見出し画像

自己紹介リレー01「初めまして、ボカロ曲を教えてくれるbotです。」by.御丹宮くるみ

「ボカロ曲を教えてくれるbot」をフォローして下さっている皆様へ。
この度当botは人員の入れ替えや調整を経て、新体制となりました。(内部で何かがあったなどではなく、元主催の方の一身上の都合によるものです)

良くも悪くも、これまで通りではない活動になるかもしれません。24名ほど居たメンバーは15名となりました。当botのオススメを信頼して使ってくださった方にとっては、回答者が変わることはVTuberで言うところの、魂が変わったみたいな状態に見えるでしょう。
ですから、ここからもう一度、初めましてをしましょう。

本日から毎日、メンバーより自己紹介と、これまでとこれからの話、ボーカロイドとの関わりなどを含んだnoteが投稿されます。あくまで当botを曲が出てくるブラックボックスだと思っていて、中の人の情報を見たくない方は、ここでブラウザバックしてください。





大丈夫ですか?

初めまして。
「ボカロ曲を教えてくれるbot」主催の、御丹宮くるみと申します。

普段は「バーチャルボカロリスナー」を名乗り、ニコニコ動画やYouTubeでボカロ曲を紹介する動画を投稿したり

UTAUで自音源を作って一緒に歌ったり

最近はNNSVSというAIきりたんみたいなAI合成音声になってみたり

などの活動をしています。
ということで普段から「曲を推す」ことをしているわけで、そういった活動の中で元主催の方からスカウトされ、現在こうしてbot運営に関わらせて頂いております。
ただ、こうして……主催、という肩書きを頂くにあたって、凄く思ったことがあって。「ボカロ曲を教えてくれるbot」の行っているオススメ活動と、普段のオススメ活動とには明確に差があるんです。
その差や、ちょっとした私のbotへの想いみたいなものを交えながら、「ボカロ曲を教えてくれるbotの存在意義」の話をしようかな、と思います。

質問をする、ということ。

さっき「差がある」と書きましたが、一番違うのがこの点です。普段のオススメ……動画や個人でのツイートは、ある種一方的なものです。
対して、質問に対してオススメを返す場合はそうではありません。

「ボカロ曲を教えてくれるbot」を知って、フォローして、質問してみよう!ってなってくださる方ってきっとみんな、ボカロ曲に対してなにかしらこだわりがあって。何でもいいわけじゃないと思うんです。
(なんでもいいのならニコニコ動画のタグ検索なりKiiteなりを使えばいいのだし。)
質問をする動機がきっとある。それは例えばより多くの曲を聴きたい!だったり。長いことボカロ曲を新規に聴いてなくて探し方を忘れてるからだったり。もしかしたら、このbot胡散くせえから難しい質問して試してやろう、だったりするかもしれません。

ただ類似曲を答えるだけなら、Kiiteの似た曲機能やvocavecの検索で事が足ります。なんならそっちの方が精度が高いかも。
(上記2つはめちゃくちゃ便利なのでぜひ使ってみてください。)
便利なツールがたくさんある中で。それでも人力の、手間のかかるbot運営をするのは。このbotが一定の支持を受けているのはなぜか。

思うに。
「人間のあたたかみ」だと思うんですよね。

新興宗教か老害か自然派かみたいな表現をしてしまいましたが。

ボーカロイドってあまりにも多くの曲があって、あまりにも多種多様なジャンルがあって、そんな海を漂っていると、なんだか……この曲を・ジャンルを好きなのは自分だけなんじゃないだろうか。……みたいな、そういった孤独感が出てくること、あると思うんです。
実際はヤバい曲数を聴いてるヤバいオタクが世の中にはそれなりに居て、自分しか知らない曲なんて無いわけですが、でもそういう人たちは絶対に多数派ではなくて、表に出てこない。
自分の目に、耳に入るのは、歌い手だけ聴いてボカロ好き名乗ってる奴とか、2013年までしかボーカロイドを知らなくて「ボカロって早口で何言ってるか分かんないやつしかない」みたいなことを言う奴とか、あと単純に好みが合わない奴とかばっかりだったり……しません?

そんなときに、自分の好みのジャンルの曲を訊いて、ちゃんと自分の好みにあった曲が返ってくるbotがあること。そして、その中にその曲を選んだ人間が居る!という感覚があることって、救いになると思うんです。

そういう意味で、「人間のあたたかみ」……なのかなあ、と思っています。

ただ、これって反面怖さもあって。
人間対人間だからこそ、意に沿わない回答に対して失望してしまうこともあると思うんです。
だから、質問者の心のシャッターが降りないように、質問の意図やその人がふだんどれくらい曲を聴いているかを考慮できるように。Google検索のようにはいかないぶん、Google検索に出来ないことをしないといけないし、自分が好きな曲を出せばいいってものでも当然無い。
むずかしいなあ、と、関わらせていただいてから日々思っています。

曲を初めて聴くことは、一生に一度しかできない。

だから、曲をオススメすることには責任が生じるし、他人に曲をオススメするのはすごく怖いなあ……と感じています。
私達は質問者の「ハジメテノオト」を握っているんです。

好みの曲を出せるかどうか以外にも……例えば、元彼が好きだった曲を嫌いになってしまったり、ムカつく先輩の好きなアーティストを嫌いになってしまったりすることって、皆さんきっとあると思うんです。
ものに対する感情には、それに出会ったときのシチュエーションや、誰に教えてもらったか、そういうものがつき纏うものだと思っています。
「ボカロ曲を教えてくれるbot」のことを嫌われてしまったら、オススメした曲まで嫌いになってしまう可能性がじゅうぶんあるんですよね。

だから、こうして自己紹介リレーをすることでメンバーの人格を表に出すことにも、ちょっと抵抗があって。
それでも、無機質なbotでなく、人を出す方向こそがこのbotの存在意義なんじゃないかと……今のところは思っています。

15人のメンバーみんなで、出来る限り調べて出したものでなくて自分のプレイリストから出せる曲で。
人間の集団にしか出来ない「オススメ」が出来るように、今後も頑張っていきます。

もしあなたがこのbotに対して、こういう質問に弱いなあ……とか、これ、私ならもっと上手く答えられるな……とか思ったら、私にDMで連絡してください。みんなで最強の集団知になりましょう!

だから、
今後も暖かく見守っていて下さると嬉しいです。

初めまして。
これから宜しくお願いします。

+++—————————————————————+++

contribute by 御丹宮くるみ
presented by ボカロ曲を教えてくれるbot