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テクニックで誤魔化す前に 寝ても覚めてもボイトレ思考ー第5夜ー

声を出す前に

ビジネスボイスセミナーや講師ボイトレでもお話しますが、特にガッツリこのお話をするのは「歌ウマセミナー」の時。 歌が上手くなりたい!と思った時は、歌い込むより先にその歌を聴きこむ事が大事。ついつい「気持ちよく歌いたい」から、聴くより先に歌ってしまう! わかります、ええ気持ちは分かります。たとえそうだとしても!そこはぐっと我慢。まずは、まずは、まーずーはー聴きこんで下さい。

モノマネが出来るんじゃないかというレベルに

その歌は、その歌手が歌うために作られたものという場合が多いですよね。なのでまずはその歌手がどう歌っているのかをしっかりと分析します。 「真似じゃなくてオリジナルな歌い方にしたい!」 ええ、そうですよね。 それに至るには相当色んな曲を聴き込んで歌いこなせるようになってから。 プロの方で、すでに自分の「色」や「歌い方」を持っている方は、どんな曲でも「その人風」に歌えたりします。自分色に染めて歌えるようになるには、相当な数の歌いこなし(ただ歌うのではなく、歌いこなす)が必要です。算数だってまずは数を数えるところから覚えるように、歌もまずは「同じように歌えてから」応用に入りましょう。 歌も、話し方も、まずは上手な人の真似からスタート。オリジナリティを出すのはそのあとです。

テクニックいっぱい入れて「上手っぽい歌い方」にしたい

という方、結構多いです。 たいがい、失敗します。 基本が分かっていないのに、テクニックをがっつり突っ込んで収拾がつかなくなってる人、多くないですか? こういう風に歌ったら、カッコイイよね!と、歌うは良いけれど、ソレ(テクニック)に気を取られて音がはずれまくってしまう…。 あれほど聴いていてイラっとするものはありません。テクニックの前に、呼吸・発声。発音を後回しにしたとしても、最低限「音程は取れるように」しましょう。 え?プロはちょっとハズしてるでしょ?って? そりゃあ、プロですから!! そもそも音程が取れないのに、ハズしを練習するって、それは免許も取らずに車運転するみたいなもんです。免許なくても覚えたらできる!っていうのは浅い!!基本や基礎を押さえておかないと、ハズしは活きてきません。 その音程が取れないから、テクニックで誤魔化したいんです!! え?それならテクニックを学ぶより先に音を取れるように努力しましょう。 大丈夫、音痴は直ります。 ※耳やその機能に疾患がある場合を除く どうしてもこの音が…!というピンポイントの場合は、必ず歌えない(歌いにくい)原因があります。是非、レッスンでそこを解明しに来てくださいね。


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