清春 debut 30th anniversary year TOUR 天使ノ詩『NEVER END EXTRA』SADS 1999-2003 06月29日(土) 東京・Zepp Haneda

清春 debut 30th anniversary year TOUR 天使ノ詩『NEVER END EXTRA』SADS 1999-2003 06月29日(土) 東京・Zepp Haneda

SAD BLOOD ROCK'N ROLL
BABYLON

SADS 清春さん 坂下丈朋さん 小林勝さん 照井仁さん。

※一応ネタバレ注意。放映もあるのでね。

敬愛する名古屋系名古屋バンドの系譜とフォロワーを生んだ始祖でもある清春さん。

何ならDeshabillzのShunさんもお世話になってた(なってる?)みたいで自分にとっても恐ろしい程のレジェンドなので折を見て様子を窺いに行きたいおひとりですね。

輝かしい経歴の中でも大きなバンドのひとつSADS。

黒夢もSADSも前回の復活時からしか見てないので初期のSADSに興味があり参戦しました。

もちろん総員昔のままでは無い訳でして。

当時の雑誌のインタビューとかでは本気で取り組んでいるからかなんだかゴタゴタしてるなあ…と言う印象が強かったのですが。

SADSを特に望んでいるオーディエンスもいるでしょうしそりゃあ盛り上がるだろうと。

初っ端から何曲か飛ばしてぶちかました時点でこりゃすげえとなったのですがそこから長々と謎のMCと休憩?(笑)。

センチメンタルな気持ちもあるのだと説明してくれましたがw(後で謝ってくれましたし)

清春さんの中で現在のソロの音楽性とか最新型との剥離に葛藤とかあるのかなとか

終わり良ければ全て良しなスロースターターの(昔から?)復活後の黒夢SADSの構成を存じ上げているのでここは我慢のしどころお茶所かなと待つ事しばし。

なんだかのらりくらりと躱されているいるような中でたまに演奏歌唱と捉えどころの無い時間が続く(笑)。

ストロベリーあんま聴いて無かったけどLIVEかっけーなとか

忘却の空合唱じゃなくて個人的には清春さんの声で聴きたかったけどやっとLIVEで聴けたとか

アルバム曲とかも初期に結構色々LIVEでの醍醐味みたいなのを感じられていたので良い経験になりました。

SADS聴き直そうと思いましたし。

それでもやっぱりエンジン掛かればクライマックスは大盛り上がりなんですけどね。

セットリストだとしっかりした曲数やってるんですけど前半は正直あれ?な感じで少し冷静に楽しめた自分がいました。

まあそれも清春さんの手の平の上思う壺計画通りなのだと思いますが。

アンコールで憂鬱という名の夢も今の清春さんのソロに通じるものがあると感じたので合っているように思えましたし。

歌詞が結構赤裸々な感じがして当時の苦悩とかが伝わって来て心中お察ししますになってみたり。

インタビューでコンセプトを逸脱する可能性も示唆されていましたが今回しっかりコンセプト内の時期の楽曲を展開してSADS三日とも被り無しのセトリと言う事でした。

ほんのちょっとNIGHTMAREを歌ってくれたのも嬉しかったです。

公開セトリだといっしょくたにされてるけど実際は複数回のアンコールで大爆発。

清春さんのMCは本当の清春さんの言葉だと思いましたし生涯忘れる事は無いでしょう。

もちろん自分の価値観や信念に於いて清春さんの見解と違う所もありますけれども。

内容の違いとかそう言う事じゃないんです。

誰かに乗っかって思考停止して全肯定する方がそれこそ死ぬ程かっこ悪いと思いますし。
(同じ意見なら良いけど)

己を貫く事の格好良さを改めて再確認させて頂いた。

別に清春さんと違っていて当たり前。

それぞれ生き抜いていればいいじゃないか。

俺達は音楽で繋がってる。

待望のTOKYO、SANDYも聴けてその良さを再確認出来ましたしSANDYは盛り上がりが足りない超えろ超えろとやり直して煽る徹底ぶり。

清春さんのスイッチが入れば当然伝説を超える伝説を生み出す確かな実力と爆発力がそこにあります。

ラストのCRACKER'S BABYは完全に天空をぶち抜いた。

NEiNの世界最高峰レベルの大爆発がZeppスケールで炸裂。

魂を全て燃やし尽くすかのような熱狂と燃焼を目の当たりに狂喜乱舞しました。

清春さんの今のソロとは違う音楽性かもしれないけれど。

清春さんは本気で向き合って全力で真摯に正直に音楽を叩き付けたのだと思います。

清春さんへの感謝を思い切り全身全霊で叫びました。

前回復活のSADSよりも遥かに物凄いものを鼓膜に心に刻んでくれました。

仕事などの関係上これを書いている夜の二日目は行けないんですけどきっと世界最高のバンドのひとつであるSADSの堂々たる凱旋が解き放たれる事でしょう。

清春さんもまた、未だ憧れの伝説を更新し続けてくれています。

清春さんの言葉を胸に生きて、また会いに行きます。

長年ずっとありがとうございます!

また一生の宝物が増えました。

HAPPYよろしく幸せを噛み締めています。