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MewSuppasit4thファンミーティング

この9日
タイのミュージシャンで俳優、モデルのMewSuppasit(ミュウ・スパシット)さんのFM(ファンミーティング)に行ってきた。

会場は、港区六本木のEX theater ROPPONGI
今回で4回目となるFM。初回から欠かさず参加している。
前回の8月1日の大阪公演では、父の容体が不安定だったこともあり、昼だけ参加して、新幹線でトンボ返りで帰ってきた。

今回は、ひとりになって初めて、しかも会場が六本木と近場にあり、昼夜2回公演に参加することにした。

昼公演の開演は15時スタート、開場は13時45分。
開演に合わせるだけなら、家を14時に出ても充分間に合う。
当初は、ただ観て帰るつもりだった。それが今回初めてグッズに登場した、

刺繍ネームタグがとっても素敵で、しかもSNSでも欲しいとの声が多く、売り切れてしまうのではないかと(実際、昼過ぎには売り切れた)早めに家を出ることにした。

FMは、ミュージシャンに会えるだけでなく、SN Sで知り合った友人、知人と出会ったり、再会する楽しみがある。
今回は、早めに出かけてグッズ販売に並んだこともあり、今までで一番多くの人と会うことができた。
それにしても、この日は風がものすごく強く、しかも冷たい風で、寒い寒い。凍えてしまうほど。念の為、厚手のコートを来て出かけたが、ダウンコートにするとよかったと思うほどの寒さ。
開場まで、まだ数時間ある。玄関前で待っていても寒いだけなので、FMに合わせて企画された、カフェに移動することに。
そのカフェでは、飲み物や食べ物を注文すると、彼の姿が印刷された紙コップをもらうことができると言うことで、友人たち4人で飲み物を注文。内部は予約した人たちだけということで、外で飲んだが日向があったので、まあまあ寒さはしのげた感じ。

知り合いは、ほとんど昼夜公演参加組。
12時頃になると、小腹を埋めるために何か食べようという話になり、会場の2階にある、カフェに行くことにした。たくさんの人が来ているはずなのに、カフェは結構空席が目立つ。皆な大通りの方までいき、昼食を摂っているのか・・・
カフェは、パスタ類、カレー、ホットドックなどがあり、私はポロネーゼを注文。時間を潰して、開場を待つことに。

タイのミュージシャンで俳優・モデルのMewさん、タイでは大スタート言われているが、日本での知名度はそれほど高くはない。
なので、過去3回のFMでは1階席を埋める程度の入りだった。
それが、今回は、昼夜とも2階席まで、席が埋まったのには、ちょっと驚いた。

もしかしたら、来日するたびに、雑誌でインタビューを受けたり、表紙を飾ったり、配信のテラサで番組を放送したせいで、日本のファンが増えたのかもしれない。

Mewさん初めての、手作り陶器釉薬は先生


そのせいか、今回、近いとは言えない席だった。昼の部は19列目。夜の部は、10列目と今までで一番遠い席。でも、自分の席が遠いのを悲しむファンの声は聞かれなかった、むしろ2回席まで埋まったことを喜ぶ声ばかりが聴かれて、ファンがどれだけ彼のことを思っているかが伝わってきて、嬉しかった。ここまでくるのに、いろんなことがあって、(炎上してみたり、誹謗中傷があったり)それだけに、日本にこんなにもファンがいてくれることをみんなが喜んでいた。

今回も、会場に入ってみたら、何台ものカメラが入っていた。
以前、テレビ朝日のテラサという配信で、Mewの東京巡りに同行、焼き物を焼いたり、抹茶アイスを食べたりしている番組が放送されたことがある。
公演中は、ステージにかぶりつくように、ハンドカメラで彼を撮影しているカメラマンもいて、何かまた、テレビで放送されるのか、ちょっと期待しているところ。今回の公演では、昼と夜とで、それぞれテーマが異なっていて、
昼の部は、先日、誕生日を迎えた彼を祝うのがテーマで、ステージには大きくHappy Brithdayの飾り付けが施されている。

