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5分note【いくつになっても褒められると嬉しい】

このnoteは今日あった出来事を5分で文字に起こしたものです。
みなさんこんにちは、趣味でポッドキャストをしているポッドキャスターグループ”ボイスカプセル”のサルです。
noteを書くハードルを下げまくるため”とりあえずまずは5分”と設定し、ささやかな日記を綴っていきます。(最初と最後はコピペで時間を省略しています)

今回は2024年5月8日分の日記。

今日は【実際の患者様のお話】


普段サルは薬局に勤める薬剤師です。

もうかれこれ半年以上ご自宅まで薬をもっていっている患者様のお話です。

この患者様は睡眠薬を服用していました。


初めて処方箋を確認し調剤を終えご自宅にお届けしたときに、
『この薬、普段飲んでる睡眠薬じゃない、これじゃ困る』
と言われました。

処方箋通りに調剤したのですが患者様は睡眠薬だけは「先発医薬品」で服用し続けていたようで、今回ジェネリック医薬品でご用意していたため、効果は同じなんですが、商品名や見た目の色・形状に差があるのです。

私は「先発品希望とは知らずで、ごめんなさい。処方箋に先生が書いてくれた薬品名通りで用意しているから間違いではないのですよ。同じ効果だから今回だけ良い機会として試してみませんか?」

とお話し、まずは2週間お試し。
結局『全然眠れない』ということで2回目からは先発医薬品に変えて調剤して対応。そうすると『眠れた』とおしゃっていました。


複数種類の睡眠薬を服用していて、かつこのようなご様子だったため、
「けっこう薬に依存してるな」っていうのがサルの正直な感想でした。


口腔内の苦みの訴え、認知症などへ影響を考慮すると、薬剤師として何かできないかなと考えていましたが、このように何十年服用を続けている依存の状態では介入がなかなか難しいのです。


今回サルが思いついたのが、すべて≪半錠にしておく戦法≫でした。


決して薬を減らしたり変えたりはしません。


いつも「A錠1錠」「B錠1錠」という寝る前の薬の分包を
工夫し「A錠0.5錠×2」「B錠0.5錠×2」という分包にします。


患者様には『睡眠薬が減らせると口腔内の苦みの改善や認知症予防につながる可能性があります。まずは気が向いた時で構いません。A錠を0.5錠減らしてみてください。30分寝付けないなどあればすぐに減らした0.5錠を飲みなおして構いません。調整しやすいように半錠はこちらですべてしてしまいました。少しでも〇〇さんのお体のためになればと思って今回からこのような形で調剤しています。ゆっくり時間かけて進んでいきましょう。』とお声かけしました。


月日は流れそこから半年以上、
今日この患者さんがとうとう毎日A錠の0.5錠減らしに成功しました。

決まって服用する睡眠薬「A1錠」「B1錠」⇒「A0.5錠」「B1錠」になったのです。

見た目の成果としては微々たるものに見えますが、これは私たちにとっては大きな一歩です。


患者さんに『本当にすごいですよ。こんなに減らせると私は思ってませんでした。〇〇さんすごいですね。びっくりしてます。よくここまでできましたね。』とお話しすると、


『サルさんが褒めてくれるからですよ。こんなに丁寧に薬も用意してくれて。』


と答えてくれました。
やっぱりいくつになっても褒められるって原動力なんだなと感じましたね。
すでに20分note書いてる(笑)。今日はここまで。

このようなnoteにお立ち寄りいただいたそこのあなた、逆スキ♡を念で送ります。ありがとうございました。
最後に我々”ボイスカプセル”はポッドキャスト番組を紹介する番組『ポッドキャストーーク』を毎週火曜日配信しています。気になるタイトルからどこからでもお聴きいただけます。是非お立ち寄りください。
またほかにも『本番行きまーす!』という我々”ボイスカプセル”の3人(サル、小西、佐坂)で雑談している番組も毎週金曜日に配信しています。ながら聴きおすすめです。お好きなところをかいつまんでいただけると嬉しいです。



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