見出し画像

W2OP

1R目の神殿にあなたはどの恩恵タイルを取るだろうか。

茶1、茶2、赤1、白2あたりが多く見られるか。タイルを選んだ根拠は今後の予想図のどこに影響を与えるだろう。純粋な勝利点、建設のためのコスト、円滑なパワー回し等々。。

そんな中でも異彩を放ち、こいつを御しきれるのか?!と不安や期待を抱いていしまう選択がある。そう、その選択こそが青2(Water 2 OPening)である。
中終盤では役割が変わり、宗教戦争の一助になる。この場面での青2は純粋な鈍器のため、ここで語る内容としない。


この恩恵タイルをみなさんはどのように評価しているだろうか。

強い?弱い?どっちだろう。

収入系であればどんなプレイヤーにも平等の利益を必ず提供してくれる。
加点系であれば建物を建てれば、建てていれば必ず勝利点を提供してくれる。

しかし、このW2はその価値が使用者自身に委ねられている。それゆえに、このタイルはある種、最もエンターテインな恩恵タイルとなりえている。


私にとって面白いゲームとは、予想の範疇を越えた展開がなされるゲームで、このときに限っては勝ち負けの重要度は下がり、ただただこの体験を享受できた喜びを一身に受けるのみとなる。W2OPを同卓者が行った場合、私はつい嬉しくなって笑みがこぼれてしまう。君のその考え方、わっしゃ好きやねんといった気持ちになる。


W2OPの考え方には一定の規則性がある。

・初期値が青1以上の種族である
・1R目に青4ボーナスがある
・4R目までに青4ボーナスが2つある

上記3つがすべて該当するとW2OPは選択されやすい。まあ、上記2つでも選択されることはある。つまり、(オウレン、マーメイド、スウォーム、アルケミスト、ダークリング)。拡張種族のアコライトや特殊地形入りオウレンは上記条件を無視しても、このタイルを得ることで「通用する」強さを持つためここで語る内容の対象としない。

W2OPは変化球として認識される。1R目は目的のために選択され使用されるが、他Rではプレイヤーは青2の能力を使うのか使わないのか、という場面に遭遇する。能力を使わず早々のパスで次Rのテンポを取ったり、目的のボーナスカードを奪取したり、パス代わりの宗教1上げもできる。実は走攻守揃った名バイプレイヤーである。

場の空気感、状況への感度を高めるためにもW2OPを実践してみてはどうでしょうか。

拾い物リプレイ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?