2024.4/24(水琴窟)横浜シャノアール『澤口碧と魚住英里奈』
2024.4/24(水琴窟)横浜シャノアール『澤口碧と魚住英里奈』
魚住さんとこ行く時雨多いなあ水の縁(笑)。
と言う訳で勝手知ったる横浜シャノアールに行ってまいりました。
・澤口碧
夜の森に迷い込んだと思ったらエレクトリカルパレードが通り過ぎてまた夜の森を彷徨う。
印象としてはそんな感じ(笑)。
インプロビゼーション全開の…なんだろう…ご本人は元々フルート奏者で5,6年ほど前からループステーションを使ってやっていたのがあれよあれよと言う間にサンプラーとかエフェクトも駆使して歌やらボイパやら色々込み込みで同期流しながら演奏するスタイルになった模様。
思い付きでやってるそうなので面白いけど合わない人には合わないのかな。
本人がノっていて体力が続くなら24時間でも出来そうだなあとか思ったりして聴いてました。
それゆえに取り留めが無いと言えば無いかな。
足首に鈴を着けてみたりメインもフルートなのに音遣いが尺八や和笛のように聴こえたりと色々興味深かったです。
ありがとうございます。
・魚住英里奈
今回の魚住さんはのっけからなんだかギターの音が浮遊感ある幻想的で夢見心地な音遣い。
最高ではあるのですが何か違和感があって前半どこか迷いを感じているように聴こえました。
それでも後半になるにつれて非現実感は残したままで今までを凌ぐ迫力とクオリティが襲って来る。
終盤やっぱりしゃべりたくなったとMCしてくれたのは、直前ぐらいまでレコーディングをしていたのだと。
どうもLIVEメインの魚住さんはとにかくレコーディングがお嫌いのようで(笑)。
緊張するとかギターと歌を別に出来ないから一発録りを何度も弾いて歌わなきゃいけないとか色々あるみたいです。
自分は形に残るレコーディングは瞬間を切り取り完璧とは行かなくてもありがたい作業でとにかく嬉しいんですけどね。
最高最強の弾き語りを終えた女神さまにLIVEを録音しては?隠し録りしてもらうとか と提案しましたら自分の意図するものとは違うとこだわりがあるようで難色を示していましたが…どうなんでしょうね(笑)。
こちらとしてはそんな魚住さんとも微笑ましく歓談してご挨拶して渡し忘れたお金を置いて(笑)帰りました。
美しくも狂おしい音楽は健在どころか日々進化深化している。
またすぐにワンマンがやって来ますしご本人が難色を示している(笑)音源も数か月後かには完成しそうなので楽しみにしております。
魚住さんは色々苦しんだり悩んだりしておられるようですがファンとしてはある種の微笑ましさを感じながら帰路に就きました。
いつもありがとうございます!