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ずっとログインだけして放置してたアークナイツを再開したらめちゃめちゃハマった話

新年明けましておめでとうございます。
いや本当にもうまんまタイトルの通りなんですが、最近アークナイツを再開しました。

より正確に書くと、3年と半年くらい前に序盤も序盤で放置したままログインだけしていたアカウント(スカルシュレッダーすら倒してない)(Dr.Lv18!!!!!)を本格的に触り始めました。
忘れている事が9割9分なのでもう実質初見ですね。

理由は至極単純で、元々気になってはいたものの、当時の自分のソシャゲ・キャパシティでは手が回らず放置していたのですが、メインと言っても差し支えないくらいにはプレイしていたとあるソーシャルゲームが、遠くない未来にサービス終了する事が発表されたのを受けて…というのが一つ目の理由です。

もう一つの理由は、フォロワーの1人が僕の好きそうなアークナイツの美少女ファンアート画像を、DMで定期的に爆撃投下してきていたからです…。

性癖にストライクな子が分かるや否や、公式漫画や動画も合わせて畳み掛けてくる策士。
これがベテランドクターの戦術ってワケ?

そんな訳でまんまと再開させられてしまったアークナイツですが、あまりに面白過ぎてこのクソ忙しい年末年始の時期にほぼ常時寝不足になるくらいハマってしまったので、ゲームのざっくりした紹介と、個人的に感じた点をいつも通りつらつらと書いていこうと思います。

ダメみたいですね(諦め)

※なにぶん実質始めて1ヶ月くらいの初心者なので、細かい間違いや勘違いがあるかもしれません。
許して…..

①アークナイツのストーリーや世界観周りの話

アークナイツの舞台は「テラ」と呼ばれる惑星。
テラでは「天災」と呼ばれる超常的な自然災害が多発し、各国は都市そのものを移動させ、天災の範囲外へ逃れる事で対処しています。

天災の跡には「源石(オリジニウム)」と呼ばれる多大なエネルギーを含んだ鉱石が多数見られ、この世界の文明の発展に大きく貢献しています。

が、源石は接触した人々に「鉱石病(オリパシー)」と呼ばれる病を引き起こすという一面も持っていました。

鉱石病にかかった者は超常の力「アーツ」を使用可能になる事と引き換えに、身体の内外で徐々に源石が増幅していき、最終的には死に至る…という、テラにおいては不治の病とされています。

テラでは各地でこの鉱石病の感染者への差別が横行しており、感染者と非感染者の軋轢は日々深くなっています。

感染者の待遇改善・人権回復を武力で訴える「レユニオン」と呼ばれる集団の活動が非常に活発になっており、プレイヤーも彼らとは度々交戦することになる

そんな感染者達を等しく救うべく立ち上がったのが、プレイヤーであり指揮官でもある「ドクター」と、CEOである感染者の少女「アーミヤ」が率いる製薬会社「ロドス」という訳です。

レユニオンとの武力衝突でオペレーターとして自ら先陣に立つ、今作のナビゲーターでありヒロインでもある感染者の少女「アーミヤ」。かわいい
かわいいね
とてもかわいい(重要)

ロドスは戦闘・偵察・運送・医療といったそれぞれの技術のスペシャリストである「オペレーター」を多数擁しており、感染者の保護やレユニオンの暴虐を阻止するため、日々世界中で戦いや救助活動を繰り広げている…という訳なんですね。
ここがゲームのタワーディフェンス部分ってワケ

僕はメインストーリー自体はまだ序盤まで、放映されたアニメで換算すると1期分しか読み終えていませんが、全体的な雰囲気は暗く陰鬱です。
感染者を等しく救いたいと願うアーミヤが、掲げた自身の理想と、迫害され、大切な人を亡くし、暴力に訴えざるを得ない様々な感染者の人々…という現実の狭間で苦悩する様が描かれています。

上記で"暗く陰鬱"と書きましたが、勿論単にそれで終わる訳ではありません。

レユニオンに付け狙われ、龍門のスラム街で身を潜めていたところでアーミヤと出会う

例えば序盤でアーミヤが出会い、心を通わせる感染者の少女「ミーシャ」。
彼女はレユニオンに拉致された先での"とある人物"との出会いにより、自身にとって重大な決断をする事になります。
それを知ったアーミヤが苦しみながらも彼女に向き合っていくのは、アニメ一期でも描かれた序盤最大の山場と言えるでしょう。

