満月・近地点通過

16日昼の満月に約36時間遅れて昨夜近地点通過。
実は現在、「ブイネット教育相談事務所」が入っているビルが、老朽化のための建て直しのために、不動産業者に立ち退き=移転を迫られている。
どこかに引っ越しをしなければならないので、過日そのための「会議」が開かれたが、結果的に分かったことは「ブイネット」という場の保存への前提的同意が強くあるということである。
我々は、立場は異なるけれども、各々において、この国の教育がより理想的に近い状態になるようにと願う「教師」の集団である。
そして私は、この「理想」を貫くことに、ある意味で、「人生」」を賭けている存在である。
日本中の子どものアタマを良くしたい。
各々の子どもが各々なりに賢く生きていけるようにしたい。
そのために、現行教育を「意味」のある教育に「変換」」したい。
ここで実践されている教育が、近未来社会を見据えたものであることを明示したい。
カタカムナ音読法―古典文の音読により現代語の能力を飛躍的に向上させ、読書や作文ができるようになることに繋がる。
抽象構成作文法―これを知れば、誰でも作文が書けるようになる。文章が書けるようになる。
サイコロ暗算術―これを行えば、中学高校を経て数Ⅲにつながる数学的なアタマの使い方の元が習得できる。
日本語の了解能力と運用能力を高め、どんどん本を読んで自分の考えを文章化する子どもを作る。
数学を自分で考える学問としてテキストを自分で読み進み、今最も必要とされる解析学、行列式・線形代数、統計処理まで数学をやり続ける者を育てる。
そして、英語の高度な文章が読めて、日常会話も作文もできるようにする。
どんどんIT、グローバル化して行く来たるべき未来社会において、この文化風土に育った者がそれを利用して世界に貢献する。
過去の「蓄積」が充分にあると思われる「文化」を発信できるようにする。
それにはその「文化」を用いて新しいものを生み出して行く力が要る。
そういうことになるまいか。
そのためには、子どもを「賢く」するしかない。
子どもに細かく言うことを聞かせて「囚人」扱いするヘンタイ的教育を根底から意識変換させて覆させなければならない。
子どもたちが勝手に思いつくことを実践することを容認する教育。
子どもたちが学びたいことを自分で選んでそれによって能力が向上して行くようにする教育。
教育は子どもたちを賢く成長させるためにある。
そのためには「大人」は既成の価値観を客観化してそこから脱却する必要がある。
そうしなければ、「大人」自身が旧弊化して衰えて行くことになる。
明日から久しぶりで旅に出る。
各地で音読会を行うが、久しぶりで旧知に逢えるのが楽しみだ。
21日のリベラルアーツ(上級)は休講する。

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