいと思っているのか、もう全然私には分からないし、どう考えても憶測にしかならないし、その意図するところは彼らの間にだけあればいいと思っていて。でもね、象はZoo、Juneが何月か分からなくても、”Stay with us forever.”の意訳はできるしめちゃんだから、その辺は何だかんだ織り込み済みなのかな、なんて、これもやっぱり憶測なんですけどね。

翌日、8/6ののえまるでは、しめパラの感想と共に、15:00公演のMCはしめちゃんに呼ばれた、ということが書かれていました。後日、雑誌のインタビューでしめちゃんが「MCが不安だったから松倉くんに相談した」ということを話していたけれど、それで如恵留くんにサポートをお願いしたのかな。「隣でしめを感じていきたい」という表現もとても素敵だな、と思っていて。それこそのえぱらでも言及されていた「どこまでいってもしめのことは分からない、でも、根拠はないけれど、しめのことは自分が一番分かっているんじゃないかと思う」「ふわふわとして掴みどころがないけれど、そんなところが愛しい」という言葉を思い出して。私は、人と人とが「すべてを」「100%」分かり合う、ということは、現実的にできないと思っています。そして、如恵留くんの「隣で感じていきたい」という表現は、その「分からない」ことがあるということを「分かった」上で、分かること分からないことの綯交ぜとなった状態そのものを、全てひっくるめて受け止めているように感じていました。このときにあがったのが、のえぱらでのヘアセットのお写真。二人の柔らかな表情を切り取ったこのお写真は、私の宝物です。

その後、同日に「今でしょ講座」に如恵留くん、「トリニクって何の肉?」にしめちゃんが出演する#のえしめデーがあったり、海鼠のものまねをする如恵留くんをしめちゃんが撮影していたり(こっそり自分の指ハートも入れてるところが何ともしめちゃんで、愛しすぎて爆発しちゃう)、当時発売されたDuet2020年9月号の「テンパってるJ」ではスタッフさんの愛犬・りくちゃんに対して「しめ!強敵が現れたぞ!」「見ろワンコ ここにもかわいいのがいるぞ〜」とかわいい(りくちゃん)にかわいい(しめちゃん)を見せつけた後、しめちゃんにりくちゃんを抱っこさせて写真を撮る如恵留くんのエピソードが掲載されていたり。Jr.祭りのMCではしめちゃんがSPちゃんの話をしていたことを如恵留くんが明かしたり、その裏側のIsland TVで、お弁当を悠然と食べるしめちゃんの横で楽しそうにはしゃぐ如恵留くんとそれに乗っかる松倉くんがいたりと、ちょこちょことした可愛いエピソードが出てくるたびに、またのえしめがのえしめしてる可愛いなあ……などと、ほのぼのとした日々の供給を楽しんでいました。

そんなほのぼのとした供給を楽しんでいたところに更新された8/28ののえまるでの「しめちゃんが生まれた日は金曜日だということを思い出す」という一言。割と衝撃的、というか、七五三掛担としての敗北を感じたのえまる。のえしめのおたくとしては「のえしめちゃんがのえしめしてる!可愛い!」となるのですが、七五三掛担の人格の私が「しめちゃんが金曜日生まれなんて知らなかった……」と呆気に取られていて。勝とうだなんて思っているわけではないのですが、むしろ尊いとすら思っているんですが、やっぱりその10年の重みの前には完全降伏するしかなくて。これを含め、私しめちゃんのこと全然知らないな、分かってないな、と思うとき、のえぱら10:00公演の挨拶が頭に過るようになるのはもう仕方がないことなのかもしれません。

そして翌日、8/29しめまるでのレスポンス。しめちゃん、やっぱりきちんととらまる読んでるんだね。とらまるの自由更新が始まり、如恵留くんが各メンバーの絵文字を当て嵌め始めた頃、すぐに自分に当てられたそれをしめまるで使っていたから、多分メンバーの更新をきちんと読んでるんじゃないかな、とは思っていたけれど、直接の言及は無かったから確証はなくて。だから、このとき、しめちゃんがこの件についてあまりにもストレートに触れてきたことに驚いた。のえまるを読んだ、自分自身自分の生まれた曜日を知らない、という話。そこに書かれた「俺のこと大好きかよ」の一言、更に「のえるのこといじってあげて」「超ドM」「かまってちゃん」と畳みかけるしめちゃん。ここ最近、しめちゃんが嬉々として如恵留くんのことを弄るようになったのは、この辺りがきっかけなのかな、と思っていて。ジャニウェブに留まらず各方面で「かまってちゃん」「ドM」などと言いまくるしめちゃん。私は、しめちゃんが如恵留くんに強く出たりにこにこ笑いながら弄ったりする様子と、それを満更でもない表情で受け止める如恵留くんがとても好きで。こういったしめちゃんの様子をいつも「強めの甘噛み」と表現しているけれど、これもまさに、といった感じで。

