NaviLens関連の話、神戸での体験イベント「ナビ・タグ・ラリー」 11月13日 土曜日

QRコードのようなタグをスマートフォンのカメラで読み取って、視覚障害者向けにナビゲーション目的に利用する取り組みはいくつかあります。
神戸では、金沢で開発されている「コード化点字ブロック」と、バルセロナで普及している「NaviLens」の二つを体験できるイベントが開催されます。
どちらのアプリもiOS, Android向けにリリースされています。

ちなみに神戸市の「Be Smart KOBEプロジェクト」のアンケートでは、NaviLensのプロジェクトは2位で通過し、無事に採択されています。

第3回 ポートアイランドサイエンスフェスティバル
体験 ナビ・タグ(ナビゲーション・タグ)ラリー
日時: 11月13日(土曜日) 10:00~16:45
場所: バンドー神戸青少年科学館 1階プロローグ
最寄り駅: ポートライナー南公園駅
対象: どなたでも
定員: なし
参加費: 無料
協力: 公益社団法人NEXT VISION /チームOTAGAISAMA

青少年科学館
https://www.kobe-kagakukan.jp/event/article/705
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(見えない、見えにくい方へお願い)
> 当日はスタッフの人数が少ないので、十分なサポートができない場合があります。ガイドの方などとのご来場をお願いいたします。気をつけてお越しくださいね。
11/13(土)はポートライナーの三宮駅、南公園駅にコード化点字ブロック、南公園駅からバンドー神戸青少年科学館まではNavilensでルート案内をしています。事前にアプリをインストールして、周囲の人や車に気をつけて体験してくださいね。
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タグを読み取り体験できるのは一日だけということなので、貴重な機会になることでしょう。

公共の場所でNaviLensを体験できるのは静岡県にあるクレマチスの丘。
その体験動画が公開されています。

ナビレンズで快適散策 だれでも楽しめる?ヴァンジ彫刻庭園美術館? - YouTube
100 回視聴?2021/10/26
チャンネル名: クレマチスの丘Press
https://www.youtube.com/watch?v=FwDDJEuQ4fI


ところで、NaviLensはナビゲーション目的だけではなく、博物館の展示物の案内にも活用されているようです。
先日、次のような記事がありました。

展示物にスマホかざすと説明文やCG合成 凸版、博物館ガイドシステム発売 - ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2110/26/news115.html

大手である凸版印刷の取り組みということで、主要な博物館では採用されることになるのでしょうね。
はたして、iOS VoiceOver、Android TalkBackでも利用できるのかどうかが気になります。

> 同社は、博物館運営を含むコミュニケーションビジネス全体で、
> 2025年度までに約30億円の売上を目指す。

かなり大きなマーケットということなのでしょうかね。