Virtual DJでの配信VJと声netお気持ち表明

 はじめまして、群馬県の山奥に住んでる声優ファンのクロドといいます。俗にいうオタクというやつです。

 普段は週末に大音量で音楽(主にアニソン)が聴ける場所(クラブ)でお酒飲んで楽しんでいます。時には会場にあるプロジェクターを使ってイベント空間を演出するVJをしたり、音楽をノンストップで流すDJをさせてもらっているんですが、このご時世3密を避けなきゃいけないので、クラブでも遊べないんですよね。

 そんな中、昨年インターネットで声優楽曲オンリーのイベントを企画したCanaryさん(DJ_Canary)がインタネット配信サイトtwitchを使った声優楽曲DJによるリレー配信 声net を企画して、その二回目に僕も参加させてもらいました。

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 そんな訳で配信をやる機会を与えてもらったんですが、ちょうど声掛けていただい日に開催していた Music Unity 2020の二回目(https://www.twitch.tv/videos/595353479)があって、この中のDJBatsuさんとVJosirasekitaさんのプレイにものすごく刺激を受けてVJとしても何かやりたいという衝動に駆られて配信ソフト(OBS)を色々調べて一応形にしたの

動画のようなスタイルです。

音声はありません。プレイ動画はtwitchに保存されているのでこちらをどうぞ

配信DVJについて

普段のVJはvirtual DJ(https://www.virtualdj.com/)とresolume(https://resolume.com/) を使っています。最初はresolume のNDI出力を使ってOBSに入力しようと考えました。やりかたについてはszkさんのサイトが分かりやすいのでそちら参照。

resolumeは外部カメラの入力もできるから、これが一番よかったんですけど、大きな落とし穴が・・・家のノートPCでresolume起動したままOBS立ち上げて配信すると、配信画面が固まる(原因はCPU使用率)


 ということでで、resolumeでのVJは諦め、じゃあvirtual DJならいけるかでも、DJをしながら可能か??? で色々模索した結果 samplerを使ったVJならできることがわかりました。

 Virtual DJでVJしてる人の最大の悩みはレイヤーが二枚しか重ねられないや透過素材が重ねられない などあると思うんですけど、実はこれらsamplerでどうにかなるんです

samplerに汎用素材使(音のないもの)を入れておけばこれでDJで音ながしながら映像させるんです。でもこのままだと下の映像が消えてしまうのでここでsampler edditorの透過を使います。(詳しくはこの動画2:30頃)

しかもこのsanpler アサインしているキーのコマンド入力で 

①samplerのON OFFがきりかえられる。

スクリーンショット (27)

②ボタン押している間だけsamplerがONになる。

スクリーンショット (26)

が切り替えられる優れものなんです。


注)Virtual DJを起動した直後はsamplerは起動しません。何かDeck1かDeck2に動画もしくは画像を放り込むことでsamplerが起動します。)

 詳しくは広島のらぴさんが超絶丁寧にVirtual DJを使ったVJの使い方を記述しているのでそちらを参照してください。(マジで色んな事ができますこのソフト。)

 これでDJをしながらVJをする条件が整いました。ちなみに僕はこれらのsamplerはKORG製のnano PAD2をアサインしています。(別にナノコんなくてもキーボードでもできます。)

 次にOBSの設定です。今回の配信の構成です。下からカメラ映像二面(①②)、VirtualDJのVJ映像(③)、電光掲示板(④)、イベントロゴ(⑤
)、twitchコメント(⑥)、イベントタイムテーブル(⑦)です。

スクリーンショット (23)

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①②③は同サイズ

 カメラは今のスマホと去年までつかってたもう一台のスマホをそれぞれDroidカメラとiVcam(両方無料アプリ 課金すると画質をあげられたり、ホワイトバランスがいじれるらしい)を使って無線LANでつなげて使用。

これで1カメ、2カメのOBSに反映されました。しかもこのOBSすごいことに、ホットキーなるものがあるんです。ホットキーつまりキーボードのあるキーを押すことで色々コマンド命令できるんですが、これでレイヤーのON/OFFを設定して、1カメ、2カメの切り替えをキーボードでします。(これmidコンにアサインできるようにしてくれたらめっちゃ便利やのに)

スクリーンショット (36)

こんな感じ。

ただし、注意が必要で他のソフトで使うキーをアサインすると、誤作動起きるのであまり使わないキーを使うのがオススメです。

それで問題のVJの映像ですが、先ずVirtualDJの映像出力をwindowモードにします。

スクリーンショット (29)


 そして、ウィンドウキャプチャからVirtual DJのVideoを選択。これでVirtualの映像がOBSに反映されるわけです。注)上述の映像出力をwindowモードにしないとvideo選択はできません。

スクリーンショット (34)


 でもこのままだと下のレイヤー(スマホの画像)をVirtualの映像が隠してしまいます。そこでフィルタのクロマキーを使います。

 透過したいレイヤーを選択(今回はVJ)して、右クリックするとバーが表示されるのでフィルタを選択します。

スクリーンショット (24)

