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【地球食研究所】活動レポート『天然と栽培キクラゲ食べ比べ!』

今回の地球食は『天然キクラゲ』。加えて、クレソンやノビル、イナダ(ブリ幼魚)、また、やなじゅんやVIVINAUTが用意してくれた料理や調味料も加わり、見事なフルコースとなりました。

当日の様子を以下にレポートしていきます。

キクラゲとは?

キクラゲは世界の熱帯~温帯と幅広く生息し、主に広葉樹の枯れ木の倒木や、切り株に発生する木材腐朽菌の仲間です。

山の中だけでなく、城跡や公園、街路樹の切り株などわりとそこら中で見つけることができる地球食です。

スーパーなどで販売されている、乾燥キクラゲのほとんどは中国からの輸入品で国産のものはほんの僅かなため、貴重な食材とも言えます。

ただし、少し似ているクロハナビラタケという毒茸があるので注意しましょう。

クロハナビラタケは、カサの部分が黒くキクラゲの仲間に比べるとやや小型で全体的に黒色の強いキノコと言えるので比較的見分けやすい種類と言えます。

クロハナビラタケは、食べると食中毒で下痢などを起こしてしまうのでくれぐれも気をつけて採集しましょう。

調理スタート!

まず、ホタテとアスパラをバターと塩で炒めてからキクラゲ投入。いつも家庭で作る定番メニューのため、手際良くはやい!

サクサク炒め終わって、あっという間にバター濃厚の海鮮キクラゲ炒め完成!香りがたまらない!

お次は、クレソン、ノビルの豚肉巻き。

焼く前から美味しそうな出来映え!

こちらはやなじゅん作の鶏肉のクロモジ塩麹漬け。塩麹でお肉がしっとりした仕上がりに。クロモジの香りもしっかり感じられて素晴らしいアイデア料理!

さらには、キクラゲスイーツまで。斬新過ぎ!

砂糖と水とキクラゲだけで甘露煮風に仕上がった。ここにカボスを足らすと意外に美味しいという声もあって面白かった!

合間にクチナシで着色実験

VIVINAUTが公園で採集してくれたクチナシの実で着色実験開始。

クチナシはお菓子や沢庵の着色料としてよく使われているけど、本物を見たことがなかったのでみんな興味津々。

乾燥させたクチナシの殻を剥くと赤い実が表れ、それを水につけると、透明の水が黄色に変色!

クチナシは漢方としての効能もあり、ドリンクや料理、お菓子で幅広く利用できる地球食として今後も期待できそうだ。

いよいよ実食!

まずは、天然と栽培のキクラゲを混ぜて食べ比べから。

見た目ではなかなか見分けることが難しいのでとりあえず食べてみるとことに…

食感が全然違う!!

栽培キクラゲがクニュと柔らかな食感に対して、天然はしっかりコリコリ感を感じられる食べ応え。温室育ちと生命力の違いを舌で実感。

こちらは持ち込んでくれたクロモジ入りのお餅。綺麗な緑が入っていて、素朴な味がとても美味しかった!

こちらも用意してくれたみそ汁。自家製米みその旨みが口の中で広がり感動レベルのお味!

さらにこちらは、クロモジ入り乳酸キャベツの漬物(ザウアークラフト)も塩豚とともに頂きました。

スープやホットドッグなど色々と活用できそう!

クロモジをこんなに活用してくれて嬉しいです。

今回、午前と午後の部の両方のVIVINAUTがクロモジの苗木を買って庭に植えたと聞いてとてもクロモジ愛が伝わりました。

春のフレッシュなクロモジは一段と美味しいので第二段クロモジ企画も面白そうですね!

食後には、やなじゅんの渾身作どんぐりコーヒー。渋み抜くのに何日もかけてくれてありがとう!

湯気で前が見えなくなりました 笑

今回、初めてのフリースタイルでしたが、持ち込みレベルが半端なかったです…。本当に美味しかったです。ありがとうございました。

ぜひ、プレッシャーになることなく今後も気軽に持ち込んでもらえると嬉しいです!

かぼすポン酢とソーダストリームの話も面白かった。ドリンク企画も楽しそうですね!


終わりに

今回の地球食はいかがでしたか?

キクラゲは保存食に向いてるので地球食の採集が少なくなる冬に重宝しそうですね。今のうちにたくさん採集しておいて冬に使いましょう!

さて、次回の地球食はマツバガイです。マツバガイとクチナシの着色作用を使ってパエリアを作る予定です。竹の食器作りイベントも合わせて実施するかもしれませんのでお楽しみに!

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#地球食プロジェクト

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