盗撮の話
丁度一年前くらいの出来事。
当時住んでた家からの最寄り駅を利用するのに、そこに向かった。
自分がエスカレータを使おうかなと思い、そっち側に行くと、前には女子高生が。。
個人的に、JKなどスカート短い系の方の後ろにならないように階段を使うことにしてはいる。
そんなことを考えているうちに、自分と女子高生の間に、男性が一人割り込んだ。まぁそんなこともあるよなぁと。
図
エスカレータ
女子高生
男性
私
各々の間は各5メートルくらい。女子高生が前にいる時はとなるべく階段を使う自分も、男性が自分と女子高生の間に入り込んだ時点で「あれ、もしかしたら」みたいな予感がなんとなくあって、エスカレータを使うことに。
そしてエスカレータに乗り始める我々3人。
乗る前から「もしかしたら」という気持ちがある自分はちらちらと前方上方を確認する。(盗撮を発見するための行為のはずが、他から見たらこれが怪しいのではと思ってる)
そうしたら、前方の男性が盗撮をしているではないか。。確証はないので、おそらく。
エスカレータを乗り終えたあとで、迷ったが一応JKには声をかけた。以下、会話の中身。
私「すみません、さっきなんですけど、多分盗撮されてました。」
JK「私がですか?」
私「はい、そうです」
JK「全然気づきませんでした。でも見せパン履いてるんで大丈夫です!」
私「あっ、そうですか。笑 一応お伝えしました。(JK強い、日本の未来は明るいわ)。では!」
というのが一部始終です。
エスカレータを降りた時点で、二人のどちらに声をかけるか、もしくはどちらにも声をかけないかは悩みました。
しかし、男性に声をかけたとして、駅の駅員さんの所に連れて行くにも、「盗撮してませんでしたか?」と聞いても、「やってません」と言われればこちらから返す言葉はないです。
なので、消去法・逃げの選択肢として、JKさんに声をかけました。
JKさんに声をかけたのが良かったことなのかというのは分かりません。むしろJKさんは盗撮をされたことは把握していなかったので、私だけが「盗撮をしたかもしれない」というゆるふわな事実を彼女に伝えたに過ぎません。
彼女は「本当に盗撮があったのか」、もしくは「お前(筆者)が盗撮したんじゃないの」とも思うかもしれないなぁと振り返っては思います。
ただ、そのJKさんは「見せパン履いてるんで!」と比較的けらけらと言えるような方でもあったので、心理的なダメージは少ないのかなとも思いますが、盗撮をされたという事実に傷ついてしまう子も少なくはないはずです。
もしあのJKさんが「盗撮をされた」という事実に傷つく方だったら、それを伝えた自分は悪者になる可能性もあります。
自分が男性だから言えることだと、思っていること。
やはり女性の方が性的対象に見られるのが多いということ。それはおそらく、女性にとっては嫌ということ。
自分がした「被害者である女子高生だけに、事実を伝えた」というのもひどく中途半端な正義感だよなぁ。実際には、事実として盗撮があったかも分からず、彼女もされたか分かっていないのだから。
それでも伝えられずにはいられなかった自分は良かったのか悪かったのか。
もし自分がこれから捕まったとしたら、このノートはメディアにあげられちゃうのかな、なんて。
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