私がその代表格だと思っているのが、しりとりダンスバトルの初回、うみちゃんが「絶対のえるくんに(センブリ茶)飲ませるわ」と呟いた次の瞬間にしめちゃんがトリッキーで難しい振りで如恵留くんを引っ掛けるシーン。普通にやってたらダンスが上手くて振り覚えも早い如恵留くんがセンブリ茶を飲むことは無いんだろうけど、そこを堂々と引っ掛けにいくのがしめちゃんで。こういうときのちょっかいの掛け方のラインが絶妙で、付き合いの長さをじんわり感じて。噛んでるけれど怪我はしない、強めの甘噛み。無音ダンスの「指鳴らしたがり屋」のくだりもだけど、強めに弄ったりぶっ込んだり、急にドSモードを発動させたりとか。

如恵留くんがしめちゃんに対して慣れた感じで強めに出る様子もまた「強めの甘噛み」。表情演技対決で「MCの采配で逆転負けしたとき」の演技をゆるふわに再現するしめちゃんに「おいお前!そんっっなんじゃないから!!」と言いながらしめちゃんよりしめちゃんなガチギレしめちゃんの物真似をしたり、ハロウィンパーティーの動画でメンバー全員にお料理するところを見守られるしめちゃんに「ヘラヘラすんなや〜!」なんて突っ込んだり、割と強く出る如恵留くんを見てしめちゃんがへらりと笑う様子も、ワンナイト人狼でしめちゃんに勝ったと思い込ませて最後にどんでん返し喰らわせて笑ってたり、翌日ののえまるで「どん底に突き落とされる感じほんとたまらん」なんて言っちゃうのも大好き。そうかと思えば信じられない距離感のスキンシップをすることもある、それらは全部全部お互いの「大丈夫」のラインが分かってのことなんだろうな、と、思います。

そして「QLAP!」2020年10月号、のえしめクロストーク。今まで、しめちゃんは割と頻繁に如恵留くんに対して「もっと俺のことを甘やかして」と言っていてたけれど、それは、長かった不仲時代を埋めようとしてのことなのかな、と、思ったりもします。ただの憶測でしかないけれど。そんなしめちゃんが、今、「もっと如恵留は俺に甘えて」と言うようになった。この変化って、二人の関係性に於いて物凄く大きなことだと思うし、これがお互いがお互いのことを「バディ」と認識した後の二人なのか、と思うと、胸が熱くなってしまう。如恵留くんの「しめ~!!」、表情も声色も余裕で脳内再生できちゃうよ。きっととっても嬉しかっただろうな。そうかと思えば如恵留くんのお誕生日にはまた「甘やかして」モードに入ってたので、基本的にはそっちの方がデフォルトなのかもしれないけれど、たくさん甘やかされながらも、如恵留くんが困ったときにはすぐに助けるのがしめちゃんのスタンスなんだろうな。

「月刊TVガイド」2020年11月号。何度か双方から出てくる「バチバチしていた時期」「口をきかなかった時期」。松松が加入してからも必要以上に口を利かなかった、という話がしめちゃんから出たとき、ああ、なるほど、と感じたんですよね。すとんと落ちる感覚。初期のとらちゅーぶを見ていると、そんな気がしていた、というか、少なくとも交じり合うタイプではなさそう、という認識ではあったので。実際、松松が加入して、7人で一緒に仕事をしていくうちに、実はお互いがお互いのことをいちばんよく分かっている存在なのでは、ということを徐々に認識していったんじゃないかな、と、ふんわりと思っていて。でも、それも本人たちの発信があったわけではなく、自分がそのように感じていただけだったのでエビデンスもない。だから、こう感じていたことは、心の奥底にそっと仕舞っていました。そもそも冒頭に書いた通り私はまだまだ新規で、自分の目で見られていないことや人と人との関係性について、あくまで想像だ、と前置きをしたとしても、あまりたくさんのことを言えないな、と思っていて。あくまで自分の気持ちの問題だけど。でも、しめちゃんから当時の関係性についての言及があったことで、私の感じていたことも、強ち間違いではなかったのかもしれない、と思いました。その、イコール事実であると認識したわけではなく、パズルのピースが一つ見つかった感覚。

二人の関係性を思うとき、私はいつもその10年間のとてつもない重みを感じています。前述の月刊TVガイド11月号でしめちゃんが語っていた、お互いのこと。「如恵留は考えてから動くタイプで、自分は考える前に動いてみるタイプ」。これを「ちょっとした違い」だと言えるのは、お互いの根っこが似ていることに気付いたからなのかな、と、思ったりします。真面目で努力家でストイックな二人、実はよく似た二人。