開演時間に少し遅れて、昼公演が始まった。
会場が暗くなり、いよいよMewの登場だ。
イントロが流れ始め、彼の歌声が聴こえて、会場が明るくなった。
光沢のある紺のスーツを着ている。
曲名はLove Story
甘く、柔らかく、そして時に力強い声が響く。
CDや配信で聴くことはできるけれど、こうして生の声を聴くのは半年ぶりだ。
二年ほど前、働きすぎで、バーンアウトになったとき、Season OF You というデビュー曲の中で、魅力的な高音が出なくて、音程を変えて歌っていたことがあった。「ああ、声が出てないなぁ」と心配したいた。でも今は、また以前のように高い音が出るようになって、今回も、元の歌の通りに歌ってくれた。それがとても嬉しかった。

福富先生登場。ここからしばらく、インタビューの時間。
いくつになったのかとの質問に、20歳、25歳と何度もはぐらかすMewさん。実際は、33歳を迎えたばかりだ。
今年の誕生日は、どのように過ごしたかの質問に、あちらこちらに出かけていて、誕生日にはタイにいなかった。ミラノに行っていたと答えていた。

1月から2月の初めまで、彼は家族旅行で日本に滞在していた。ご両親と妹さんのJomさん、Jomさんの恋人、そして彼と一番大事な友人の6人で、飛騨高山、琵琶湖、京都近辺を旅していた。そのあと、ニューヨークに先の友人とファッションショーに招かれ渡米、帰国後ミラノのファッションショーに招かれて渡伊、帰国後にはタイでbirthdayFMを開催と超多忙なスケジュールをこなしての、渡日だった。

インタビューでは、「誕生日に欲しいものがあったか」の質問ではたくさんのプレセントを貰った嬉しかったと答え、欲しいものは特にないと話してくれた。タイでもどこでも、皆んなにハッピバースデイトゥユー🎵とお祝いされていたので、今回も歌うのだろうと準備していたが、どういうわけか、歌うことにはならず、二度ほど「おめでとう」と声を揃えて言っただけ。2回言うんだったら、ハッピーバースデイトゥユー🎵と歌えたのになぁというのが、正直な気持ち。

タイドラマの人気が上がるにつれて、日本での配信も増えていて、この度、彼が出演している作品が、楽天でしかも日本語の字幕がついて、配信されることになった。すでに配信は始まっているのだが、その話題にも触れていた。

「Love mew again」というタイトルで、彼の役はプロデューサ。曲本のチームが、自分に寄せて描いてくれたキャラクターだったのだとか。かっこよくて、明るくて、ちょっと天然なところは、確かに彼に通じている。仕事に一生懸命なところも。相手役の女性や、共演者のことも話してくれていた。
福富先生もストーリーはもちろん、結構、観ないと分からないような細部まで知っていて、Mewにとっても嬉しい通訳さんなのではないだろうか。

昨年は、ずっと俳優の仕事が多かった。それもすべてキャラクターの違う役だった。
共演者は皆、彼の仕事への向き合い方や真摯な姿勢を褒め、人柄についてもひかれるところが多いのか、ある作品では、撮影が終わっても、一緒に旅をしたり、それぞれの恋人と一緒にバカンスに行くなど、とても親密な付き合いをしている。他の作品でも同様で、共演者の評判はもちろん、制作陣にも評価されているらく、オファーが途切れることがなく。
今年も、すでにドラマ、映画の出演が検討されているとか。一時期、いろんなことを言われていたが、共演者や制作陣に好かれていて、オファーが途切れないであることが、本当の彼の姿なのだと思う。

