日帰りで富山に行った話
ついにnoteを書くくらいしかやることがなくなったカトユーだ。ゲームに飽きるとか相当だぞ……
今回は解説記事(こたつ記事)ではなく、旅行記である。
目的
就職活動の一環といったところ。当本人は完徹明けに申し込んだため、何も覚えていない模様。気づいたらスケジュールが増えてた()
「どうせ富山に行くのなら富山ひだに完乗してやろう」というのがもう一つの目的だった。
富山には昼過ぎに着いていれば良かったので、手段は豊富であった。夜行バスに高速バス、特急に新幹線他。元々は予定を勘違いしていたので、前泊しようとしていた。が、昼過ぎ到着可になったので、都合の良い富山ひだが選ばれたのである。実はまともに特急ひだに乗ったことがなかったのだ。
※特急ひだは大阪・名古屋と高山・富山を結ぶ列車で、2022年夏から新型のHC85系が登場した。
往路
ところで私は今、大学生である。そして、名古屋、富山間は片道100Km以上ある……(256.1Km)。つまり学割(2割引)が使えるわけだ。しかし、ずぼらな自分は学割証を発行していなかったので正規運賃になった。みんなは長期休み前に学割証を発行しておこうね。
で、これが産まれたってわけ
見りゃ分かるんすけど、区間が違うね。
そうなんですよ。乗り換え検索マスターのカトユーさんは天才的な気づきがあったのだ。「在来線より新幹線使った方が安い!w」と。
今回のように豊橋から富山までひだを使っていく場合、名古屋まで在来線で行くと合計で8,470円になるのに対し、名古屋まで東海道新幹線で行った場合はなんと8,250円。在来線で行くより、新幹線で行く方が220円安くなるのだ。
こうなる理由は特急券(左側)に書いてある「乗継」のおかげ。
乗継割引という制度があって、新幹線と在来線の特急列車等を乗り継いだ場合、在来線の特急料金等が半額になるのだ。
今回は東海道新幹線から特急ひだに乗り継いだので、特急ひだの特急券が半額になる。本来の自由席特急料金は2,420円なのだが、これが半額になり1,210円になる。一方、東海道新幹線には特定特急料金という通常より安い設定がある。これで豊橋、名古屋間の追加料金は990円になる。
要は新幹線に乗って追加料金が発生しても、在来線の特急料金が半額になるので合計すると差額分安くなるというからくりである。
豊橋の恵まれた立地を生かした優位性である(ふるさと自慢)。
※JRの乗継割引は3月15廃止
ちなみにだが、豊橋、名古屋間の新幹線追加料金の最安値は400円である。在来線にたった400円足すだけで東海道新幹線に乗れるのだ。バグっててる。
という訳で初っ端から新幹線に乗るというプチ贅沢からスタート……と思いきや、通勤ラッシュにぶち当たるというね。
ウッキウキで改札を抜けて改札を出た先にあったのは自由席に群がるスーツ姿の群れ()
豊橋駅を7:49に発車するひかり631号新大阪行きなのだが、これが想像以上に混んでいた。
さっき新幹線停車駅マウントをしていたが、実は隣の浜松駅とひかりを奪い合う仲なのだ。そして、最近は劣勢である。
そんなわけで基本的にひかりは2時間に1本しか停車しない。そして、自由席はこだまより少ない。さらに通勤時間帯。……混雑確定である。
自分は大学通学に時折新幹線を使うが昼間帯が主である。通勤時間帯に乗るのは修学旅行以来だったかもしれない。
到着時は空席が目立っていたが、発車時には空席がかなり減っていた。
幸い進行方向左側の窓側に座れたが、次は早く来ようと決心した。
なお反対側に見える名鉄線のホームは、運転見合わせの影響のあって比較にならないほど混雑していた。
一駅移動した名古屋からは特急ひだで一本である。自由席だが、しなのやしらさぎほど混雑するわけでもない。
特急ひだ3号は富山行きだが、HC85系2編成が連結されており、1編成は高山止まりとなる。この日は8両編成で、高山止まりがD2編成、富山行きはD204編成であった。なお自由席は各編成1両のみである。
車両は新型のHC85系である。先代と異なり前面展望がなくなり、先頭民族をがっかりさせた車両だ() 先進的な技術を随所に盛り込んだ車両だが、解説は省略する。
個人的には好きでも嫌いでもない車両。
また、久しぶりの特急列車だが、実はイマイチ気乗りしなかった。というのも、特別車に乗りすぎたせいで有料列車に対する羨望が薄れたのだ。コンセントがないことあ不満だが、20年前の名鉄2200系で十分な自分としては、HC85系に目新しいものを感じなかった。
あとは、高山本線は美濃太田以北に行ったことがなかったので楽しみではあった。
特急ひだの感想としては「次はなくても良いかな」である。特急南紀・くろしおに乗った時もそうであったが、3時間以上の連続乗車はたとえ特急であったとしても人権法違反である。2時間が経つ頃には尻の感覚がなくなり、10分立っても改善しない。その後スパンは短くなり、最後は15分に1回は立つようになっていた。車窓どころの話ではない。
早い話、特急での移動に向かない人間なのである。高速バスのように車外に出てリフレッシュもできない特急列車は監獄のようなものである。
富山駅に着くころには出所を待つ既決囚になっていた。
富山駅に着いた自分はとにかく身体を動かしていた。硬くなっているとかではないが、気持ち悪さがあった。
富山駅に着いたあとは駅近で用事を済ませるだけだった。
復路
用事を済ませたあと、自分は曇りの富山で2時間過ごすだけだった。
まあ、富山市には詳しくないので駅前をうろつこうと思って、なぜかマックに入った(終わりやん)。
最近、マックで食べるとお腹を下していたのだが、この日は無事だった。日頃の祈りが届いたのだろう。
マックもそうだが、富山駅及びその周辺はマジで学生が多い。名古屋より若者の街感があった。名古屋は学生も居るけど、疲れ切った社畜も多いからね……
あとは富山駅で青春18きっぷを購入してタイムアップ。
何しに来たんだろう……
帰りは高速バス。鉄道の半額で行けるのが最大のメリットだ。
普通の4列シートだが、これでいいんだよ感がすごい。実家に帰ってきた感ある()
最近は、車>鉄道になってるのでバス旅はマジ最高。
途中でSA寄れるのもうれしいね。
やっぱりバスでもストレッチが必要になるけれど、車外で伸び&深呼吸できるのがどれほど素晴らしいことか……
東海北陸道はトンネルばかりで味気ない面もあるが、慣れればどこを走行中か車外を見なくても当てられて楽しかったりする。バスのドライバーの運転テクニックがすごい。
あっという間に名古屋に到着。数分遅れで済んだのが良かった。意外と夜行バスや高速バスの定時運行率高い気がする。
名古屋から豊橋は名鉄で移動。乗るのはやっぱり名鉄。
雨+夜間というバッドコンディションにも関わらず展望席を取るなど。夜のパノスパなら一般車でも良かったかな……
豊橋駅からは雨の中徒歩で帰宅。行動時間18時間の長旅だった。
おわりに
以上が日帰りで富山に行った話である。やはり観光目的なら泊まりで行った方が良いなという感想。ということで来月も富山に行ってきます()
次回はダイヤ改正の話?
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