見出し画像

キャラクターから絵本のアイデアを考えよう!

こんにちは!VIVITA BOOKS編集部のささがわです。

2019年11月より、第2回目となるVIVITA BOOKSの活動がはじまりました!今回も子どもが作家役、大学生インターンが編集者役となり、ペアとなった2人が協力して一冊の本をつくっていきます。

第2回目のVIVITA BOOKSの活動に参加してくれたVIVITAメンバーは10名。メンバーもそろったところで、さっそく絵本をつくっていきたいところですが・・・

でも、そもそも絵本っていったいどんなふうにつくられていくのだろう?

絵本作家と編集者の役割って、どんなちがいがあるのかな?

そんなことをみんなで楽しく学ぶために、VIVITA BOOKSの活動のキックオフとして、絵本のアイデアを見つけたり、膨らませたりする「キャラクターから絵本のアイデアを考える」ワークショップが11月4日に開催されました。


ワークショップ当日は、絵本作家の中垣ゆたかさんの絵本の原画と絵本がたくさん並び、いつものVIVISTOPとは全然違う雰囲気に!

画像1

2回目のVIVITA BOOKSの活動に協力してくれるゲストの方々は、「さがしてみつけてなんじゃこりゃ!まつり」(ひさかたチャイルド)や「ぎょうれつ」(偕成社)などの絵本を手がける絵本作家の中垣ゆたかさんと、児童書編集者の西山雅子さん、沖本敦子さん。VIVITA BOOKSでは、絵本づくりのプロの方達といっしょに絵本づくりを学んでいきます。

画像2

まずはみんなでVIVITA BOOKS 2018がどんな風に活動をしていたのか、振り返ってみました。はじめて参加するメンバーのなかには、去年の発表会を見て参加を決めようと思った子もいます。

画像3

みんなでVIVITA BOOKSの活動を知ったあとは、中垣ゆたかさんによる「なんじゃこりゃ!をみつけてみようワークショップ」!中垣ゆたかさんと西山雅子さんがつくった「なんじゃこりゃ!まつり」の絵本のなかから、中垣さんが描くキャラクターをみんなで見つけました。

画像4

画像5

この「なんじゃこりゃ!まつり」の絵本には、「ハッピ」と呼ばれるおさるのキャラクターが登場します。でも実はこのハッピ、はじめのアイデアではねずみの姿だったんだそう!どうしてねずみからおさるの姿になったのでしょうか?

中垣さんといっしょに絵本をつくった西山さんから、「なんじゃこりゃ!まつり」ができあがるまでの制作秘話を教えてもらいました。絵本作家と編集者は一緒に作品をつくっていくために、お互いにワクワクする気持ちを持つことがとっても大切。ワクワクのモチベーションを保っていくために、疑問に思ったことはとことん話し合ったり、意見を出し合ったりもするそうです。

画像6


次は、中垣さんのキャラクターづくりのお話。中垣さんは絵本を作る前に、キャラクターの設定をたくさん考えてからアイデアを膨らませていくのだそうです。「ひらいてびっくり!のりもののりもの」(偕成社)のキャラクターの設定画をよーく見てみると、「そんけいする人」とか、「行きたい外国」など、ちょっとおもしろい設定も書いてあります。

直接お話には出てこないものもあるけど、この設定があると、キャラクターたちがどんな世界に住んでいるかとか、きっとこんな行動はしないだろうな、とか、これからのお話を考えて行くときの大事なヒントになるのだそう。

お話を聞いた後は、さっそくメンバーも自分だけのキャラクターを考えていきました。

画像9


言葉から考えるメンバーもいれば、事前に考えていたことを話しながら教えてくれるメンバーもいて、アイデアの出し方もみんなそれぞれちがいます。

画像10

画像11


キャラクターをそれぞれ考えた後は、みんなに自分の考えたキャラクターを紹介!

画像12


最後に、沖本さんから色々な作家さんのアイデアノートを見せてもらいました。アイデアの残し方は人それぞれで、スケッチで残していく人もいれば、思いついたことをさらさらっと言葉で書き残していく作家さんもいます。

画像8


みんなもこれからの生活で、おもしろいアイデアや気になったことを見つけたら、どんどんノートやメモに残しておくといいよと教えてもらいました。

この日みんなが考えたキャラクターのアイデアは、これから絵本をつくるための種のようなもの。これから決まる大学生編集者といっしょに、この種をどんどん成長させていきましょう。いったいどんな絵本ができあがるのか、いまからワクワクしますね!

画像7


次回は、子ども作家と大学生編集者のペア決めの様子をお伝えします!どうぞおたのしみに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?