2曲目は、Taylor Swift รักได้รักไปแล้ว 
この曲は、今、放送されているドラマで彼が歌っている曲で、伸びやかな声が響いて、大好きな曲。

今放送中のドラマ

タイのファンミーテーングと言えば、歌の他に、トーク、ゲームがつきもの。
昼の部のゲームは、ファンの人が数人選ばれてステージに上がり、彼のためにケーキをデコレーションするというもの。
テーブルには、デキレーション用のお菓子、彼やchopperという彼の愛犬の写真、デコレーション用のクリームなどが置かれている。
箱から番号が書かれた紙を取り出し、その番号と一致したもので、ケーキをデコレーションしていく。

もう一つは、誕生=卵ということで、卵型の玉をピンポンの玉に見立て、カゴの中に入れていくゲーム。
これがなかなか、入らない。
福富さんが、リハーサルでも入らず、玉の大きさを変えるなど、いろいろ工夫していたことを、ゲームを見ながら話してくれた。
リハーサルも見られたら、きっと楽しい笑いが怒るんだろうなぁ・ゲームは、2チームに分かれて行われたが、結局、勝敗はなく全員に彼のサイン入りチェキが渡されて終了。
ここでMewはお着替え。
この間、ステージでは、彼のフォトショットが浮かび上がっていた。

少しして着替えを終えたMewがやってきて歌を披露。
1回目のFMから、彼は必ず日本の歌を、日本語で歌ってくれてきた。
それが、本当に上手で、毎回、聞き惚れてしまう。
1回目は、butterfly、2回目は。First Love  3回目の昨年は、た・ぶ・ん
「たぶん」は、サビの部分を聞いて、「あ。yoasobi」の曲だと気づいたほど。超早口で歌っているイクラちゃん、声は好きだし、再生回数世界一を記録するミュージシャンなのは知っている。世界が彼女の歌を評価していることは間違いない。
ただ、正直、Mewが歌ったことで、こんなにもいい歌だったのだと気づくことができた。感情豊かに、思いをこめて詞の世界を歌い上げる、外国のミュージシャンを他に知らない。

今回は、1979年リリース、松原みきさんの「真夜中のドア/Stay With Mew」を歌ってくれた。
真夜中のドア/Stay With Me 松原みき(1979年)
やっぱり彼は上手い。完全に日本人のミュージシャンが歌うようには、日本語を使いこなせてはいないはずなのに、なぜか、彼の歌を聴くと心の琴線に触れて、胸が震えて、涙が溢れる。
日本人よりも、日本語を大切に歌ってくれているような、そんな気がする。

FMでは、去年からフォトタイムが設けられるようになった。
元々タイでは、写真撮影は自由で、配信など見ると、歌を聴いているのか、写真を撮っているのかわからないくらい、スマホをむけている人が多い。
日本では、それが一切禁止だった。以前からそうだったので、仕方がない、タイとは違うのだからと受け入れてきた。
それが、昨年、ある決められた時間になったら写真を撮っていいということになった。
他のタイの人たちのFMでもそうなのだが、そうした影響が少しずつ日本人アーティストにも及んできたのか、星野源さんや、先日はMISIAさんも、写真OKの時間を設けてくれた。
初めから終わりまでではなくていい、ある決められた時間は写真を撮ってもいいということになっていくかもしれない。


Mewさんは、日本語が、少ししか話せないので、毎回、通訳さんが来てくれる。
今回も、福富渉 先生が通訳をしてくれた。
福富渉さんは、現在、いくつかの大学の非常勤講師をされているタイ語、タイに詳しい方で、タイ語の著書の翻訳書も出版されている。
確か、初回からMewの通訳をされていて、とても間がよく、聞きやすく、ウィットにも富んでいて、回を重ねるごとに、先生の人気もうなぎのぼり。ステージに登場すると、声援と拍手が起こる。とても楽しい方。
Mewとの相性もよく、彼の作品をあらかじめ観ているのはもちろんのこと、彼が演じているキャラクターについて、先生が感じたものを上手に彼に重ねて話してくれたりする。

