見出し画像

【マンガ】マンガは人生のバイブルだ【遍歴】

現在のみなさま、そして未来のみなさま、いかがお過ごしでしょうか?みなみです。こんなご時世ですが仕事ではいろいろあってベッコリ凹んでしまいましたので、今日はタグを使って楽しい話をしたいと思います。

#私を構成する5つのマンガ

です。一応作品と出会った順に書いてみましたが、記憶が定かではありません・・・。

美少女戦士セーラームーン

幼稚園児の頃から『きんぎょ注意報!』というマンガを読んでいた根っからのマンガオタクな私ですが、きん注!からのなかよし流れで、セーラームーンは初回から連載を本誌(雑誌)で読んでいました。

セーラームーンは私の人格形成に大きく影響しています。絵を描くことが好きになったのもセーラームーンのおかげですし(今でもセーラームーンは何も見なくても忠実に描くことができます)恋愛の初期指南もセーラームーンでした。(実際にまもちゃんは存在しないわけですが)

最初はマーキュリー/水野亜美ちゃんが好きで、小学校でセーラームーンごっこをするときはトイレで変身するのがお決まりだったわけですが、変身後にまずピアスを触ると出てくるスカウターみたいなやつで敵の設定を作るのが私の役割でした。あの頃から情報を分析する係だったんだなぁ。

その後、ウラヌス様/天王はるか様(様づけは譲れない)が出てきた瞬間に完落ちしまして、ネプチューン/海王みちる様とのカップルにどっぷりハマっていました。今から考えると、私が「宝塚」にハマったのはウラヌス様からの流れで間違いありません。ちなみにネルケ版のセーラームーンミュージカルのウラヌス様は、本物の元タカラジェンヌの中でもリアル男子感がピカイチの汐月しゅうさんで、キャストを知った時には文字通り飛び上がって喜びました。実際に舞台も観に行きましたが、イメージ通りすぎて最高でした。(落ち着いて)

セーラームーンのどこが好きかは簡単には語れないのですが、1つ挙げるとすれば「女の子だけで力を合わせて戦う」という新しい感覚が響いたのだと思います。それまでは1人で戦う女の子や男の子に混じって戦う女の子はいても「女の子のグループ」というのはなかったですし、1人ではさほど強くない女の子(特に主人公のうさぎ)が、仲間と自分を信じて実力以上の力を発揮する姿は、どこか励まされるものがありました。「努力・友情・勝利」のジャンプ精神を少女マンガで成立させることの新しさとメッセージ性の強さは、その後の人生で自分が困難にぶつかった時に無意識に一瞬頭をよぎっていたかもしれません。25周年記念のホームページのトップ画を見るだけで、今でも胸熱になります。

るろうに剣心−明治剣客浪漫譚−

読み始めたのは中学1年生だったと思います。友だちに連れられて初めて行ったアニメイトで同人作家さんのペーパーを見たのが出会いです。(出会い方がおかしい・・・)当時すでにセーラームーンの連載が終わっていてマンガに飢えていたので、すぐにハマりました。

私はとにかく主人公の緋村剣心が大好きです。大好きでは語りつくせないので、愛していますレベルです。

強くてやさしくて人の痛みがわかる人。壮絶な過去があるからこそ「人生の学びと諦め」を経験してきた、ただ強くてやさしいだけではない、自分を律することができて、秘めた過去の分 厚みのある人格が大好きです。また別の記事でいつか書こうと思いますが、私は「蝉しぐれ」の牧文四郎も大好きで、剣心と同じ匂いを感じます。こういう人になりたい、と思いますし、こういう人に強く惹かれます。(現実にはなかなかいませんが。)

るろうに剣心を読むと「正義とは何か」ということをとても考えさせられるところも好きです。出てくるメインの敵キャラクターたちは世間的には悪いことをしている人が多いですが「自分の正義」を持って剣心と対峙します。正義のベクトルが違うから戦わざるを得ない、という終わりのない戦いが、戦うことの虚無感や、それでも戦わなくてはいけない悲しさを感じますし、何より主人公である剣心が、過去には人斬りとして暗躍したという「悪」の過去を持っていることが、物語の最大の悲しさであり、そこが魅力なのだと思います。

中学生の頃は なけなしのおこづかいでコミックスを買い揃え、高校時代はバイトで稼いだお金でイラスト集やムックを集めまくりましたが、専門学校時代に生活費が底をつき、泣く泣く全部お金に替え、そのお金で夜ご飯を食べたことをよく覚えています。

それから数年後、社会人になってある程度自由になるお金ができた時、真っ先にしたことは「るろ剣愛蔵版を大人買い」でした。部屋に並べたるろ剣をしばらく眺めてニヤニヤしたのはいい思い出です。

最遊記

峰倉かずや先生の描く世界の全てが好きで、中学〜高校時代に溺れるほど読んでいました。出てくる男性が全員好きです。かっこいい。とにかくものすごくかっこいい。絵のタッチがすごく好みなので、他の作品も当時出ていたものはすべて読みましたし、画集や設定本なんかも片っ端から買い集め、ちょっと前まで玄奘三蔵と猪八戒のテレカも持っていました。

