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ベトナム株に投資すべきなのか?

皆さんはベトナムの株についてどのくらいお詳しいだろうか?今回はベトナム株式市場の概要とその魅力について分析したいと思う。

証券取引所

2000年にホーチミン証券取引所が、2005年にハノイ証券取引所が開設された。いずれも政府の管理下で運営されている。両市場に合計750社程が上場しており、時価総額合計は約16兆円である。

尚、ハノイ証券取引所の株式の時価総額はホーチミン証券取引所の 1 割程度にすぎない。

株価

2015 年 に上場株式への外国人出資規制が撤廃されたことを背景に、2016 年以降、株価は上昇を続けている。

インデックス

代表的なインデックスといえばVN INDEX(ベトナム株価指数) である。ホーチミン証券取引所に上場の全銘柄から構成される時価総額加重平均指数をいう。2000年7月28日を基準日とし、その日の時価総額を100として算出される。また、ハノイ証券所に上場する銘柄で構成されるハノイ証券取引所株価指数もある。2020年8月7日の終値は841である。

魅力

株価が上昇基調にあるということは、国有企業の株式売却による民営化を加速するための大きなインセンティブになると考えられ、今後の上場企業増加による証券市場規模拡大が期待できそうである。

またPwCのレポートによると2050年までの間でGDP成長率が世界一になると予測されており、成長性はピカイチだ。

リスク

ただし、ベトナム企業が情報開示義務を順守していないなどコンプライアンス意識が低いことに対する投資家の不信感も根強く、法律の運用・執行の厳格化などを通じて、コンプライアンス問題を改善しなければ、株式市場の健全な発展は見込めないとの指摘もある。

買い方

現時点では、日本の主要ネット証券でベトナム投資ができるのはSBI証券だけだ。だが、手数料が鬼高い点は要注意である。

取引手数料は約定代金の2%(税込2.2%)で、最低手数料は1,200,000ベトナムドン(税込1,320,000ベトナムドン)で、日本円にしてなんと約6,000円だ。少額投資なら手数料負けするので、あまりお勧めしない。


今回は以上だが、今後具体的な個別銘柄やその特徴について分析をしていきたい。


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