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VNのお給料~社会保険について②~

今回は前回からの続きで「社会保険」の第2弾です。
前回のも非常に大事な内容になっていますので、まだ見ていない方は是非確認をしておいてください。
(前回の記事:VNのお給料~社会保険について①~

それでは今回は「介護」と「年金」の社会保険についてざっくりとまとめていきます!!


3.介護の保険

日本は今少子高齢化が進み、寿命が延びてきていることもあり「介護」というのは非常に重要な問題です。
そしてこの介護はすでに国の問題となってきているため、国民みんなで支えていこうという考えのもとこのような社会保険があるのです。
それが”介護保険制度”です(=゚ω゚)ノ

しかし、若い方はこのような社会保険があることすら知らない方が多いのではないでしょうか?
それもそのはずです。
実はこの介護保険は40歳になってから保険料を支払うことになっているのです!

医療保険と一緒に支払うことになっているので、前回お話した「国民健康保険」に加入している方なら自分で、病院で「健康保険」に加入されている方は給料から控除されることになります。

今はまだ実感の無い話かもしれませんが、40歳になったころ突然社会保険料が増えていたとしても「一体何が起こったんだ!?」なんて焦らないようにしておきましょう!笑


4.年金の保険

知ってはいるけどよくわからない社会保険の第1位と言っても過言ではない年金についてです。
すこし前にも麻生さん(金融担当相)の発言が話題になったいましたね!

年金って若い方のイメージだと
「たくさん払う割に自分には返ってこない無駄な制度」
なんて思っている方も少なからずいるのではないでしょうか?

でも年金は国が支えている制度ですので無駄になるということはきっとありません。
構造と仕組みをざっくりと理解してちゃんとして年金の知識を身に着けておきましょう!


4-1.年金の種類
年金って実は細かく見ていくとたくさん種類があります(; ・`д・´)
そのため今回はざっくりとVNさんをはじめ、動物病院で働く方や動物業界で働く方々に重要そうなところだけをご紹介します!

詳しく知りたい方はまたいつかnoteの記事にしますのでお楽しみにしていてください!

①公的年金
これは国が支えている年金です。
きっとみなさんが想像している年金はこの公的年金のことだと思います。
この公的年金の中に「国民年金」や「厚生年金」「共済年金」という3種類があり、VNさんに関係してくるのは「国民年金」と「厚生年金」の2種類です。

②私的年金
これは聞き覚えの無い方も多いかもしれませんが、国の制度ではなく自分で準備する年金のことです!
保険会社の扱っている個人年金保険や確定拠出年金、国民年金基金などの種類があります。
ざっくりと言えばこの私的年金は公的年金の上乗せ(+α)と言った感じです!


4-2.公的年金について
公的年金は日本に住んでいる20歳以上60歳未満の人が必ず加入するものです。
国民年金は第1~3号までの3種類に分かれており、保険料(支払う金額)の納め方が変わってきます。
厚生年金は、病院(会社)が適用事業所となっていれば国民年金(基礎年金)のプラスαとして厚生年金にも加入します。

この厚生年金に加入する人が国民年金の第2号被保険者です。
第1号被保険者は自営業や厚生年金に加入していない事業所に勤めている方が含まれます。
そして、第3号被保険者は第2号被保険者(厚生年金に加入している人)の配偶者(例:専業主婦)のことです。

そろそろややこしくなってきましたね(; ・`д・´)笑
ざっくりいうと、VNさんであれば…

①国民年金に加入している第1号被保険者
②国民年金(基礎年金)+厚生年金に加入している第2号被保険者
③パートでVNをしている第3号被保険者

のどれかに当てはまります!!

※ご結婚をされていて尚且つVNの正社員として働かれている場合は、年間の収入によっては第3号被保険者の要件を満たさない場合があります。
このような条件があるため「扶養の範囲内で働く」なんてことがおこるのです。

公的年金の制度はよく「2階建て」と表現されることがあります。
ベースとなる国民年金(基礎年金)を1階とみなし、そこにプラスαとなる厚生年金が2階部分となるのです。

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https://www.nenkin.go.jp/service/seidozenpan/shurui-seido/20140710.html
参照:日本年金機構のHPより


4-3.私的年金について
私的年金は年金制度でいうところの3階部分になります。
種類としては国民年金基金や厚生年金基金、個人型確定拠出年金(iDeCo)、企業型確定拠出年金、保険会社で取り扱っている個人年金保険などたくさんの種類があります。

私的年金は公的年金とは違い条件を満たせば誰でも自由に加入することができます!
特に保険制度でいう1階部分のみの国民年金にしか加入されていない方は、老後のことを考えて私的年金で2階部分を作っておくことができます!
さらに最近では第3号被保険者の方も私的年金で2階部分を作ることができるようになりましたので是非検討してみるのはいかがでしょうか?


まとめ

今回は社会保険のまとめ第2弾でしたが老後に向けた補償についてでしたね。
ざっくりと解説しましたがやはりとっつきにくい内容ではありますね( ;∀;)

介護保険はまだ若い方はピンとこないかもしれませんがこんなものがあるんだと知っているだけでも違うはずです!

さらに年金は知っていないと将来辛い思いをするかもしれません...
今や人生100年時代と言われています。
100歳まで生きていることができたら今の貯金だけで生きていけるのでしょうか?
そんなことを考えていかなくてはいけなくなってきました。

しかもそれは学校で教えてくれるわけではありません💦
一緒に少しずつお金の教養をつけていきましょう!!


それでは!


See you next time!!٩( ''ω'' )و

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