特に三蔵がめちゃくちゃ好きで、部屋にポスターを貼ったり自分で下敷きを作って学校に持って行ったりしていた、純粋に「ただのオタク」でした。そしてはじめて自分が「ドSで高飛車な男が好き」という曲がった好みがあることにも気がつきました。(ちなみにドSな男子が痛い目にあったりのたうち回ったりするのが一番好きです。鬼か。)

もちろんストーリーというか世界観も大好きで、るろうに剣心と同じように「正義とは何か」「正しいとは何か」という一貫した問いが流れていて、それが「ニヒリズム」に通じていくという「正義を問うた先」を見た気がしましたし、今でも私の思考が極めてニヒリズム的なのは最遊記のおかげ(?)だと思います。

ちなみに最遊記は初期のアニメにもハマっていて、第1次アニオタ期はこの辺りでした。猪八戒役の石田彰さんが好きで追いまくりましたし、孫悟空役の保志総一朗さんがやっていたラジオも毎週欠かさず聞いていました。アニメの話もいつか書きたいですね。

ガラスの仮面

HUNTER × HUNTERと並ぶ、現代の未完の大作の1つですよね。

私は、天才が天才たる才能を発揮して周りを驚かせながら成長していく話、が大好きで、”ガラかめ”はその最高峰だと思っています。

天才は自然と楽しんで努力するものなのだ、という感覚をガラかめで知りました。大して世の中の役に立たない私のオタク能力の伸ばし方と似ているので、その「楽しい努力」の気持ちが少しわかります。

そして、マヤが「芝居以外は何もできない芝居の天才」であるのに対し、ライバルの亜弓さんが「美貌もお金も人脈も芝居の才能もあってかつ努力と根性の鬼なのに、それでもマヤに勝てない」ところも、私が現実生活で感じる「こんな風にはなれないなぁ、すごいなぁ」という思いに近いものを感じます。普通なら亜弓さんに感情移入なんて出来るはずもないのに、主人公のマヤではなくて読者が亜弓さんに感情移入して読むって、なんかすごいですよね。

もう1つ、どうでもいいガラかめの好きなところは、時代の流れに合わせてちゃんと設定を変えているところです。1巻でマヤが使っている電話は、黒電話と公衆電話なのに、気づけばマヤが携帯電話で桜小路くんと話している・・・未完の大作ならではの設定です。

ガラかめは愛蔵版で集めているので、新作掲載誌や単行本は会社のガラかめ仲間の先輩が買われたものを貸していただくのですが、単行本になる際に大幅な加筆修正があることが多く、それについて先輩と感想を語り合うのが最高に楽しいです。先輩との考察の結果、話が完結するのは50年後(美内すずえは不死身)説が出ていますが、私が生きている間に続きが読めるのでしょうか・・・

ベルサイユのばら

20歳くらいの頃に宝塚にハマった私ですが、その当時ベルサイユのばら(ベルばら)を読んだことはまだありませんでした。気にはなっていましたがファンになった当時はベルばらの公演もなく読もうと思うこともなく、しばらく時が流れたのですが、「ファン同士の会話で必ず出てくるベルばら用語(宝塚オタクあるある)」がわからず、愛蔵版を買ってこっそり読み始めたのがきっかけです。(るろ剣といい、導入の理由がなんとも・・・)

読んで、とにかくすべてが好きになりました。

オスカル様は私の「自分に正直に生きる」という人生の指針になりましたし、アンドレは私のそばにもいてほしいし、アランみたいな腕は立つし仲間に人気がある部下がいたら最高だし、フェルゼン様に恋するオスカル様の気持ちめっちゃわかるし、マリー=アントワネットの生き様はめちゃめちゃかっこいい、と思いました。

私はミュージカル「エリザベート」もこよなく愛しているのですが(これもいつか書きたいです)、オスカルもエリザベートも、自分で選んだかどうがは別として、当時の女性には必要なかった「自分の頭で考え、自分の足で立ち、自ら行動する」という現代の生き方にも必要とされている姿が本当にかっこよく、共感の嵐、なのです。

書ききれなかったマンガたち

さてここまで、私の痛オタクっぷりをさらけ出しながら5作書き出しましたが、他にも好きなマンガがたくさんあるので、タイトルだけ並べておきたいと思います。

・ONE PIECE(空島に行く手前で船からおっこちました。サンジ大好き。歌舞伎は見ました)
・シャーマンキング(話も好きですが絵も大好きです)
・ヒカルの碁(囲碁の勉強したけど出来るようにならなかった)
・働きマン(大人になって読み返したら松方の気持ちがわかるようになりました)
・NANA-ナナ-(ナナが好きすぎた。ハチは一生好きになれない(笑))
・パラダイスキス(ご近所物語よりパラキスが好きです)
・あさきゆめみし(何で買ったのか覚えてませんが今でも全巻持ってます)
・はいからさんが通る(大正ロマンがすごく好きです)
・風と木の詩(古本屋での出会い。竹宮惠子好きでいっぱい持っています)
・午前3時の危険地帯(割と最近ハマったマンガ。ねむようこ好き)
・きみはペット(働きマンと同じで澄麗の気持ちがわかりすぎる件)
・コレクターズ(GLですが普通のカップルなところが好き)

きっとまだあると思うので、思い出したら書き足します。おうち時間のマンガ読書の参考になれば幸いです。

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。引き続きよい1日をお過ごしください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?