いつもは彼に質問する内容を、まず日本語で私たちに話してから、タイ語で彼に通訳するのだが、先にタイ語で私たちに向けて話して、それから彼に日本語で通訳しそうになる瞬間があって、それに気づいた先生が、「あ、間違った。先にタイ語で話しちゃった」と独り言を言ったのには、大笑いした。終演後、会場を出る観客に、ロビーで観客ひとりひとりに挨拶するのは、彼と、彼のマネージャーの妹さん(Jomさん)や彼のmama(今回は来てなかった)だけなのに、今回は、ちょっと離れた場所に先生もいらしてて、見つけた人たちに「先生!!」と声をかけられて、手を振っていたのが印象的だった。
そんな和やかな雰囲気と、二人の関係が親密になってきたのも、4回目だからだろう。
また、彼が日本公演をするときは、福富先生にぜひ通訳をお願いしたい。

ゲームに話を戻そう。もう一つは、巨大ダルマ落とし
リハーサルでも成功しなかったというゲームで、だるま落としの積み木は、どう見ても大きすぎ。
手作りの木槌も、大きくて相当重いらしい。
持ち上げるのがやっとという感じで、女性の腕では勢いよく、積み木を落とせない。
できるだけてっぺんに置かれたものを落とさないよう、少しずつ積み木に見立てたものを、叩いて向こう側へ移動させ一個だけ抜こうとする人がいたかと思うと、思い切りよく一気に木槌を振るう人、あまりに時間がかかり、見かねてMewさんが手伝ってくれた人etc木槌の使い方が、それぞれ個性的というか、性格が出て面白かった。

ファンとしては、たくさん歌を聞きたいところだが、タイのファンミーティンングは、トークとゲームが欠かせないのか、数曲しか聴けない。
時間も残り少なくなって、最後の歌を聴かせてくれることになった。
いつも欠かせないのは、彼のデビュー曲である、Season of you を期待していたけれど、この時点ではまだ聴いていない。
持ち歌が増えたこともあって、今回は聴けないのかな…と思いながら、最後の曲のイントロが流れ始めた。

Missing You


Before 4:30


メドレーではあったけれど、彼自身の歌を披露してくれて、最後に
やっぱり Season of you を歌ってくれた。


バーンアウトになった頃は、Season of you の一番高い音が出せず、音を下げてうたったいたけれど、自分のペースで仕事を選んで働くようになったり、ボイトレのトレーナーさんが新しい人になったりしたことで、喉の調子が回復したのか、今回もデビューした時の音で歌ってくれた。
声は肉体であり、精神的な影響も受けやすい。(ストレスから失語症になったり、声が出にくくなったり、声質が変わったり)
きっと今は、精神的にも肉体的にも、いい状態に近いのだろう。
ちなみに、WinterバージョンのSeason of youもリリースしていて、これもとても素敵な曲になっている。


Season of you (Winter Version)

昨年の夏、大阪でのFMの時は、父が大変な時だった。急にどうとか、というわけではないけれど、呑気に構えていられるような状態ではなかった。でも、やっぱり彼の歌を聞きたくて、昼公演だけを観に、新幹線に乗って出かけ、蜻蛉返りをして帰ってきた。周りの看護師さんや、担当の先生から、何事のなくてよかったですねと言われて、やっぱり心配していたんだと思い、申し訳ない気持ちが湧いたが、日々緊張の中での生活。たまに、こういう機会がないと、私自身、壊れてしまいそうになる。昼公演だけでも行ってよかった。
この後、二時間ほど空き時間があって、夜公演まで時間を潰さなくてはいけなかったが、会場から出て、友人たちにあっているうちに、あっという間に開場の時間となった。それにしても、この日は本当に風が強くて寒かった。

夜公演については、改めて書きたいと思う
続きは、また後で。




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