それらを踏まえた上で、二人の関係性は段階的に変化していったのかな、と、勝手に思っています。7~8年間の膠着状態が松松加入から徐々に近づき、のえしめらじらー前のうみちゃんがきっかけを作ったお食事会とらじらー本番をきっかけに互いに歩み寄り、2019.8.8前後で更に距離が縮まった。ドームメイキング、「緊張しちゃうと良いパフォーマンスできないから、リラックス」「な、」「リラックスリラックス」と、声を掛け合い、不安を溶かし合うようにきつくハグをする二人、ステージ上で如恵留くんのことを隣で支えるしめちゃんの様子が、ふと脳裏を過る。ここが、彼らの関係性の段階が一つ上がったポイントのようにも感じています。その直後、2019.8.14、二人の関係性に如恵留くんが「バディ」という名前をつけた。そして、約1年の期間を経て、しめちゃんからの言及とともに、互いの共通認識となった「バディ」。私は恐らく、彼ら二人が不仲の時代を経て今の関係性になるまでに幾つか踏んだ段階を、幸運にもリアルタイムで見ることができていたのかもしれません。

さて、二人の歩み寄りの頃と思われる時期のとらちゅーぶで、印象深いものを2つ。Twitterでは何度か話しているので、フォロワーさんの中にはぴんときてる方もいるかもしれません。

一つ目はバンデットの回。乗り物酔いでグロッキーになる如恵留くんを隣で気遣うしめちゃん。「俺はひたすら楽しい♪」とマイペースににこにこ笑いつつも、走り始めたらずっと如恵留くんの手を握って上に掲げているしめちゃん。しんどそうな如恵留くんのテンションを上げようとしているのかな、励まそうとしているのかな、と思うと、その柔らかな気遣いに泣けてきたりだとか。

二つ目は2018年のプレゼント交換会。パッケージを見ただけでしめちゃんからのプレゼントを見抜き、更に「これが一番まとも」と言い放って取っていく(そしてブランケットとソックスとリップクリームと一緒にしめちゃんの盛れてるサイン入りフォトセットとアクスタを貰うことになる)如恵留くん。それから2年の時を経て、2020年のプレゼント交換会でも似たようなことが起こりつつ、でも結局そのプレゼントが如恵留くんの手に渡らなかったことも含めての趣なのかもしれない。ベストフレンドSのときも思ったけれど、何も言わずとも相手の思うことを感じ取ることができるのも、そしてそのセンスが間違いないと思えるのも、ひとえに長く共に過ごした期間の積み重ねによるものなんだろうな、と、思います。表情演技対決で如恵留くんの表情を見て「見たことある気がする」の一言で一人勝ちを掻っ攫うしめちゃん然り、「僕より僕を覚えてる君のこと」なんだなあ、なんて。

嬉しくてつい使ってしまう「バディ」の言葉。二人のことを表すの、ついつい「バディ」の言葉単体で使ってしまうのは、それで通じる!って実感するたびに嬉しくなるからなのかもしれない。あと単純に双方が自分たちの関係性をバディと公言した以上、積極的に使っていきたい!って気持ちになってるから。今、界隈で「バディ」って言ったらのえしめちゃん!で通じるのが、もう嬉しい。私だけかな?きっと他にも嬉しい方がいるって信じてる。

如恵留くんの入所日である、10/14。当日はのえまるの定期更新日。入所日に寄せた想いを語ってくれていた如恵留くん。たくさんのトピックを丁寧に綴るその文章を噛み締めて読んでいると、ふと目に入る「バディ」の文字。
よくよく考えると、「バディ」の言葉だけで誰と誰のことを指すのか、界隈にいる方なら殆どが分かるんだよね、きっと。嬉しい。嬉しいな。やっぱり積極的に使っていきたくなっちゃうね。

「バディとは、ずっとバディです」の言葉と共に、如恵留くんの楽屋の前でのツーショット。これはしめ担の人格の言葉だけれど、如恵留くん、節目の日ののえまるに掲載するツーショットを撮る相手に、しめちゃんのことを選んでくれてありがとう。とっても嬉しいです。8月、二人は名実共にバディになったんだな、と感じてから以降、このエントリにまとめた通り、幾度となく二人の強い信頼関係を感じる出来事がありました。それに毎回新鮮に驚き喜びながら、自分がコンビとしての"のえしめ"を好きになった頃のことを思い出していました。

私はうろ覚えメイク動画の「俺らが悪かった!答え見ような?」出ののえしめのおたくです。一人だけお顔を崩さないメイクをしたしめちゃんにブーイングが飛ぶ場面で、真っ先にしめちゃんを庇うのが如恵留くんなんだ、全く正反対で交わらないタイプだと思ってたけど、実は奥深いのかもしれない、と思ったのがきっかけ。そこから、彼らがTravis Japanになる前から10年以上の付き合いだということを知り、彼らの歴史や関係性を深掘りしていくうちにどんどん興味が湧いてきて、気付けばトラジャの中でいちばん好きなコンビになっていました。

