読書の秋!ノベライズ・コミカライズされたボカロ曲特集!

こんにちは。ボカロ曲を教えてくれるbotの中の人、よよよっぴです。

「読書週間」が10/27~11/9までございましたが、皆さん何か本は読まれましたか?

今回のnoteは読書の秋にふさわしく「ノベライズ・コミカライズされた楽曲」を特集します!楽曲はもちろんのこと、書籍にも目を通してみてはいかがでしょうか?


あの夏が飽和する。/カンザキイオリ feat. 鏡音レン・リン (2018)

【人殺しと、ダメ人間の君と僕の旅だ。】

「昨日人を殺したんだ。」という衝撃的な歌い出しで始まる楽曲。ろくでなしの二人がどこかへ旅に出たある夏の記憶を綴ります。逃げ回りながら人生について考える哲学的な歌詞と、ラストの切なさが胸を打ちます。小説版と漫画版、そして後日談にあたる楽曲「死ぬとき死ねばいい」を見れば、「精一杯生きている。」というこの曲のテーマがどういう意味なのか、その言葉の重さを理解できるかもしれません。

by ウィリアムEB.

ナゾカケ / ひなた春花 feat.鏡音リン(2010)

【あなたは本当に "探偵" だった?】

独自の世界観を持ったファンタジー曲を得意とする ひなた春花さん。代表曲とも言える ナゾトキ/ナゾカケ は二曲で一つの物語を構成しています。ふたつの歌詞や伴奏が互いに意味を持ってゆく様はまるで会話のよう。
この曲は初音ミクポケットシリーズの一冊として「ナゾカケ」の題名で児童向けにノベライズされており、この本をきっかけにをボカロを知った人も多いのではないでしょうか。

秋の夜長に静かなミステリーをどうぞ。

清楚な調声により磨きのかかった2018年のリメイクverも必聴です

by セルセル 

悪ノ娘 / mothy_悪ノP feat.鏡音リン (2008)

【さあ! ひざまずきなさい!】

物語音楽「悪ノシリーズ」「七つの大罪シリーズ」の原点であり、上記シリーズの分岐点と言える一曲(時系列的には原点ではありませんが……) その上「鏡音三大悲劇」にも数えられる誰もが認めるであろう名曲です。
中世ヨーロッパを彷彿とさせる幻想的なメロディーラインが今も尚素敵です。悪ノシリーズを語るにはリリアンヌ=ルシフェン=ドートゥリシュによるルシフェニアの興亡を外せません。そしてその全貌を知るには「悪ノ召使」という表裏一体の楽曲も欠かせませんよね。
楽曲だけでも涙が止まらない結末を見届けることになりますが、楽曲の世界観を更に広げ、深みをもたらしてくれたのが書籍版の『悪ノ娘』シリーズです。楽曲では描かれなかった人間関係。何故リリアンヌは傲慢なのか?何故、《リリアンヌ》は処刑の瞬間に何を想ったのか。その全てがこの一冊に詰まっています。
悪ノシリーズだけでなく、七つの大罪シリーズも小説化されていますので、悪魔とその契約者が織り成す悪逆と《サードピリオド》の世界に浸れること間違いなし。また、日本と海外のVOCALOIDをモデルにキャラクターが構築されているため、自分が好きなVOCALOIDから派生したキャラクターを見つけ楽しむことも出来ます!
ボカロ関連メディアミックス初作品となり、先駆けとなった書籍の――更にその原点として、この一曲を聴いてみるのはいかがでしょうか?

byき沙らぎ

桜前線異常ナシ / ワタルP feat.初音ミク (2010)

【高く高く 咲き誇れ】

アップテンポに駆け抜けていく、和風ロックな初音ミクの名曲。
大きな夢物語を、少しずつでも確実に咲かせていこうとする決意を、春の匂いと桜の花弁に乗せた力強い曲です。
ポプラ社のボカロ曲を元にして作られる児童文庫シリーズ・初音ミクポケットの一冊である「桜前線異常ナシ」は、小学校の陸上部に所属する主人公達のすれ違いと絆の物語です。

by藍染 かのこ

あとがき

というわけで、今回は「ノベライズ・コミカライズされたVOCALOID
楽曲」をピックアップさせていただきました!いかがでしたでしょうか?

普段から本を読んでいる皆様も、そうでない皆さまも本を手に取るきっかけとなれば幸いです。

当botのnoteではボーカロイドたちの誕生日noteや今回のような特定のテーマに合ったボカロ曲を集めた記事を公開していますので、是非ご覧ください。ここまでお読みいただきありがとうございました!

文責:よよよっぴ