自他共に厳しく、凛とした姿勢を崩さないチェンは、一見すると近寄り難い人物

アーミヤと共に戦う移動都市「龍門」のエージェントである「チェン」は、当初は外部の勢力であるロドスに厳しく毅然とした態度を取りながらも、戦いの中で最終的にはアーミヤの考えを尊重し、2人はかけがえのない戦友となっていきます。

ひっきりなしに天災が発生し、不治の病とそれが発端となる差別が横行する(ちょっと乱暴な言い方ですが)所謂"終わってる世界"で、懸命に生きるキャラクター達はとても魅力的です。

ここまで読んできて、「なんか専門用語多くて難しそうだし、読むのダルいな〜」と思った方も居るかと思います。

僕も始めた頃はそうだったんですが、少ししてから開催されたストーリーイベント「空想の花庭」を読んで、その偏見はあっさり打ち砕かれました。

「空想の花庭」ではロドスではなく、宗教国家「ラテラーノ」に属するエージェント達を主役とした物語が描かれる

「空想の花庭」ではラテラーノに所属する3人のエージェントが、荒野を彷徨う移動都市(と呼ぶにはミニマムですが)「アンブロシウス修道院」で細々と暮らす同族の人々を自国ラテラーノに迎え入れること、また先立って修道院へ赴いた同僚の安否の確認を使命として話が進んでいきます。

法に則り、何事もストレートかつ機械的に解決する執行人であり、このイベントの主人公でもある「フェデリコ」
因みにロドスでは「イグゼキュター」のコードネームを名乗っている。顔がいい
ストレート過ぎるフェデリコの言動にいつも振り回されている青年「リケーレ」
社交性があり、人当たりも良い彼は何かと貧乏くじを引く事が多い
因みにロドスでは「インサイダー」のコードネームを名乗っている。顔がいい
気さくでありながら、何か腹に一物ある言動を見せる女性「スプリア」
チャームポイントの手袋はマゾいじめに凄く役立ちそう

修道院へと赴いたフェデリコ達は、そこで「サンクタ」と「サルカズ」が手を取り合って共に暮らすという、驚くべき光景を目にします。

サンクタはフェデリコ達のように、頭上に輪、背中に羽を持った信心深い天使のような種族。

サルカズは頭部に2本の角を生やし、各地で傭兵に就く事が多い流れ者の種族。

本来サンクタとサルカズの間には非常に大きな確執があり、上述のように共に生活している光景は誰が見ても"異常事態"という訳です。

サンクタの少女「フォルトナ」と、サルカズの青年「ライムント」
決して交わる筈のない2つの種族が手を取り合い共生するその光景は、フェデリコ達を大いに驚かせた

ここでフェデリコ達の任務に最初の問題が発生します。
修道院の人々をラテラーノに迎え入れる…ただし、当然ながらその"人々"の中にサルカズは含まれない。

荒野を彷徨う修道院の中で、共に手を取り合いひっそりと暮らしてきた住民達の間で、当然反発と不和、疑念が巻き起こり始めます。

サルカズというだけで友人達は受け入れられないのか?

サルカズ達さえ居なければ自分達サンクタは楽園であるラテラーノに受け入れられるのか?
 
やはりサンクタ達は自分達サルカズを忌み嫌っているのではないか?

一度生まれた歪みは決して戻る事なく、とある事件をきっかけに徐々に広がっていきます。
そんな中でも2つの種族が手を取り合って生きていくために協力しようとする者、その裏で暗躍する者、様々な人物達の思惑を孕みながら、修道院はゆっくりと"終わり"に向け進んでいきます。
そしてその中で、冷徹な執行人であるフェデリコの感情にも、徐々に変化が現れていきます。

で、こんなアークナイツの世界観、種族間の設定にガッツリ根付いた濃ゆい物語を、僕は開始2週間目でいきなり読まされた訳なんですが……..

びっくりするくらい自然に、楽しみながら読み終わってしまいました。

「ラテラーノにサルカズの存在出来る場所など存在しません」
現在の状況と、そこから導き出される結論を端的に言い切るフェデリコ

そんなフェデリコをフォローしようと、同じ考えではありながら現地の住民に寄り添う姿勢を見せつつ、そうなる理由を(知らないプレイヤーにも向けて)噛み砕いて話してくれるリケーレ

そんな2人を他所に単独で動きつつ、裏側に隠された事情をプレイヤーに提示してくれるスプリア

本当に衝撃的だったし、かつ面白いイベントでした

つまりこのアークナイツというゲーム、話の内容が面白いのは勿論なんですが、話し方もめちゃめちゃ上手いんですよね。

かなり長くなってしまったんですが、まあそういう事です。
アークナイツのストーリーは面白いし、始めたばかりでイベストを読んでも大丈夫!!!!多分ね

②タワーディフェンス部分がめちゃめちゃ面白い話

タワーディフェンス画面(これはオート周回中)
赤いマスから湧いてくる敵が、自軍の青いマス目の防衛ラインを目がけて進軍してくるので、それを一定数阻止するというオーソドックスなタイプ