私の中での二人を表すキーワードは、「バディ」以外だと「長年の付き合い」「横並び」「対等」「戦友」「信頼関係」。昨シーズンのROTでも語っていた「気づけば生き残っていた」という言葉の通り、二人がそれぞれの方法で闘ってきた結果、隣にいたのがお互いだった、というイメージが強い。今でもそのイメージが先に立つことが多いからか、割と頻繁に距離感がバグったり、信じられないほどのゼロ距離を目にする度に、毎回新鮮にびっくりしすぎて大騒ぎしてしまう。如恵留くんが以前語っていた「いつも近くに来てくれる」という言葉や、雑誌に掲載されていた「近くで寄り添っている」という言葉についても何となく想像がつかず、確かにIsland TVを撮るときにはそういう感じになるけれど(如恵留くんの呼びかけにしめちゃんが寄っていくなど)彼らのサービス精神の賜物なのかな?と思っていたこともあって。でも、とらまるが不定期更新になってから、二人の日々の更新からお互いの話題が割と頻繁に出てきたり、お互いの更新を読んで往復書簡のようなことをしていたり、ツーショットが上がったり、お互いに写真を撮り合いっこしていたりと、私が想像していたよりも、彼らは遥かに仲が良いのかもしれない、という実感を折々に得ていました。それは虎者期間に入ってから頻繁に上がる二人で撮った動画にも感じることで、彼らはお互いがお互いのやり方でお互いに優しくして甘やかし合っていたり、強めの甘噛みをしたり、お互いがどう感じるか、という理解と、それに伴う安心感に基づく関わり合いをしているんだなあ、と、思っています。

Enter1234567の舞台裏、二人一緒に現場入りして、昨日寝られた?という話から如恵留くんの夜更かしアピールの話に繋げ、それを嬉々として弄るしめちゃん。弁解しながらも大爆笑している如恵留くん。微笑ましくて愛しいやり取り。この10年の間に積み重ねてきた二人の関係性を物語っているようでした。

そして、最後に。
如恵留くんのお誕生日に更新されたしめまる、しめちゃんからのメッセージの最後に綴られた「ずっと側についてるよ」。これを読んだとき、私は、しめパラ直前ののえまるに綴られた英文を思い出しました。実際、しめちゃんがそれを意識していたのか、はたまた無意識なのか、それは本人のみぞ知ることなのだと思います。

如恵留くんのお誕生日直前に本人の履いてた靴をおねだりして貰っていくしめちゃんはあまりにもしめちゃんすぎて笑ってしまったけれど、二人とも楽しそうなのでそれが全てなのかなあ、と思います。お靴貰ったときのしめまる、テンション上がりきってるしハートが飛び散ってるし(ここまでハートが飛び散るしめまるもかなりレアだったんじゃないかと思う)余程嬉しかったんだろうな。後日愛犬のお散歩中のお写真に映り込みさせちゃうし、「如恵留王」の企画で履いてたのを見つけたときは声にならない声が出ました。後者については多分合わせて履いてきたんだろうな。そういうとこよしめちゃん。大好き。ところでしめちゃん、お誕生日プレゼントは何あげたのかな。

しかし、しめちゃんからの「バディ」呼びは、のえぱら直後の超激レア案件だったんだなあ、とも思いながらも、どちらにせよお互いのお互いに対する思いは同じなんだな、と知れただけで十分なのかもしれません。虎者期間、間仕切りを取っ払った同じ楽屋でおはようからおやすみまでずっと一緒にいて、ずっと楽しかった、と言っていた二人。どんどん関係性が柔らかくなり、結びつきの強くなる二人。10年間、最初から今のような関係じゃなかったからこそ、今、互いに信頼し合っていることが共通認識としてあるのが尊いし、正反対の二人だからこそ補い合って支え合えるんだろうな。二人の関係性を永遠だと言い切れること、正反対で交わらないけど二重螺旋構造のように一つだと言い切れること、何だかもう痺れちゃうね。

ツーショットでお写真を撮るときの表情や、ふとしたときの表情、おんなじ顔をしてる、と思うときが多々ある。そこに彼らの共に過ごした年月の重みを感じるから、私はずっとコンビとしての"のえしめ"が大好きなんだろうな。驚くほどのゼロ距離やスキンシップやこちらの頭が追いつかないほどの互いの理解の深さに驚いては「のえしめは宇宙……」なんて呟きながらも。

ちなみに、スニーカーの話のまとめはこちらです。よろしければ、合わせてどうぞ。バディ尊い。