5分日記【治療と相反する生き甲斐】
このnoteは今日あった出来事を5分で文字に起こしたものです。
みなさんこんにちは、趣味でポッドキャストをしているポッドキャスターグループ”ボイスカプセル”のサルです。
noteを書くハードルを下げまくるため”とりあえずまずは5分”と設定し、ささやかな日記を綴っていきます。(最初と最後はコピペで時間を省略しています)
今回は2024年8月21日分の日記。
薬剤師のサルです。
今日はとある患者さんのお家で看護師さんやケアマネージャー(※)さんと今後のケアプランについての意見交換会がありました。
(※ケアマネジャー(介護支援専門員)は、介護を必要とする方が介護保険サービスを受けられるように、ケアプラン(サービス計画書)の作成やサービス事業者との調整を行う、介護保険に関するスペシャリスト)
この患者さん、肺が悪く、常に酸素を鼻に当てています。
当てているといってもこんな感じのやつでマスクではないですよ。
そしてこの患者さん。
タバコが好きなんです。
たばこなんて絶対にやめさせないといけないのがこういう肺疾患を患っている方の鉄則です。
肝臓の疾患がある人がアルコールをやめなければならないのと一緒です。
でも、たばこ辞めるならもう死んでいい
といわれると、それはそれで止められないですよね。。。
そういう場合、色々なケースはあると思いますが、
私が携わっている現場では、たばこはある程度許容しながらできる治療を行っていくというスタンスで対応しています。
医師も薬剤師も看護師もヘルパーさんもケアマネージャーさんもそこはみんな同じ方向を向いて患者さんを支えていきます。
他にもこういう患者さんってやっぱりいらっしゃって、
COPD(慢性閉塞性肺疾患)の患者さんで、
たばこを一日に2,3箱吸うという方が。
肺は換気能力が落ちているので酸欠のような状態になりやすく、
呼吸も苦しそうな状態のときに
「おたばこ減らしてみませんか?禁煙するのにいいお薬もありますよ」と若かりし頃の私が説明したときにこの方こう言いました。
『たばこは絶対減らさない。これで死ぬなら俺は本望なんだよ。(満面の笑み)』
これで死ぬなら本望と言われてしまえばもう止めようがありません。
もはや私はこの時「この人カッコいいわ」と思いましたよ(笑)
医療従事者としてはもちろんぜったい禁煙してほしいです。
ですが、一人間としては、こういう生き方もありなのかな、とも思います。
自身の生き甲斐というか嗜好品で自分が病気になっても、
それで死ぬなら本望。むしろ最後吸えなくて苦しい時間が続く方が死にきれない。
そういう考え方もあるんだなと学んだことをふと思い出した一日でした。
今日はここまで。
このようなnoteにお立ち寄りいただいたそこのあなた、逆スキ♡を念で送ります。ありがとうございました。
最後に我々”ボイスカプセル”はポッドキャスト番組を紹介する番組『ポッドキャストーーク』を毎週火曜日配信しています。気になるポッドキャスト番組やエピソードタイトルからどこからでもお聴きいただけます。お耳が空いているときのお供に是非ポチっとご検討ください。
またほかにも『本番行きまーす!』という我々”ボイスカプセル”の3人(サル、へやちょー、佐坂)で雑談している番組も毎週金曜日に配信しています。ながら聴きにおすすめです。こちらも気になるエピソードタイトルからかいつまんでいただけると嬉しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?