僕はタワーディフェンス初心者なんですが、アークナイツのルールはシンプルなのもあってすぐにのめり込む事が出来ました。
一時停止・スローモーション等、落ち着いてゆっくり考えられる機能があるのも嬉しいところ。
一度完全クリアしたステージは次回から自動指揮で周回してくれます。

時間経過で回復するコストを消費してオペレーターを配置し、敵を倒していく。
基本的なルールはこれだけです。

これだけなんですが、様々なステージ構成と特殊なギミック、そして多種多様な能力のオペレーター達の存在もあって、非常に奥深いゲームになっています。

解答は↓一つではなく、あえて敵を通過させ、弱ったところにトドメを刺すという戦法も勿論有効
プレイヤーの数だけ戦術が存在する

例えば上の画像は、H型のステージ中央の「敵味方にスリップダメージ・防御力減少と引き換えに高火力を付与する」特殊なマスに「倒されても自分の身代わりを作り出し、戦闘を継続してくれる」能力を持つ「カゼマル」を配置して、高火力の攻撃で敵を一方的に殲滅する戦法。

こういったステージとオペレーターの噛み合いが無数に存在し、手持ちで創意工夫してクリア出来た時の爽快感、達成感は格別です。
時にはそれまで完全にノーマークだったオペレーターが獅子奮迅の働きをしてくれてびっくりすることも。

「そうは言うけどソシャゲなんだし、星6(最高レア)のオペレーター引ければ無双なんでしょ?w」

みたいな疑問はどのソシャゲにも付き纏いますし、実際こうやってゲームをベタ褒めしている記事にこそ投げ付けたくなるのは僕も分かります。
ソシャゲのオタクだからね。

結論としては良い意味で半分当たりで、半分外れです。次の項目で解説していきます。

③完全な互換が(多分)存在しない、育成欲を刺激しまくってくるオペレーター達

みんなの頼れる先鋒オペレーターであるヴィグナ
ママでもある。僕のママだぞ!!!!(豹変)

オペレーターの性能を個性付けるのは大きく分けて4つ
・レアリティ(星1〜6)
・配置コスト
・職業
・職分
となります。上2つ、下2つは密接な関係にあるので、纏めて解説していきます。

まずはレアリティと配置コスト。
レアリティが高いほどレベル上限が高く、強力なユニットが多いです。
ただし同じ職業の低レアオペレーターと比べると、明らかに配置コストが相応に高くなっています。
また、レベル上限が高いという事は育成に必要なリソースも多く、特にそれらが潤沢ではないこのゲームでは、高レアオペレーターの育成が完全に終わるまではかなりの時間がかかります。

次に職業と職分。
上のヴィグナを例に挙げると、左下の爪痕のようなマークが職業「先鋒」で、比較的軽いコストで文字通り戦いの先鋒を務めるオペレーターです。
その先鋒の中でも、「敵を倒す度にコストを+1」「撤退時に配置で消費したコストが全回復」可能な職分が右下の槍のようなマーク「突撃兵」という訳ですね。

さて、話を戻します。
確かに充分に育った高レアのオペレーターを配置出来れば無双の働きをしてくれるんですが、その高レア一体を充分に育成するリソースで複数体の低レアオペレーターを完全体まで育成が可能ですし、(個人的体感ですが)ゲーム側もそれを見越した難易度設定にしています。

これは始めて2週間で放り込まれた、空想の花庭の獲得素材激ウマ周回推奨ステージ「HE-6」を、星4以下の低レアのみ、フレンドサポート無しで攻略した動画です。
(特に縛りを意識した訳ではなく、上記の理由もあって自然とこういう編成になりました)

特に昇進(所謂一般ソシャゲでいうキャラクターの"進化")2までガッツリ育成したヴィグナが、北東の防衛ラインを最後まで1人で抑えてくれたし、また終盤で出現する敵エリート「堕天使フォルトナ」の攻撃を、完全に育成し切った星3の盾役「カーディ」が完全に抑え切ってくれています。

また、このステージでは「コストを減少させてくる敵」「コストを消費して定期的に発動しなければならないギミック」が登場するため、低レア(≒低コスト)キャラはそれだけでアドバンテージ。