 フィルタ画面の左下に+があるので、クロマキーを選択すると透過させたい色を選択できます。この類似性や滑らかさなどをいじってうまく調節します。

スライド1

これで下のレイヤーの透過が完了です。

 余談ですがこれがイベント中になぜかウィンドウ選択が切り替わったパターンw

声net

 次の選曲が見えてしまって「予約やん」とコメントされる始末ですね。。


 後はtwitch のコメントについてはこちらのブログを参考にしていただくと分かりやすいです

 という訳で、VirtualDJのサンプラーを使った配信VJの方法でした。クラブって音のつながりが作り出す雰囲気作りはもちろんなんですが、映像が作り出す空間演出があると相乗効果になると思うんですよね。なので、クラブ環境の再現をやれるだけやってみようとおもったアプローチでした。(肝心のDJで音声出力失敗してモニタリングの音を混ぜてしまったことはものすごく後悔ですが・・・)


DJの皆さんもVirtual DJ使ってる方なら簡単にできますのでいかがでしょうか?(くれぐれもネット配信にだす映像には版権問題とかご注意を)

 今回はVirtualDJでしたけど流行りのレコボリリックを使ったVJについては東北のINOMUSICAさんが記述していますので、そちらを参考にしてみてください。

 先月から始まった大配信ブーム、まだまだ色んな手法があると思うし性能いいPC持ってる人は他のソフト使った方が更に色んなことできていいと思うので、これは一方法ということで紹介します。

 (とまぁ、色々書きましたがこの話いただくまではOBSなんて触ったこともなかったし、twitchのことも既に配信イベントやってた若い子たちに話聞きながらようやくここまで来ただけなんですけどね・・・)

 ここからは、今回DVJをさせていただいた声netについて書いていきます。

声net 第二回目

第二回声netは、インターネットという得意性を使って、静岡、新潟、埼玉、大阪、東京、そして群馬から僕が出ることになりました。(残念ながら富山のDJさんは諸事情により出演できず。)

 僕は普段はVJとして活動してるんですが、声優さんが好きで半年に1度声優楽曲イベントノーボイスノ―ライフを群馬で開いています。


そういう経歴もあって声優オンリーならやってみようと思ってオファーを受けたんですけど(この時は面子知らない)いざ蓋を開けたら名だたるDJ陣ばかりで「これ?やれんのか??」ってなってましたねw

 何にしてもこれだけの各県の面子をものもの1週間で集めちゃうCanaryさんの行動力には脱帽(しかもまだ20過ぎたばかりの若さ)です。 

 そんな訳で各地の凄腕DJに挟まれてやらせていただいたんですが、配信慣れしてなくて、音声出力の設定誤ってしまいました。(敗因は出番前に一回PC再起動かけて最終確認怠ったことですね ・・・リベンジしたい)

 迎えた本番は人生初の配信DVJはなんと同時視聴110人!?嘘でしょこの中でプレイするの??って 緊張した中でDJさせてもらいました。

セトリはこんな感じです。懐かしい声優さんから最新譜まで色々織り交ぜた感じでやらせてもらいました

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中でも15曲目 真夜中にやってる美味しいごはん屋さん/山村響さん

 外が暗い時間をいただけたので真っ先に選曲に入れました(この1曲のためだけにスロウテンポの流れ組んでたので前の番手の方にかけられないかひやひやでしたが)このCDは山村響さんオールプロデュースでBooth での販売なんですけどまだの人はぜひおすすめです。

 元々山村響さん青き鋼のアルペジオで歌がいいのは知ってたんですけど、DTMまで挑戦されてるのはしりませんでした。しかもこの3曲目の真夜中にやってる美味しいごはん屋さんは包丁とまな板の音をそのまま曲に取り入れるといったユニークさもあって山村さんの今後の音楽活動に期待です。

配信DVJをしてみて

(ちなみに今回ベランダをブースにしたのは、立ってDJするちょうどいい台がなくて部屋からべランドに顔出すのがちょうどい高さだったからです。うちは畑に囲まれてるので騒音も気にしなくていいし、昼間は太陽の日が夜は夜風を感じられてとてもいい感じでした。) 

 自分の番手終わった後は友達が組んでくれたビデオ通話聴きながら後ろの方のプレイ見てたんですけど、やっぱプレイ後即感想言ってもらえるのはうれしいですね。

 そんな感じで1番手Canarayさんからはじまってラストのかしまさんまで凄腕DJさんたちに挟まれてなんとかやりきったけど、それなりに自分を出せて楽しかったです。twitterもtwitchもコメントありがとうございました。(富山のDJさんが参加できなかったのは残念でした。富山にも声優オンリー VOICE FRIENDSがあるからいつか遊びに行きたいと思います)

 twitchコメントは少しは見れてたけど、twitterでも見てくれてたひともいたみたいで、やっぱり現場と違って後からこの人いたならこっちかければよかったってのがいっぱいあって配信DJって難しいですね。

 VJについてはVJというよりは背景に映像つけてみたっていう感じですが、本格的な配信VJにもこ今後挑戦していきたいとこです。

 何にしても、この自粛期間中に人と会えない中、インターネットを通じて、大勢の人とと一体感になれる空間を作り出してそれに誘ってくれた主催のCanary さんにはほんとに感謝です。

 そんなイベント主催のCanaryさんは大型連休最終日に声優楽曲DJたちの座談会ラジオ声豚ラジオにゲスト出演するようです。

 声優さんの色んな話からイベントのアレコレ色々聴けそうですし、ぜひチェックしてみてください。

 以上長文お付き合いいただきありがとうございます。



 












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