音感トレーニング(動画付き)
今回の記事は、
YouTubeなどで音程トレーニングの動画を見ても、
「そもそもピアノの音と自分の声が合ってるか分からん!」
という方におすすめのトレーニングです。
用意するもの
①チューナー(スマホアプリ可)
②ピアノ(スマホアプリ可)
③録音機器
チューナーやピアノはスマホアプリでも大丈夫です。
ギターだとチューニングが狂いやすいので、必ずピアノ(電子ピアノやピアノアプリ)を使いましょう。
録音機器に関しては、スマホのカメラやボイスメモ等で大丈夫です。
トレーニング内容
まず楽に出せる高さで発声し、チューナーでその音を確認します。
その音が例えばA3と表示された場合、ピアノでも同じA3を鳴らしてよく聴きます。
今自分が発声した音はA3(くらい)なんだな
ということを耳で聴いて理解しましょう。
発声したA3の音がチューナー表示の真ん中に合っていれば、ピアノで鳴らしたA3の音とも合っているということになります。
これを何度か繰り返して、自分の発声した音とピアノの音をよく聴き比べながら結びつけていきましょう。
初めは同じ音で繰り返した方が結びつけやすいので、発声する度にチューナー表示がA3だったりC4になったりと変わる場合、一旦声を出すのを止めて落ち着いてもう一度楽に発声できる高さを探してみて下さい。
喋る時と同じような感覚で(こんにちはーと言ってみたり)発声してみると、安定して出せる音を探しやすいと思います。
発声した音とピアノの音は大体同じ高さなんだなということが耳で理解できるようになってきたら、次は順番を逆にしてみましょう。
先にピアノで発声しやすい音(さっきと同じ音)を鳴らします。
その音を聴き、同じ音をイメージしてから発声し、チューナーで確認します。
この時、音を合わせることを意識しすぎて喉が締まったり、音の高さがさっきと変わってしまった方は、もう一度楽に発声することからやってみて下さい。
先ほど書いた通り、チューナー表示が真ん中に合っていれば、ピアノの音とも合っているということになります。
初めはチューナー表示の真ん中に一発で合わせるのは難しいので、まずは自分が発声した音とピアノの音がどのようにズレているのか、表示を見ながらよく聴き比べて確認しましょう。
表示が低い方にズレているなら「正しい音よりもフラットしているんだな」ということを耳で覚えましょう。
チューナーの表示を見て目だけでズレを確認するのではなく、自分の声とピアノの音をしっかり聴き比べて耳でズレを理解することが大切です。
これを録音して再度確認してみましょう。
歌っている時は何となく合っているように聴こえたり、発声に気を取られて音程まで確認できなかったりしがちです。
録音した自分の声をよく聴いて確認する。
これを習慣付けることで効率よくトレーニングすることができます。
慣れてきたらチューナー表示の真ん中を狙ったり、違う高さでもやってみましょう。
トレーニングの流れ
①楽に出せる高さで発声
②同じ音をピアノで鳴らす
③発声した音とピアノの音を聴き比べる
両方の音が結びついてきたら続き↓
④ピアノの音(さっきと同じ音)を聴き、同じ音をイメージしてから発声
⑤慣れてきたら違う高さでもやってみる
まとめ
この練習では、とにかく聴くことが大切です。
チューナーの表示を補助的に使い、
発声した音とピアノの音を結びつけ、
自分の発声した音がどれくらいの高さなのか、
正しい音との誤差はどれくらいなのか、
ということを耳で確認し理解できるようにするための練習です。
なので、ピアノの音とズレているからといって気に病む必要はありません。
肝心なのはそのズレの度合いを耳で聴いて理解できているかどうかということ。
僕自身も昔はピアノの音と自分の声がどれくらいズレているのか分からず歌っていました。
自分一人でアカペラで歌っている時は合ってるような気がするけど、レッスンでピアノを弾いてもらいながらだと全く音が合わなかったり。
ボーカルレッスンを受けていた当時、先生から音がズレてると言われても全く理解できず、自分は音痴なんだと凹んでいました。
そんな僕でもこのような音感トレーニングをすることで改善することができました。
音程の取り方などの動画を見て「そもそもピアノと合ってるかわかんねーよ!」という方。
ぜひこの音感トレーニングを取り入れてみて下さい。
一緒に頑張りましょう!
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ボイストレーナーの瀧本龍太です。
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