一応この頃には僕も一体だけ「マドロック」という盾役の超強力な星6オペレーターを昇進2まで育成していたんですが、「他者からの回復を受け付けない自己回復型」という性能が苛烈な多段攻撃をしてくる敵との相性が悪く、かつコストがカーディの倍以上も高い、という理由から最終的に攻略の編成から外れています。

ステータス全般が明らかに高いマドロック
だが実際に今回活躍したのは低コストで配置可能かつ、他者からの回復スキルを受けられるカーディ

勿論マドロックは最強格のオペレーターです。
適切なステージで適切に配置出来れば、他者からの回復は受け付けないものの、定期的に自身にバリアを張ってくれるので、それこそ1人で複数の敵をまとめて殲滅出来ます。
しかもバリアが割れると自分のHPを割合回復します。無敵????
ヒーヒー言いながら苦労して育成した高レアオペレーターが暴れ回るのを眺めながらゲラゲラ笑うのも、間違いなくこのゲームの醍醐味のひとつだと思います。

こちらはHE-6の序〜中盤、南西の防衛ラインを守ってくれた「ジュナー」
マドロックやカーディと同じ重装オペレーターでありながら防御より攻撃力が高く、かつスキル発動中は物理ではなく術攻撃を繰り出してくれる「術技衛士」という職分
物理防御の高い敵も難なく処理出来る頼れるお姉さん

長くなりましたが、アークナイツではレアリティの高低すら明確なオペレーターの個性であり、それぞれに幅広く活躍の場が与えられています。
 
また同じ職業、同じ職分でもオペレーター固有の能力によって全く違う運用になったりするので、オペレーターの能力を眺めているだけで「この子育成してえ〜〜〜!!!!」という育成欲がモリモリ湧いてきます。
それを完全に叶えられるかと言えば怪しいですが

それらを踏まえ、限られたリソースで取捨選択し、育成した自分だけの編成で試行錯誤してステージを攻略出来ると……気持ちがいい!!!!!!!
という事なんですね。(多分ね)

ソシャゲといえばリセマラ!!最速攻略法!!今から追い付く!!みたいな空気感が殆どかつそれが普通だと思うんですが、アークナイツはなんか良い意味でコンシューマゲームみたいなノリだよな…とは思ってます。

④その他の好きなところ諸々

上でユニット性能についてはさんざん書きましたが、キャラクター自体も皆魅力的です。

僕が始めるキッカケとなった「シー」という偏屈な女
長命種で人嫌いの画家(CVゆかな)とかいうオタク三重特攻には流石に抗えなかった
性能面でも紹介したジュナーさん
現場からの叩き上げで、書類仕事はてんでダメな明るくサッパリしたお姉さんすき…
これはフォロワーから教えて貰って気付いたんですが、アークナイツの所謂"スキン"は、ゲーム内に実在する企業のファッションブランドからリリースされている…という設定らしいです。何それ細か…….

BGMもめちゃんこ良いです。
特に初めて遊んだイベントである空想の花庭で流れるBGMはもうカッコ良過ぎて最高でした。

壮大でありながらノリノリで、かつイベントストーリー全体に漂う不穏な雰囲気も含んでいて本当に良かった。
毎回こんな神BGMばかりなんですか???

後は実家が太いという点ですね。
アークナイツの日本運営はご存知Yostar。
大人気ソーシャルゲームなので、当然ゲーム外展開もモリモリ増えていきます。

公式漫画も"多数"連載しています。どれもクオリティが高すぎる。

一度貼りましたが、コレ複数のキャラがめちゃんこ出来のいい3Dモデルになっており、生放送や動画でグリグリ動いてくれます

こーーーれヤバくないですか?ヤバすぎる。
普通にデカいコンシューマゲームのムービーかと思ったらソシャゲのイベントPVらしい。嘘でしょ…

⑤ちょっと不満な点

どハマりしてるが、それはそれとして当然不満が無い訳でもなく

曜日クエストがあったりとか
毎日龍門幣(ゲーム内の資金)クエスト周回させて♡
基地の管理はまあまあ面倒くさい
好きな人は好きらしい

いざ書いてみたけど、ドハマりしてるゲームの不満点とかそんなに出てくる訳もなかった。

⑥まとめ

めちゃめちゃ面白いぜ!!!!!!というのは上で書き切ったつもりなので、興味があったらインストールしてみてください。
端末スペックはかなり低めでも動きます(サブ端末のiPhone7でも快適に動く)

大人気ソーシャルゲームなのでエッチなファンアートも沢山流れてきます。
最高!!!!!!!!!!!

もしこういうフォロワーが居たら大事にしてください。多分そうそう居ない

終わり


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