見出し画像

田中あすか先輩はこんな人なんじゃないかっていう話[響け!ユーフォニアム]

あすか先輩人気ないんですかね?あまり考察ページがなかったので書いちゃおうかと思います 原作も読んでないですし、推測もかなり多いので 100%信用しないでくださいね

完璧超人

作中彼女は、楽器も上手い 美人でスタイルがいい 頭脳明晰 リーダーシップがある と全く欠点がないキャラとして描かれていますこの作品のテーマの一つである「特別」の代表格後に、家庭環境に問題がある事が発覚しますが ネガティブな部分を見せたのはそこだけです

実はやらかしていたのかも?

作中常に冷静でおどけた態度をとっている彼女ですが多分、作中で語られてない所でやらかしていたのでしょう2年生の時、希美が退部したとき彼女は希美を引き留めました
作中では描かれてませんが、多分みぞれを巻き込まないことを暗に根回ししていた可能性も
部の事を考えれば演奏技術に長けるみぞれを残すのは当然の判断だけれど
希美が仲間を連れて退部してしまった事にみぞれにとっては、心に深い傷を負ってしまうという結果に

それ以来 部の人間関係にはより中立の立場を取るようになったのでしょう

後に希美が復帰する時に、あすかの許可を執拗に求めたのは多分こういう理由だと思います

しかし「大会のみぞれの演奏と希美の復帰を天秤にかけたら」なんて言い方しかできないのはほんと不器用

そしてみぞれの本当の心は全く理解っていないところが、あすからしい

ちなみに、優子も全く同じ事をしている(行動は正反対だけど…)
この二人似たもの同士なのかも…

香織とあすかの愛のかたち

香織はあすかに何度か愛の告白をしています 愛の告白って言葉…久美子と麗奈の間でもありましたよね 
あすかは多分意味がよくわからなかったのでしょう、毎回無粋な言葉でお茶を濁していますが
最後にはルームシェアする関係に…

「じゃ、香織はさ、うちが特別な人間じゃなかったら、好きじゃなくなるん?」

その場では答えられなかったけど、のちの行動で示した答えがこれ

「特別」じゃないあすかを私にみせてほしい…

あすかは、本物の愛をみつけることができるのだろうか?
もし見つける事ができたとしても、その相手はきっと香織ではないと思うけれど…

波乱と嫉妬のオーディション

香織と麗奈のオーディション部全体が揺れていた
あすかは久美子に尋ねられる「個人的に先輩はどっちがソロを吹いてほしいですか?」
久美子も相当性格が悪い
「そんなの香織にきまってるだろ!」と叫びたかった気持ちだっただろうけど

「副部長だから答えられない」
「心の底からどうでもいいよ」

ここで「香織がいい」と言えば、一番傷つく結果になるのは久美子だって事をわかっていたからの発言

逆に、後で香織のところへ通っている時に
香織にも本音を聞かれるけど、このときは「上手い方がやるべきだと思うよ」「いいの?言って」と、暗に麗奈がやるべきだと言っています

香織に引導を渡せるのは自分だけ
という責任を感じたのだろうこの時のあすかの思いはいかほどだったか…
いっそ優子のように「香織 おまえが吹くんだ何があっても応援している」と言いたかっただろう

自分と同じ思いを持っているにも関わらず 正面切って「香織先輩が吹くべき」と主張できる優子に、嫉妬し 憧れをもったことだろう
そして、自分は一体なにをやってるんだろう?と自己嫌悪したのではないか

このとき、優子を次期部長にすることを決めたのだと思う

晴香部長とあすか副部長

この二人の距離は「遠からず近からず」
ではなぜ、部長が香織でも葵でもなく晴香なのか ここはほぼ推測になります

香織も葵も超人すぎた
香織は吹奏楽部のマドンナと言われるほどの美人 しかもその時点でトランペットのエース そんな人とあすかが組んだら… 独裁政権決定、他の部員は何も言えなくなる
これは避けたかっただろう

葵はあすかとライバル関係、葵も劣等感を抱くけど あすかも心労この上ないだろう よってこれもない

ということで偉大なる凡人の晴香が選ばれた
しかしこの晴香部長は意外と逸材で、最初は眩しすぎるあすかの遮光材でしかなかったのがどんどん成長していくことになるわけだけど

葵が部を辞めた時に追いかけた晴香のセリフ
「だったら、あすかが部長やればいいでしょ!」
に対して
「だったら」フッ「だったら晴香も断ればよかったんだよ」

この時の笑みは多分完全にミスリードを誘っている
多くの人は「しめしめ思い通り…」という感じに受け取っただろうけど
本当は晴香が部長を(イヤイヤではなく)やりたくてやってる事を確信したうれしさを現しているのだと思う
その後香織が晴香の家にいって同じ質問をしている

こういうとこも不器用さが見えて面白い
実際、あすかが部長をやったら こんなにうまく部はまとまってないだろ
「わたしはあんたには敵わないんだよ」って言いたかったんだと思う

サウンドスケープ

これ変な題名ですよね?音の茎???
まだ花が咲いていない未熟な音っていう意味なのだろうけど…
もしくは、もう摘まれてしまった音??
当然エスケープの意味も込められていると思うけど
いずれにしても意味深すぎる

まあそれはそうとして

才能とか 器量だとか
そんなので決めつけないで
ダサくても(何度でも)
泣きながら(立ち上がる)
それがあたしだから…

サウンドスケープ歌詞

これ、確実にあすか先輩の事ですよね?
そもそもこの曲、誰の立場にたって歌詞を見るかで 意味が全然かわってくるんですよね TRUEさんもとい唐沢美帆さんすごい どんだけ読み込んだんだ?

強者の恐怖

ここからは、作品とはあまり関係ない雑談
強者というのと何でも思い通りになるというのには、大きな差がある
あすかほどの「特別」にされる強者であれば、一言発せば人が吹き飛び 一歩歩けば人が潰れる
だから、細心の注意を払って行動しなければならない
彼女は過去にそれで何度も失敗しているのだろう だからあの性格あの行動をするけど、中身は優しくて寂しい女の子である事は間違いない

だから、真っ直ぐに突っ走っても誰もきずつけない優子を羨ましく思い
人の心に土足で踏み込んでも悪く思われない久美子を驚嘆の目で見ていたのだろう

どっちも自分がやったら全てが粉々になってしまうのを知っているから
ひょうひょうとして おどけて 意味深な事を発言する これしかできなかった

能力を隠して傍観者になるには、18歳はちょっと若すぎたのだろう…

って、この話が理解る人がどれだけいるのかはわからないけど


これであすか先輩のこと、少しでも見直してくれる人がいればいいな

ちなみに、私は特に「あすかファン」ってわけじゃないけど、どことなく性格的に似ているからシンパシーは感じるんですよね

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?