奥多摩古民家合宿前夜

2日の近地満月近づく中、奥多摩では30日より合宿ということで、私も「前夜祭」として今夜から古民家に泊まり込むことになった。
今年の合宿は7泊8日ということで、去年より短くなっている。
本当は14日間が理想だが、それだとスタッフ疲労が限界を超える。
人はすぐに新しい環境には適応しない。
落ち着くのに2〜3日かかるのが通例である。
ともあれ、スタッフとセッションし、また自分でも考えて、どのような学習を連続的にすることによって、どのような能力の向上を目指すかを決定する。
午前4時半起床で、軽食瞑想後、5時よりお昼まで、途中休憩タイムはあっても、一心に集中する。
昼食後は川遊び。これは別に命令しているわけではないが、いつも全員行く。自然のエネルギーを吸収する。
15時におやつ後、ヒグラシの声に包まれる中、17時過ぎまで学習。
17時からは言わずと知れし焚き火!これまた自然のエネルギーを吸収。
夕食後は、シャワーの順番待ち太鼓セッション。楽器を使って心情エネルギーを発散する。
20時半就寝。
私はこれを、WAVEを観察しながら10日以上連続でやると効果が大きいと思う。
3日目ごろから感触を掴んで、するべきことが見えてくる。そのするべきことに集中する。
毎日同じように連続すると、自己の「内部変化」が見えてくる。
するとさらにそれが連続・拡大するように集中する。
こうして約7日間が経過するが、その先にその「折り返し」でさらにそれまでをベースに1週間自己向上学習を続けると、もう「一枚上」に上がることができ、体得したことを忘却し辛くなる。またその「ワザ」を体得することができる。
だが、こうして生徒たちに向上学習を教えながら、三食の世話をして、絶えず飲み物とおにぎりを用意し、驚くべき量の洗濯物を干し、買い物など他の雑事もこなし、怪我がないように川でしっかり見張る。よく考えると気違い沙汰である。1週間が限度ということになった。
しかし、これは子どもたちに本当に健康的なアタマの発達を教えることができる数少ない機会だ。
多人数で協力的にやるしかない。私も事務所で授業があるので出たり入ったりして参加する所存。
奥多摩の朝と夜は涼しい。
それをヒグラシが告げる。
それが救いだ。

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